まえぽん教壇に立つ《J学園女子大学》 | まえぽん帝国

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社会人アーティスト“まえぽん”の
華麗にて波乱なる日々のドラマでございます〜!

今回初めてお邪魔しました。
神尾先生に紹介いただいた後、登壇しました。

限られた時間の中なので、伝えられることがごく少量なのですが
1秒の時間も無駄にしたくないと思っていました。
自分なりの考えを、あらかじめスケッチブックにまとめておきました。

こういう機会をいただいた時に
私が必ずやらせてもらう儀式のようなことがあります。

それは
教壇から見える風景を撮ること。

今回はこんな感じ
なんだかとても新鮮です。
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私が皆さんに伝えたかったこと
それは
人の可能性は
いとも簡単にデータや常識を超える可能性に満ちていると言うこと。
SNSや通信端末はツールにしかならず
すべてはそれを動かす人の心で決まる
ということです。

誰かを思うにはパワーが要ります。
想像力や、時として経験や
その人に対する思いが必要です。
もし自分がその人だったら
自分がされて嬉しい事
相手が喜ぶこと  ためになること
それはなんだろう?

それは
その人の幸せを願うことにつながります。
知識も経験もないならば
ある限りの想像力を働かせて
相手に対する思いをめぐらせる事です。
それを実行して経験値に変えていくのです。
実行している間に受けた喜びや悲しみ
後悔や反省  成功や失敗  挑戦課題
それはまちがいなくあなたの力になるはずです。
傷つくことに臆病にならないことです。

ここで尻込みしてしまったら
もっと後になってから
あなた必ず損をします。
中途半端ではいけません。

かつての私は
傷つくことを恐れていました。
いいえ
逃げていたと言ってもいいほどでした。

「こんなこと言ったら
  相手が傷つくだろうな」

そう思って飲み込んでいた言葉は
本当は
自分が傷つきたくないからです。
嫌な印象を持たれたくないからです。
嫌われるのが怖いからです。

ところが
あることをきっかけに
嫌われてもいいやと思うようになりました。
それは決して
投げやりな気持ちではありません。

誠意を尽くして嫌われるのならば
それは仕方のないことなのです。
あるときは
どうしても相手に気づいてもらいたくて
わざと衝突したことがあります。
本音を告げずにダラダラと関わる事は
お互いのためにならないと思ったからです。

大切なのは
関わっている間、相手に対して真剣に関わることなのです。
真剣に関わって 
良心に従って行動してもなお嫌われてしまうのならば
それは、仕方のないことなのです。
そこまで関わり切る事が大切なことなのです。

大概の人は
関わり切ると言うことをしません。

私自身も
全てそれをやり切ってきたわけではありません。
だから今になって後悔しているのです。

今回の講義は
そんな私自身の経験も含め
学生さん達に訴えさせていただきました。

悔やむより取り返せ

間違いに気づいたら引き返せ

そして二度と
同じ罪を犯さない

いくつになっても
何年たっても
自分の胸のど真ん中に据えておきたい言葉です。

大切なことを思い出させてくれた今回の講義でした。
チャンスくださった神尾先生に心から感謝いたします。

講義の後の限られた短い時間の中で、学生さん達はたくさんのメッセージを私たちに感想文として残してくださいました。
そんな皆さんに敬意を表し
学生さんからの感想文の中にあった質問にこの場を借りて回答させていただきたいと思います。

手術をする前と
した後では
どんな見え方の変化がありましたか

私がこれまでに受けた
 6回の目の手術の中で1番衝撃的だったのは、成人になってから受けた3度目の白内障の手術の時です。
手術前の私の見え方は、言うならば
黙々と煙が立ち込めている中で暮らしていたようなものでした。
視界に薄茶色のモヤがかかって
見る形も感じる色も全体的に薄茶色がかっていました。
今思えば、こんな状態でよく絵など書いていたものです。

手術後、目が落ち着くまでは
見るもの全てが鮮やかに見えて
食べ物もとても美味しそうに見えて

何よりも
初めて母の顔を見たとき
今まで感じることのできなかった顔のシワや表情が見ることができて
涙が出るほど感動したことを覚えています。
この人に二度と心配をかけたくない。
泣かせるような事はしたくないと思いました。

弱視に対する理解は
決して充分とは言えない昨今ですが、
私にできることで
それを伝えられるならは
いつでもお話をさせていただきます。

本当にありがとうございました。



⭐️本日のセットリスト⭐️
ネガイ・カナウ・トキ
kokoro❤︎candy