先日の続き..

沖縄のケルビムさんからお預かりした保護猫のクロクロ君はFIPドライタイプになりました

FIPになる前(カフェにいた時の写真)


おさらいで

下矢印先日のブログ下矢印


FIPを治す 運と強靭な精神とお金が必要


先日のブログでも書きましたが、茨城から来たロコちゃんはウェットタイプ。早期発見で、回復も早く治療も順調です。

FIPの治療はとにかくお金がかかるガーン
ロコちゃんのように早期の場合は84日間の投薬を行いますが、投薬終了後の経過観察期間も84日間です。
ロコちゃんは順調なので無事に終わるのではないかと思いますが、場合によっては治療中に亡くなってしまう猫や投薬終了後の経過観察中に再発する猫もいます

投薬は24時間に一回!必ず同じ時間に行わなければなりません。薬を失敗することも許されません。
FIPの飲み薬に関しては、投薬の前後2時間の食事の制限もあります。食事を取ったすぐでは薬の吸収率を下げてしまうのです。


ドライタイプのFIPはウェットタイプに比べると判定が難しのが難点ですアセアセ
少しずつ毒性の強いFIPウィルスにクロクロの身体は侵されていき、神経症状が現れました

ウェットタイプは腹水が溜まるので検査にも出しやすいしわかりやすい。
それに比べてドライタイプは症状でそこにいる人が判段できるかにかかっている。勿論、血液検査でTP値が高かったり黄疸やグロブリンなどでも疑いはかけられます。ただ気がつかずに亡くなってしまう猫の方が断然多いショボーン


クロクロ君は
2021年5月10日に正式譲渡となりましたあしあと
(譲渡ナンバー137番目です)
新しいお名前はイトくん

新しいお名前がありますが、以下ブログの内容は旧姓で書かせていただきますお願い


5月に家族ができたクロクロ君あしあと

カフェにいた時は、他の猫たちが怖くアセアセ落ち着かなくて、何度もトイレを失敗したりスプレーをしたりスタッフを振り回していましたおねがいw


人が大好きで、たっぷり甘えたいクロクロ君はカフェに馴染めず、預かりさんの家で過ごす事になり、お見合いのお声かけがかかるのを待っていましたキラキラ



カフェでの問題行動スプレーも、里親さんのお家に🏠行ったら一切無くなりました。
クロクロ君はずっと訴えていたんだねショボーン

念願の家族ができたクロクロ君お願い

沖縄の施設にいた時からずっと待っていたんだよね。クロクロ君だけの本当の家族おねがい

人も大好きで、スリスリ寄ってきて音符甘えん坊のクロクロあしあともちろん家族とすぐに仲良くなりました

いつでも誰かの側にいる


なんでも新鮮でキラキラ興味津々w


家族が何かをしているのを側でじっと見ているのがとっても好きなんだね照れ

毎日が幸せで、家族の愛情をこれから沢山受けてクロクロは幸せになるんだって...、誰もが思っていた


1ヶ月程してすっかり家族として安心して生活ができる頃のタイミングでクロクロはFIPになりました


FIPとわかるまで...

①トイレの砂を口に入れてペッと吐き出す

②左の後足にふらつきが出る

③いつも食べていたカリカリを食べなくなる

(ウェットは少し食べた)


この時点での病院での診察では

反射の検査で左後ろ足だけ反応が悪いと言われ、脊髄に問題があるかもとレントゲン、お腹のエコー撮るも異常なし

FIPの話もちらっと出るも、今年5歳になるし、可能性は低い、足か背中をぶつけたのかも、と炎症を押さえる薬で1週間の経過観察になりました(6月17日〜6月21日の事)。


更に容態が進行..左足のふらつきが酷くなる


2回目病院🏥

別の病院へ...貧血とヘモバルトネラ疑って診察

貧血は軽度 血液検査結果はタンパクが高いものの原因不明...脳に腫瘍?と疑われる(6月26日)

