さて体調も天候も回復したのでケンプファーの制作を再開しましょう。
今回はグロス仕上げを一歩進めて「メタリック仕上げ」を試みてみようと思います。
メタリック仕上げには2通りあって、1つはメタリックの塗料を塗装する方法、もう1つはシルバーをベースにクリアカラーを乗せる方法です。
わかりやすい例をあげれば、金色にしたい場合に「ゴールド」を塗るのか、「シルバー」を塗った上に「透明な黄色」を重ねて金色に見せるのかということです。
簡単なのは前者の方法ですが深いメタリック感が出せるのは後者の方法なので、ここは敢えて難度の高い後者の方法に挑戦しようと思います。
ベース色となるシルバーはほんの細かなキズも目立たせてしまう色なので、塗装前の表面処理は前回のハーレー以上の精度が求められます。
その精度を得るためパーツをとにかく入念に磨かねばなりません。
単にグロス仕上げであれば前回の作業で充分なのですが、メタリック仕上げとしたことでさらに磨くことになったわけです。
ところが・・いくつかのパーツを磨くうちにある異変が起きてしまいました!
パーツが破損するのです。
まず頭部のブレードアンテナ。これは細いパーツなので磨くときに無理な力が加わったものだと思いました。
しかし脚の装甲パーツを磨いていた時そうではないことが分かったのです。
これは面積の広いパーツである上、それほど力を入れてないにもかかわらず割れてしまいました。
しかも左右ともほぼ同じ部分で割れたのです!
こうなってはキットのプラスチックが脆くなっているとしか思えません。
10年間放置していたため朽ち果てたのでしょうか?
プラスチックは風化しない素材ということですが、風化はせずとも劣化はするということでしょうか?
それとも元々このキットのプラスチックが硬く粘りのないものだったのでしょうか?
真相は闇の中ですが、このまま制作が続けられるものか少々不安になってきました・・。
作業を進めつつもう少し様子を見ますが場合によっては制作断念となるかもしれません・・(´_`。)
ランキングに参加してます。応援(ポチっと)していただけるととてもうれしいです!
