このブログの最初の一歩を踏み出したのが昨年の6月15日のことでしたから、気が付いたら既に2年目を迎えていました。よく続いたものだと思いますが、最近はサボりがちで更新のインターバルが長くなってきました。ボチボチ歩もうとスタートしたブログでしたが、1年経った今ではヨボヨボになってしまったのではないかと・・・(笑)
1年前の今頃はどんなことがあったかなあと振り返ってみましたら、「アナログ放送から地デジ放送への移行まであと何日」というキャンペーンがテレビで連日行われていてうんざりしていたことを思い出しました。
あのころはテレビの買い替えを煽られて国民も大変でしたね(笑)今ではテレビの売れ行きも落ち込んでしまったようですが・・・。
今年は節電対策商品に期待していた家電業界ですが、関西地区では、関電が大飯原発再稼働に伴い節電要請を15%から10%にダウンした途端、扇風機等の売れ行きがダウンしたとのニュースも伝えられました。
原発・節電・年金始め、何を信じたらいいのか、わけのわからない世の中になった感がありますが、庶民は正直というか敏感に反応するものですね(笑)
「マニフェストに書いていないことはやってはいけないのです」と言っていた方が首相になると、「マニフェストに書いてあること」の多くを棚上げしておいて、平気で「マニフェストに書いていないこと」をやってしまうご時世ですから・・・。
それはともかくとして、今一度、話題を「地デジ放送」に戻しましょう。
正式には「地上デジタル放送」と呼ぶのでしょうか?
「デジタル」というからには「アナログよりも正確で精密なのだろう」というイメージを私などは持ってしまいます。
しかし、地デジ移行後1年が経って、デジタル化によって正確な情報が得られるようになったかと言うとそうでもないなという感想も強くなりました。
アナログ放送の時代は何の疑いもなくテレビの時報で我が家の時計の時刻を合わせていましたが、デジタル放送になってからは時刻合わせが出来なくなりました。
画面いっぱいに映し出されたアナログ時計の針の動きにタイミングを合わせて7時ジャスト、あるいは12時ジャストに時刻を合わせる、ということが出来なくなったのですね。
衛星放送が始まったときも、地球の3万6千キロ上空の静止軌道にある人工衛星に送った電波を、今度は衛星から地上に向けて送信するというシステム上生じる時間差。電波は光と同じで1秒間に約30万キロ進むので、地球と衛星との往復7万2千キロで約0.24秒の時間がかかる計算。したがって、野球放送などをラジオで聴きながら衛星放送でテレビを視ていると、ラジオの方が早く結果が判ってしまうということが生じていました。
しかし、この場合は時間差を考慮することによって、衛星放送でもほぼ正確な時報を伝えることは可能でした。
けれども、地デジの場合はもっと厄介。デジタルデータに圧縮することによって大量のデータを送ることが出来る、したがって従来より大幅に美しい画像が実現する代わりに、受信した大量のデータを処理しなければ受像機の画面に表示が出来ないという問題が生じることになる。この分野にあまり詳しくない私には巧く説明することは出来ませんが、受信したデータの処理にどうしても時間が必要となるわけです。
これが一律であれば何とかする方法もあるのでしょうが、受像機の性能によって処理時間は様々。たぶん1秒前後のタイムラグは当たり前のように生じているのでしょう。
したがって、各家庭でNHKの時報を基にして時刻を合わせることは出来なくなりました。画面の片隅に表示される時刻表示も、あくまでも参考程度に利用するしかないようです。
精密、正確を期待したはずなのに、かえって正確さが欠如してデジタルゆえの曖昧さが広まったというのも皮肉なものです。
飛躍しすぎかもしれませんが、本来几帳面と言われる日本人全体が、何となくルーズになってきたようにさえ感じますね。
本来、ザッピング(リモコンでチャンネルを頻繁に切り替えながら視聴する行為)大好き人間(笑)だった私ですが、デジタルになってからは、ザッピング中に気になったチャンネルに戻ろうとしてもすぐには戻れず、視たかった場面を見逃がしてしまうこともしばしばです。画像が出るまでの時間にストレスを感じてしまうので、今ではすっかり諦めてリアルタイムでテレビを視ることが少なくなり、録画しておいてまとめて視るスタイルに変わってしまいました。
大量の情報が得られる時代になりましたが、情報を処理する時間にとてつもない時間と労力が必要な時代とも言えるでしょう。
デジタルとは少し違いますが、原発に関する情報にしても電力会社や政府からの情報の真偽を私たち自身が見極めなければならない時代。デジタル時代には情報処理が付き物ということなんでしょうかねえ。。。
テレビの時報で時計の時刻を合わせる時代が懐かしく思えてきました。
