誕生日にがっかり | まえぽん帝国

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社会人アーティスト“まえぽん”の
華麗にて波乱なる日々のドラマでございます〜!

些細なことかもしれない
そんなに気にする事でもないのかもしれない

でも…

10月28日に起きた事だから我慢がならなかった。

あくまでも個人的な感情のお話ですが…



お店の名前を書きますが
ケチをつけているわけではありません。
ケーキは美味しいですし
焼き菓子のギフトも気が利いています。
ただ
店員の態度が許せなかった
それさえ気にしなければいいお店です。

そのケーキ屋さんには
主人のバースデーケーキを予約したり、
友人へのお土産を買ったりしていました。
可愛らしいお店で、ケーキや焼き菓子も可愛くて美味しかった。

昨日は
ホールのデコレーションケーキを予約せずに
小さなケーキをいくつか買いました。
母の見舞いの帰りに受け取りたかったので、先にケーキを選び、お代が払って一時間後に取りに行ってのです。

「あの、ショートケーキを予約した吉田ですが」
店員の1人がショーケースの端から6個入りの白い箱を取り出しながらこう言いました。
「ショートケーキは入っていませんけど」

一瞬、何を言われているのか分からなかった。

名乗り方が間違っていたのかな
ショートケーキと言ったのが違ったのかな
少し焦りました。

「え…、あの
さっき頼んだケーキを取りに来ただけなんですが」
そう言うのが精一杯で絶句してしまいました。

普通なら
「こちらですね」と、箱の中を見せてくれるのにそれさえもなく包み始めました。
店員同士でひそひそ話をしながら…
こういう場合、自分の事を言われてる訳でなくても気分が良いものではありません。
なんだか淀んだような雰囲気を感じながら
ひたすら居心地の悪さを感じていました。

「それ、どう言う意味ですか?」と
言いかけて
私は言葉を飲み込みました。

包まれるのを待ちながら
店員がどんな意図で言った言葉なのか考えました。
でも
私の中にはなんだか酷く馬鹿にされたような憤りしか残りませんでした。
ホールケーキではない小さなケーキ
厳密に言えばいろいろ呼び方はあるでしょうが
それをショートケーキと呼んだだけで
どうしてそんな言い方をされなければならないのでしょう。
お代を払っていたけれど〝もういいです〟と言って店を出て行きたい衝動にかられましたが
ケーキに罪はありません。

箱を受け取って店を出る時
扉を押しながら少し大きめの声で私は言いました。
「感じの悪い店ね」
でもそれは、雨の音と道路を走る車の音に
直ぐにかき消されました。

この事は主人には言わずに置こう。
半月前に主人のためにデコレーションケーキを買った時、とても喜んでいたから。
今回のショートケーキはみんな
甘すぎて酸っぱ過ぎて…
お店に行ったこと自体を後悔するような気分になってしまったから。

ぐるなびや食べログなどのサイトでは
比較的高評価を受けているお店なのでケチをつけるつもりはありませんが
ごく1部の方のレビューを見ていると
あくまでも個人的な感想として
〝お店が可愛らしいのに空気(雰囲気)が良くない〟
と書かれたものもありました。
私はその人の直感にとても共感しました。

頑固親父がいるラーメン屋があるように
外見的にはウェルカムな雰囲気を出しておいて訪ねていくと〝ぞんざいに扱う〟ツンデレ洋菓子店があってもなんら不思議ではありません。

もう2度と
マリオネット洋菓子店
には行かないと決めた誕生日でした。