生まれた頃から一緒に住んできたおじいちゃん。
みかん狩りに連れていってもらったこと、小山(広島)へ連れていってもらったこと、受験のとき大好物のHOKUOの菓子パンをしょっちゅう差し入れしてくれたこと、北京へ連れていってくれたこと、戦時中の話を聞かせてくれたこと、自慢げに刀を抜いたら腐っていて柄だけが取れて大笑いしたこと、悲しくて一階でワンワン泣いていたら「どうした？わしでよければ話を聞くよ」と言ってくれたこと、文化祭でロックを歌っていた頃、大音量にも関わらず最前列で一生懸命写真を撮ってくれていたこと、私のことを自慢してくれたこと。
書ききれないほどの思い出があります。
学ぶことが大好きなおじいちゃん。
昔から中国語を勉強し、水墨画や尺八をたしなみ、80歳を越えても、従姉がネパールに移住するとネパールを訪れたり、漢字検定の勉強を始めたり。
パワフルで自由なおじいちゃんは、私の誇りです。
やっと好きなものを食べて、好きなお酒を飲めてるんじゃないかな。
おじいちゃんの一世紀に渡る人生を、だれか本にしてくれないかな。ここでは、書ききれない！！
追伸
おじいちゃんの葬儀にたくさんの方がお越しくださり、たくさんの方が寒いなか火葬場へお見送りしてくださいました。おじいちゃんの人徳、おじいちゃんの孫であること、すべてに感謝した瞬間でした。本当にありがとうございました。
