日本を『掠め取った』者達へ・・・
ここ何回かは久しぶりに嘗ての流れのようなブログになっていましたが、国政の酷さにやはり書かない訳には行かなくなってしまいました。昨日、通常国会は来月に控えた参議院選挙を前に閉幕しました。ニュース等でその閉幕前のドタバタを目にした人は沢山居るでしょう。しかし、その場面だけを切り取って如何にも喧嘩両成敗と言うような番組構成をする各種報道には辟易します。そもそも今回出された安倍総理に対する内閣不信任決議案。ここに至るまでの経緯を知らなくてはなりません。堅い文章でつらつらと書き重ねても良いのですが、ここは某掲示板の軽妙な表記を借りましょう。衆議院で通った「0増5減」法案の区割りに関する話し合いを何故か参議院で審議 ↓ 民主平山(議長)が何故か18増23減の議論を中心とした委員会を立ち上げる ↓ その委員会で自公に与えられた質疑時間はゼロ ↓ 自公で委員長解任動議を出す(ルール上解任動議が出た場合はそちらを優先) ↓ 民主平山これを無視して謎の委員会散会(60日ルールがあるので参議院で意思決定不可能に) ↓ 解任動議無視するわ勝手に委員会散会させるわで自公で改めて議長に不信任案提出 ↓ 民主石井ピン何故かこれを無視して予算委員会を開く ↓ 自公ボイコット ちなみに、議長への不信任案採決が最優先なので閣僚が出てこれない 「んなもん知らん!!!!憲法違反だ!!」と野党三党(生活・みどり・社民)が問責提出 ↓ 自公「問責棚上げして法案通そうや、どうせ議長不信任通らないし」 民主「ちっ、しゃーねーな、だが他の野党の手前有るから問責は法案成立後なw」 ↓ 他の野党「おいおい問責先にやらないと議長不信任可決させちゃうよ? 当然民主も問責賛成するよね?wwwww」 ↓ 民主党、共産党、みんなの党も問責に賛成して可決 ↓ 民主「国民のみなさん、政局優先して自民が法案潰しましたwwwwwwww」 ← イマココ余りにもバカバカしい流れに本当に唖然とするしかありません。そもそも最初に挙げてある『0増5減』をキチンと審議しなかった参議院に責任があります。そしてその参議院で第一党として議長まで出しているのは民主党です。つまり、与党は自民党でも参議院に限って言えば未だに『野党』である訳です。よって、スムーズな審議運営に責任を持つべきは民主党なのです。その大前提を自ら否定して、来る参議院選挙の『野党間協力』の為に果たすべき責任を放擲して自民党にすべての責任を背負わせたのです。その裏で、生活保護に関する改正案や電力法の改正など喫緊の課題が廃案に追い込まれました。最近の国会中継を見るのが正直しんどくなっていて、記事からもわざと遠ざけていました。それは同じ内容をクドクドと繰り返している絵を見せられるのが苦痛だからです。その多くの原因には野党の党利党略があります。ここ1・2ヶ月のその流れには辟易してしまいました。要するに来る都議会選挙や参議院選挙に向けて如何にして自民党に対する対立軸を形成するか。そこにしかフォーカスされていないからです。安倍政権が誕生して半年余り。国会答弁や国外への遊説など安倍総理は体調が懸念される程に精力的に動き回っています。そしてそれは少しずつですが成果を上げつつあります。勿論全面的に両手を挙げて賛成ばかり出来る訳ではありませんが、概ね付託に答えるものであると私は思います。その一方で政権を嘗て掠め取った民主党といえば、立場が変わっても相変わらず自民党批判ばかりで、有効な対案を提示しての所謂『責任野党』(この言葉も最近とんと聞かなくなりましたね)としての立場を見せる事が出来ないばかりか、奇っ怪な鳥である自称『鳩』を飼い慣らす事も出来ずに未だに国益を損ね続けています。翻って第三極を狙う維新やみんなはどうか。維新は未だに2頭体制が噛み合わず、加えて慰安婦問題に対する対応で態度が2転3転し、選挙結果以上に党としての不安定さを露呈してしまいました。みんなの党については私怨で川口委員長を解任するのに動いた時点で国益などどうでもいいのだという姿勢を露呈してしまいましたので語るに足りません。そもそも維新については橋下氏が市長でありながら国政に口を挟むという体制が続く以上は今以上の発展は望めないでしょう。そして個人的にもこのやり方にはあえて『卑怯』という言葉で厳しく非難したいと思います。自分は絶対安全圏に居て他者を攻撃する様は醜いです。彼も勿論選挙を通して選出された身ではあります。しかしそれは『大阪市長』という仕事を担うに適当かどうかという選挙を経て今の位置にいるだけであって、よもや大阪市民も大阪市長という立場から国政に口を出すことを期待して投票した訳ではないでしょう。市政をキチンと運営して欲しいと願って投票したはずですし、そうでなければ選挙の正当性は喪われます。例えて言うならば。大阪市議会が他所の県・・・例えば名古屋でも京都でもいいです。そうした都市の市政の首長が主催する地方政党の躍進を許してしまったとしましょう。そして京都の市長なり知事が大阪の市政についてあれこれ言ったり行動を左右してしまったとしたならどうしますか?大阪市民は勿論怒るでしょうし、市長もまた怒るでしょう。『大阪の事は大阪市民が決める』と。それは至極真っ当な答えであり、私もそう思います。しかしそれに怒る資格は彼らには無いのです。何故ならば橋下氏や松井氏がしている事はまさにそういう事なのですから。国会開催中にも国会で党首討論をさせろと橋下氏が言ったと言われていますが、国会議員でもない氏がその場に立つというのは大阪市議会に京都市長や知事が実際に参加して論陣を張るのとどう違うのでしょうか?こうした矛盾を抱えている限り、維新の会がキャスティングボードを握るのは難しいでしょうし、党内の統制も取れないでしょう。本来ならば真の日本を取り戻す為のパートナーでなくてはならない党と思うだけにトップの立ち位置が非常に気になります。そして民主党。今更大きな支持を与える人がよもやあるとは思えませんが、この参議院選挙に於いては必ず潰さなくてはいけない団体です。右も左も関係なく、国を良くする為に動く人間を私達は選ばなくてはいけません。他国の利益の為に動くような人間の集まる党には断じて国政に参与させてはならない事を今回の不信任決議は教えています。嘗ては『良識の府』と言われた参議院。今ではねじれの象徴として、国政の壟断を許してしまっている場所に成り下がりました。それはひとえに政権を掠め取る道具にした民主党に多くの責任があります。それを各自がしかと胸にして、政治を前に動かす決断をしていきましょう。汚れた水を一気に抜き出して入れ替えるが如き論調には惑わされずに少しずつ変えていく手間を惜しんではいけません。それが未来に対する今の私達の責任なのですから。