限定販売と転売屋 | 行雲流水

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自由人まふの日々の記録

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」とコラボレーションした携帯電話が大人気で、予約販売分は即日完売だったそうです。それはいいんですが問題なのは誰がどういう目的で買ったのかという事。


やはりと言うか当然と言うかその一部が「Yahoo!オークション」などで転売されていて、それについて映画のスタッフがブログ上で、始めから転売目的で買う人間のせいで本当に欲しい人が買えなくなる。それでも欲しければ、その買えなかった元凶である転売屋の出品物を定価よりずっと高く落札しなければならないというのは悲しいと心境を書いているとのこと。


ヤフオクには他にも新劇場版ヱヴァとコラボした箱根の観光マップ(無料で配布)まで出品されていて、それについても憤りを感じている、と。


今日はこの記事を読んで感じたことを書かせてもらいます。


この件に限らずそういう話はどのジャンルでもよくあることで、ガレージキットのイベントなどでもやはり明らかに転売目的の購入者がかなり多いようです。


先日も某ディーラーさんのサイトにこんな内容の告知が書かれていました。


「先日のイベントでの事、一回のイベントに持ち込める商品の数には限りがあるので、少しでも多くの人に買ってもらおうと販売個数制限をしていたにもかかわらず、それを無視してひったくるように何個も買おうとした人間がいた。その時のトラブルで周りのディーラー様に迷惑をかける結果になったので、今後販売方法を再考する。」・・と。


ガレージキットは個人製作という性格やその製法から大量生産が出来ないため数量限定になる事はやむを得ず、そのため人気ディーラーのブースでは開場数分で完売などという状況も珍しくありません。

中にはとにかく売れればいいと考えるディーラーさんもいるかもしれませんが、ほとんどのディーラーさんは自分の作品に愛情があって、その作品を本当に気に入って買ってもらう事を喜びに感じているのです。


だから買ってもらったことは嬉しいけどそのキットがイベント終了直後にネットオークションなどに出品されているのを見るととても悲しいんだそうです。


先述のイベント客のような規則を無視して他人に迷惑をかける行為は論外ですが、転売そのものは違法ではありません。需要に供給が追い付かないからそれを利用して儲けようという考えが起こるわけで、むしろ、然したる理由もないのに単に購買心を煽る目的のみで限定としているなら売る側にも原因の一端はあると思います。


とはいえ自己利益に走るあまり他人の事は一切考えない行為はやっぱりあまり褒められたものではありませんよね。


理想論になるかもしれませんが、売る側も買う側も幸せになれる・・そんなお買い物ができたら最高ですね!


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