3200分の1。
何だと思いますか?
今週金曜日にも宇宙から地球に落下する宇宙ごみ(衛星の残骸)が人にぶつかる確率だそうです。
YAHOO!ニュースによると、
『20年前に打ち上げられ、現在は宇宙ごみとなって漂っている米航空宇宙局(NASA)の大気観測衛星「UARS」(長さ約10メートル、重さ約6トン)が今月下旬から10月上旬にかけて落下する見通しだ。NASAは16日、衛星は23日にも大気圏に再突入、落下する可能性があるとの注意報を出した。
大半は再突入時の摩擦熱で燃え尽きるが、NASAは26個の破片(計532キロ)が地上に落下し、人に当たる確率は3200分の1と推計している。
UARSは1991年9月にスペースシャトル「ディスカバリー」で宇宙に運ばれ、高度約580キロの軌道に投入された。2005年に機能を停止。徐々に高度を下げ、現在の高度は225~250キロ。
落下地点を予測するのは難しく、NASAの担当者はABCテレビに「大気圏再突入の2時間前になるまで、予測できないのではないか」と語っている。破片は800キロの範囲にわたり落下するとみられている。』
とのことです。
ロケットを打ち上げた時の残骸や寿命が尽きた人工衛星を宇宙ゴミと呼びますが、現在何万個という宇宙ゴミが地球を回っていて、国際宇宙ステーションも宇宙ゴミとの衝突を回避しながら航行していると言います。
それが落ちてきて3200分の1の確率で人にぶつかるという。怖いですね。
「3200分の1の確率で人にぶつかる」という意味がイマイチ解りませんが、確実に1人に当たるという前提ならば恐ろしい数字と言えます。
この数字が大きいのか小さいのか。
ついでに書くと、地球には宇宙から年間100万トン以上の隕石が降り注いでいるそうです。これにぶつかる確率を考え出すと空が気になって寝られなくなりそうですから、聞かなかったことにしましょう(笑)
お昼にテレビを観る生活を送ることが出来るようになって、MBSテレビの「ちちんぷいぷい」という番組を観るようになりました。その番組で今、番組のアナウンサーが60日間で世界を一周するという企画で、河田というアナウンサーが世界各国を回っています。いよいよ終盤を迎えており、明後日23日の金曜日(奇しくもNASAが落下する可能性があると予測したのと同日)に帰国する予定です。
河田アナから毎日届くレポートを観ていると、国、人、地域や文化はさまざまで、地球は広いなと思います。
一方、先日、宇宙飛行士の古川さんが国際宇宙ステーションから地球をライブ中継する番組が放送されましたが、地球は壮大だなと思うより、意外と小さいなあとの感想を持ちました。
同じものでも見方によって印象は変わります。評価も変わるということですね。
現在、我が国において河川改修は100年に一度とか、50年に一度の確率を基に行われています。つまり100年とか50年に一度の大雨に対応できるという対策を講じようとしているのです。言い方を変えると、101年に一度の大雨には対応していないということにもなります。
原発事故の際に散々使われた「想定外」の登場です。
100年以上の確率にも対応できる対策を講じることも可能でしょうが、莫大な費用が必要です。しかし、私たちが蓄積してきた気象データも地球の歴史に比べるまでもなく、たかが知れています。ある程度の被害は防ぎようがないことと観念して、被害を最小限に抑える努力が必要ではないかと思っています。
千年生きるという言葉を信じて夜店で買った亀が翌朝死んでいた。次の日も夜店があったのでその業者に文句を言ったら「ちょうど千年目でした」と言われるという笑い話がありますが、確率ってそんなものではないでしょうか?
いくら1万分の1の確率であっても、1万分の9999が保障されるものではありません。
3200人に1人しか当たらない、残りの3199人は無事だと言っても、当たった人にとっては確率100%です。3199人に仲間入りできる保証なんてないのです。
確率と言えば宝くじが思い浮かびます。3200分の1にも遥かに及ばない微かな確率に望みを託して人は宝くじを買いますが、誰かが当たる限りは「100%外れる」とは言えません。しかし、限りなく100%に近い外れの確率という印象を私の頭から振り払うことは出来ませんね。
先日の台風12号、今回の台風15号。10年前や何十年も前の台風と比較されますが、比較したところで仕方ないことだと思います。
台風の被害を受けた方たちにとっては「100%」なんですから。
宇宙ごみが人にぶつかる確率3200分の1というニュースを見て、正直なところ私は3200分の3199の仲間入りできることを望んでいます。
そんな私は卑怯者でしょうか?
果たして、卑怯者だという人の確率は…?