育った町の初めて歩く道 | ヨネダ設計舎のブログ

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先週の日曜日のこと.


近くまで来たので、育った町にある老人ホームに祖母に会いに.


僕がもう三十半ば.


祖母の自転車の後ろに乗せてもらって毎日保育園に送ってもらっていたのを鮮明に覚えているので、記憶と年月の距離にズレを感じる.








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帰り、思いついて施設の近くを散歩する.


現代建築とはひと味違った、バナキュラーな建築群と町並みに心が奪われる.


僕が保育園児だった1980年代をさらにさかのぼった時間にタイムスリップしたよう.


身近な風景ながら、建物は時を超えたり、そこに時間や時代をとどめたりできる力がある事を肌に感じた小旅行.


帰り際、祖母といつもの握手をする.


ずいぶんしわが多くなって、物忘れも多くなって、細くなったけれど、あたたかく、力のある握り方で、逆にぼくが力をもらった気がする.















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米田雅樹 三重県 建築設計事務所