平日はなかなか時間が取れず進行もゆっくりになりますが、洗浄のあと乾燥させたらすかさず下地処理!ここは時間を置かずにやっておきましょう。下地処理とは以前の記事にも出てきたサーフェイサー吹きです。
サーフェイサーを吹く理由には『パーツ全体をコートする』というのもあります。ではなぜ全体をコーティングするのか?また、なぜ洗浄後すぐにやらねばならないのか?
それは・・ガレージキットの材料、無発泡ウレタン樹脂にはキシレンという油分が含有されていまして、時間とともにそれが少しずつ表面に滲み出てくるんです。最近はキシレンを含まないノンキシレンタイプの樹脂もあるようですが、そうでないものはこの処理をしないとせっかくきれいに洗浄してもいつのまにかまた表面に油分が浮き出る事になってしまいます。
製作されてから1~2年ほどでキシレンは抜けきってしまうので、そのくらい経ったキットなら滲み出しはありません。この場合は洗浄をきちんとやれば大丈夫ですが、発売後それほど時間を置かずに作る場合は、表面の油分を取り去ってから内部の油分が滲み出してくるまでの間にサーフェイサーで表面をコートする事で油分を抑え込む必要があるのです。
ここまでやってさえおけばひとまず安心。塗装はまた時間のある時に、でOKです! 続く!
ランキングに参加してます。応援(ポチっと)していただけるととてもうれしいです!