弘法筆を選ばずというけれど・・ | 行雲流水

行雲流水

自由人まふの日々の記録

模型作りは筆を選んでほしいと思います。

模型用の筆はおおまかにわけて 平筆と面相筆があり、( ドライブラシ用の筆というのもありますがこれは使い方が違うのでここでは省きます。)

平筆は広い面を塗る時に使い、面相筆は細かい部分やフィギュアの顔(特に目)などを描く時に使います。

そしてこれらは当然のことながら模型制作に適した作りになっています。

絵画用の筆や書道用の筆も使おうと思えば使えなくはないでしょうが、やはり専用の筆でなくてはいろいろ不都合があります。

まずナイロン毛のような硬い筆は塗面に筆跡が残りムラなく塗ることは非常に困難です。

書道や日本画用の筆は逆に柔らかすぎるのと作りが繊細なため模型用の塗料を使うと溶剤に負けて毛が傷んだり根元から抜けてしまうことがあります。

やはり模型の塗装には硬過ぎずそれでいてある程度の腰があり、なおかつ溶剤に負けない堅牢な作りの模型専用筆が必要ということになります。

模型用の筆にもセットで数百円のものから1本千円を超えるものまで様々な値段のものがあります。

初めのうちは安い筆で、とか安い筆を使い捨て感覚で、などの考え方もあるようですが、僕はそれらの考えには賛成しません。

平筆ならある程度は使えますが、面相筆だけは良質な物をおすすめします。

僕も以前、一回使えればそれでいいと思い間に合わせで百円程度の面相筆を買ったことがあります。

が、結果は一回も使えなかったのです!

塗料の含みや穂先の揃いも悪く、そのため普段の筆運びは望むべくもなく線一本引けない面相筆とは名ばかりの使い物にならない代物でした。

たとえ初心者であっても、いやむしろ初心者ならなおさら良い筆を使うべきだと思います。

そうでなくては筆のせいで必要以上に塗装に対して苦手意識を持つ結果になってしまいますよ。

塗装は楽しいものです。あなたの手によって模型はどのようにも表情を変えます。

良い筆はしっかりとその手助けをしてくれますよ!

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