小川さんのOPENHOUSEに | ヨネダ設計舎のブログ

ヨネダ設計舎のブログ

出来事 日常 建築 

20160522



イメージ 1



岐阜県の建築家 小川国寿さんが設計された住居リノベーションのOPENHOUSEにお邪魔させていただく.


工場として建っていた既存建築物の中に入れ子式に住居を構成したプラン.


いつもお話ししている友人の本性を見た気がする。。。


いつもお話ししているとき、知識の量、建築論、読解力、小川さんの膨大な情報量にいつも圧倒されるが、


この日は小川さんの設計術に圧倒される.


ミリ単位であらゆる部分を操作し、空間を整える力.



整った面.



そして例えば、その面を分節する27ミリの桟を12 + 3(目地) + 12 で分割し、さらに整えている.


合板は9ミリ.目地も3の倍数.


端々の繊細な寸法で構築された空間から、凛とした空気が生まれている.




なんというか、普通の顕微鏡や双眼鏡と、よく見える高倍率のそれらがあるように、


小川さんは美しさに対する解像度が常人離れしているのだ.


設計段階でより細かい解像度で考えれるから、現場に入ってもその選択のふり幅で再調整もできる.



いつも接している (僕がひっついているのか) 同業者さんの匠な部分をみると、


なんというか、忌野清志郎のうた、



『昼間のパパは、男だぜ』




ともいうような眩しさを感じた.


カッコイイぜ、小川さん.







茶化してしまったようで、大変申し訳ございませんが、本当に大変勉強させていただきました.


建築にとりつかれ、その道を歩む方たちの思考の集積、成果にじかに触れさせて頂くOPENHOUSEという機会は、

そのたびにたくさんの気付きと、新たな学びがあり、何物にも代えがたい貴重な勉強の時間を頂きます.

ありがとうございました.











ヨネダ設計舎ホームページURL http://www.yonedasekkeisha.com
米田雅樹 三重県 建築設計事務所