左後ろ足だけやはり反応が悪いと言われる


病院から帰宅後、数時間で悪化、20時には自分で身体をコントロール出来ない程に。


脳の障害?腫瘍?FIP?毎日頭の中でぐるぐるもやもや

血液検査の結果が出た事と症状と進行のスピードの速さにて、FIPドライであると確信したガーン


とにかくその日は明日を待ってクロクロが死んだらタラーその事ばかり考えてしまうので朝を待つ事ができなかった。

深夜に預かりボランティアの岩崎さんに連絡し、葉山からムティアンを持ってきてもらい夜中の24時30分にムティアン投与ショボーン



左半身も力が入らなくなり、立つ事も出来なくなり、勿論足が踏ん張れないので排泄も垂れ流し。

目の焦点も合わず、瞳孔の左右差もみられ、物を目で追う事もできない。

嗅覚も曖昧

飲み込む力も弱くなった


次の日にムティアンを扱っている鶴見の病院へ行き処方してもらう事ができましたが、飲み込みが弱く飲ませるのが難しくなり再度病院に相談。


ご飯は鼻カテーテルで、排泄は尿カテーテル

カテーテルも炎症の心配が出るので1週間が限界


1週間での回復が見られなくクロクロ苦しいなら楽にしてあげよう..里親さんと私達は目は涙で溢れ、心は悲しみと悔しさでいっぱいになり、覚悟の話をした。


それでも諦めたくないしクロクロは生きようとしている。投薬以外の選択として、薬は...ムティアンの薬で注射💉はあるのか?と鶴見の先生に相談したところ1日4万円と言われた。


その時、里親さんと一緒に病院に行って話を聞いていましたので、その時あまりに驚いたのと里親さんが不安になっていると感じ先生に尋ねた。

「1日4万円で84日ですよね?」

投薬でさえ120万〜150万が平均ですが、まさかの330万円超えとは思わなかった


ロコちゃんのブログの時にも書きましたが、治せる薬が目の前にあるのに高額すぎる‼️
手術とか外科的処置ではなく、薬の処方ですよ‼️

申し訳ないけど、先生が悪いわけではないけどその話を聞いた時に心底腹が立ち恨みさえ覚えました。


この時点で何人の人が命を諦めたのだろう...
救える命が目の前にあるのに...

腹立たしさと悔しさで今でも思い出すと涙がでる


クロクロ君の治療は、以前《たんかん君》と《がもう君》を寛解させたFIP治療薬を使う事にしました。

FIP治療に関してはプレジデントオンラインニュースにも取り上げられました。下矢印

現在は海外からの個人輸入で調達し毎晩注射を打っています。里親さん自身が覚えて、練習して、頑張って打っています。

現在1ヶ月程治療を続けていますが、発症した時からは考えられないくらい回復をしています。


あの時なんとなく...疑ってはいたが...里親さんを必要以上に心配させてはいけないと...判断させるには早いのか?と悩んだ事が..ここまで悪化させてしまったのではないかと自分を責めた事もありました。
クロクロが日に日に回復している姿を見て改めて
生きてくれてありがとう...
幸せの時間、家族との時間をもっと過さないとね。


ロコちゃんとクロクロ君の状態をまた報告します


〜里親様へのご協力金としてご支援のお願い〜

今後ロコちゃんは1ヶ月、クロクロ君の治療には2ヶ月は必要です。
もし2匹の医療費を応援してくださる方がいらっしゃいましたらケットシーの支援用の口座にご協力金をいただけたらと思います。

下矢印ケットシー支援金専用の通帳下矢印

三井住友銀行 港北ニュータウン店

普通:0762849   ハットリユカ

(9月法人化しましたら通帳名ケットシーに変わります)


*口座入金時のお願いです。
*入金者様のお名前の前に下記の《》の言葉を入れてください。
ロコちゃんのは《ロコ》
クロクロ君には《クロ》

どうぞ応援よろしくお願い致しますお願い