前回のフロントフォークはまだ放置中なので、この間に別の作業を行います。
説明書の順番に従ってエンジン関係を組み立てていきましょう。
まず、エアクリーナーとキャブレターを作ります。
エアクリーナーは3パーツによる箱組みですが、上部が左右分割されているので接着面に継ぎ目が生じます。
継ぎ目を処理したいのでこれも乾燥待ちのためにフロントフォークに続き数日間放置します。
さて次はキャブレターですが、これ以降のエンジン関係パーツはすべてメッキパーツになっています。
メッキされたパーツは通常のパーツと扱いが少々異なるので注意が必要です。
メッキパーツはそのままでは接着できません。これは模型用接着剤はメッキを溶かせないためで、接着するには接着面のメッキを剥がしてプラスチックを露出させねばなりません。
また、ペーパーをかけるとメッキが剥がれてしまうのでゲート跡や継ぎ目の処理ができません。
ゲート跡は、切り出しを慎重に行ってシルバーでリタッチすることで多少目立たなくすることができますが、接着面の継ぎ目はどうしようもありません。
どうしても継ぎ目を消したい場合はメッキを諦めてペーパー掛けで処理し、塗装で銀色を再現するしかないのです。
今回そちらの方法も検討しましたが、やはりメッキによる金属感の魅力には抗い難く、メッキパーツの継ぎ目は仕方ないものとして未処理のまま進めることとしました。
組み立てを始めてわかったことですが、いかに「世界のタミヤ」とはいえ38年前の製品となるとパーツ精度はあまり良いものではなく、現在のキットのような合いの良さや組み立て易さは望めないようです。
それでも小さな刻印などパーツの再現性は高く、素姓の良さを感じさせます。
クランクケース、シリンダーブロック、カムカバーをそれぞれ組み立てますが、個別の写真を撮り忘れてしまいました・・。
画像は3つを接着した状態です。
クローム風とアルミ風の2種類のメッキを使用することで実感を高めています。
エンジンはまだ組立て途中ですが、前述のメッキ剥がしと整形に思いのほか時間がかかってしまったので今日はここまでです。
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