古代中国の杞の国に、天が落ちてくるのではないかと心配して、食事ものどを通らず、夜も眠れないという人がいたという故事から生まれた「杞憂」という言葉。取り越し苦労をすること、無用の心配をすることをいうことはご存知のことでしょう。
当たり前のこととして、天が落ちてくる確率がゼロであると信じたいですが、そうとばかりも言えないのではないかと思ってしまう出来事が続いています。
先日、寿命の尽きたアメリカの人工衛星が地球に落下したばかりですが、お次はドイツのエックス線観測衛星「ROSAT(ローザット)」の番だと報じられています。
人工衛星自体の重さ2.4トンのうちの約1.7トンが、大気圏で燃え尽きずに最大30個ほどの破片に分かれて地上に落下してくる可能性があると、ドイツ航空宇宙センターが発表。落下は今週末の22日か23日と予想されており、ドイツメディアによれば、人に当たる確率は2000分の1だそうです。
9月に落下したアメリカの人工衛星「UARS」が3200分の1でしたから、それよりも確率が高いということになります。
◆ドイツ衛星「ROSAT」の落下に関する情報について【文部科学省 10月19日発表】 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/10/1312326.htm
千年に一度と言われてきた大地震や津波が、実は数百年周期で起きていた可能性があることが分かってきました。
電力危機が心配された今夏は節電で切り抜けることが出来ましたので、杞憂に終わったと言えなくもないと思うのですが、次は冬の節電の番です。
最近私の携帯アドレスあてに連日50通近い迷惑メールが届いており、文字どおり迷惑し非常に困っています。どのような手段・ルートでアドレスが捕捉されるのか不思議です。怪しいサイトには近づかないよう気を付けているのですが、知らないうちに巧妙な仕組みにハメられているのでしょうか?
私は Google のメールサービスである Gmail を使っていますが、メールを送受信するたびに本文やタイトルに則したCMや関連情報が表示されるのを不気味に感じています。
また、Googleの地図情報は便利ですが、便利さと引き換えに、私たちが気付かないうちにプライバシーを含む情報を収集されているのではないかという疑念を拭うことが出来ません。
インターネットバンキングの被害が増加しているとのニュースを見る度に、いつか自分も被害に遭うのではないかと不安になり、不気味感が増幅するのです。
今日の朝刊でも、アメーバピグに不正アクセスした小中学生8人を、不正アクセス禁止法違反の疑いで愛知県警が摘発したと伝えています。
最近、アメーバの不具合が目立ちますが、この事件も関係しているのでしょうか?そうであれば迷惑なことです。
一昔前なら考えられなかったような事件、杞憂に過ぎないと一笑に付されたであろう出来事が、次から次へと身近で起きています。
これだけ杞憂では済まされない出来事が続くと、ついには「杞憂」という言葉自体が死語になってしまうのではないかと、とかくマイナス志向に陥りがちな私は心配になってしまいます。
どうかこの心配が「杞憂」に終わりますようにと、落ちて来ないであろうと信じている天に向かって祈りたい気分です。
