堀江貴文「君がオヤジになる前に」 | マエソンヨツバコーヒーの勝手口からこんにちは

堀江貴文「君がオヤジになる前に」

君がオヤジになる前に/堀江 貴文

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以下気になったところ抜粋


 人は僕のことをポジティブ思考だと考えているようだが、実は正反対だ。
 僕ほどネガティブな男は、そうはいないだろう


モテなくて、孤独で、仲間を大事に思わず、議論好きでウザがられて……自分を否定する要素は、いくらでも挙げられる。
こんなダメさを、どこまでも極めてやるというつもりで、僕は何度も、徹底的に自己否定した。
孤独に耐えて、ひたすら耐えて------------------------。

 すると奇跡のように苦しい心を突破できたのだ。
 人生を下がって、どん底のさらに下まで、落下し続けると何かが見える。


突き抜けるのは、何も上だけではないのだ。
壁を突破するのは、地面の下からでも可能なのだ。

ライブドア事件の直後、もし心が突破できなかったら、僕はまたITビジネスで再起を図っただろう。けれど突破できた僕はもう、以前のビジネスにまったく興味はなかった。

人間関係をすべて新しくして、ゴルフに打ち込み、長いこと夢であったロケット開発に事業を絞ることにした。
大学受験の時も似ている。高校時代の僕は、とても東大に合格できるような成績ではなかった。模試はD判定ばかりで、教師にも同級生にも東大受験は「無謀すぎる」と失笑されたものだ。けれど僕は、そんなダメな評価をすべて受け入れ、すべり止め受験を一切せずに東大一本に絞った。そして現役で合格できたのだ。
 退路を断つ、というのはそういうことではないだろうか。

突き抜けてしまえば、以前の寂しさ苦しさなんて、ただの昔の思い出だ。
突き抜ける快感を知れば、怖いものなんて何もない。
一時の安心を求めて、家族や仲間に寄りかかっていたらダメだ。

 ネガティブでもいい。

突き抜ければ、倫理や道徳に縛られてない、自分の人生を歩み出せるのだ。