このところ梅雨明け前の集中豪雨が各地で猛威を揮っている様子が毎日のように報道されています。
被害に遭われた地区の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて、いよいよ内側のメカ部分を組んでいきます。
その前に樹脂パーツに補強部品を取り付けるなどの細かな工程が何ヶ所かありますが、ここでは省略します。
このモーゼルというハンドガンは他のオートマチックにない面白いメカ二ズムを持っていて、スクリュー(ネジ)はグリップパネルを止める1本だけしか使われていません。
どういうことかと言うと、つまり全ての内部パーツがフレームには固定されておらず、パズルのように互いに噛み合い一つのユニットとして機能しているということ。
だからバレルレシーバー(キットではバレルエクステンションという名称になっています)ごと内部メカがそのまま抜き出せてしまうのです。
内部メカユニット
このシステムは実に見事でありこのモデルガンでもそれが再現されているのですが、逆に言えばそのシステム故にスムーズに作動させるには各パーツの擦り合わせとなじませをより慎重に行う必要があります。
内部メカを組む工程において一番の難関はロッキングブロックの組み込みでしょう。
ここはメインスプリングのテンションに逆らいつつロッカープランジャーを起こし、できた隙間にロッキングブロックのツメをはめ込むのですが、メインスプリングの強さがハンパではないのでスプリングを抑え込む時にロッカープランジャーがずれないよう慎重に行うことが重要です。
銀色の大きなパーツがロッキングブロック
首尾よくパーツが収まったらハンマーとトリガーなどパーツ同士の連動がうまくいっているか確かめておきましょう。
フレーム側の内部メカができたら次はボルトまわりを組み立てバレルレシーバーに組み込みます。ボルト関連の組立てでは特に難しい部分はないようです。
あとは内部ユニットをバレルレシーバーに取り付け、フレーム後部からスライドさせてはめ込むのですが、ここはある程度の力とちょっとしたコツが必要でこのモデルのもう一つの難関かもしれません。
僕も挿入時にフレーム後部の切り欠き部を少々削ってしまいました・・(TДT)
バレルレシーバーとフレームが所定の位置にきちんと収まれば組立ては終了となりますが、うまく作動するか確認しなければなりません。
ボルトの作動、カートリッジの装填、ハンマーのコッキングとトリガーとの連動、その他全ての可動に問題はないようですので、これでめでたく完成です。
このM712というモデルはセミオートとフルオートの切り替え式なので側面にセレクターレバーがあります。
本当はM96などセミオートオンリーのモデルの方がすっきりとしてフォルムがカッコいいのですが、現在は発売されていないので仕方ありません。
上の画像ではランヤードリングが付いていませんが、これは付属のランヤードリングを開こうとしてひん曲げてしまったためです・・。
別のリングをどこかから持ってきて付けておきますね(*´Д`*)
発火させるかどうかは・・未定ですm(_)m
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