先週9/5(水)に行った組織診の結果を聞きに行きました。
既に、8割方そうだろうと言われていたので覚悟をして行きました。
診察室に入った時、先生が明るい顔で「こんにちは~」って言ってくれたので、
もしや?いい方?と思ったけれど、
先生の顔はすぐに神妙になり、その顔を見て、あ~と察しました。
扁平上皮癌だそうです。
前回と同じです。
やっぱりそうかぁ・・・と思いながら、自然と涙が眼尻から出てきました。
私:「上皮癌なんですか?上皮内ってことはないんですか?」
先生:「臓器じゃないからね、上皮内ってことはないのよ。頸部も子宮も取っているからね」
そうなんだぁ・・・よくわからないけど、上皮内なら安心できるのにと思っていたからショック。
先生:
「この前、細胞診をした時に(表面だけでなく)思い切って奥の方も取ったでしょ?
そこに癌があったのね。そしてその組織の中を取ったが癌だったの。」
定番の子宮・頸部・膣のイラストを使って、そこに説明をしながら書き込んでくれました。
私:「組織診察はどれだけ深く取ったんですか?」
先生:「2ミリくらいよ」
・・・・・・・・・・あ~多分、組織診の時の深さの回答だと思いますが、
もしかしたら、先日の深く取った細胞診察の時の深さかもしれません。
私:
「組織診ってコルポ診ってやつですよね?怪しいというところに、薬を付けると目立つようになるっていう。
今回調べたところ以外で(見た目で)目立ったところはなかったんですか?」
それは、なかったようです。
先生:
「今、見た目的には3ミリくらいの癌だけど、
もしかしたら、中で1cmくらいになっているかもしれない。
でも、CTに映らなかったから、これからMRIで怪しいところを集中的に切り刻んで見るからね」
先生:
「MRIだけじゃなくて、PETで全体も見た方がいいと思うから、PETの空いている日を調べているんだけど、
なかなか空いていないのよね~。だから、とりあえず先でも押さえておこうと思うのよね」
私:
「もう、いつでもいいので、どっか急に空いたら私を入れちゃって下さい!いつでもいいですから!」
PCをチェックしながら、驚く先生。
「あら!奥さん!(←驚くときに先生がよく言うフレーズ)、空いているわよ!」
来週の水曜日9/19が取れました。
このがん専門大病院で、PETが1週間後に取れるってのは稀なことだと思います。
既に9/24に予約を入れてあるMRIよりも早くすることになりました。
私:「これは、私はラッキーなんだよね!そうだよね!」
先生:「そうよ、ラッキーよ!」
そう話しながら、再発したんだから全然ラッキーじゃないんだけどねって、
ちょっとだけ頭をかすりました。
が、
私:
「そうそう、最初の手術の時も先生から、キャンセルが出て2週間早くできますって連絡が来たんだもの」
先生:
「そうよ、なんでも早くやった方がいいからね、だから連絡したのよ」
先生:
「放射線科にはね、〇〇先生と言う、すっごぉ~~~くいい先生がいるから、その先生の診察の予約ももう入れちゃおうね。」
私:
「そんなにすごいの?私、その先生がいい!」
先生:
「9/26(水)に、私からPETとMRIの結果を知らせるけど、そのちょうど後に〇〇先生の予約を入れられるわよ!」
と、再発かも?から確定となり、トントン拍子に私のスケジュールが入れられていきました。
再発は不幸なことだけれど、
それを治そうと主治医も努力して、パソコンに向かってスケジュール調整をしてくれています。
先生:「私もそらこさんと同じ気持ちなんだよ!」
自分が手術をした患者が再発してしまうことは、先生にとってもショックなことだと思います。
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この病院は、毎週木曜日に医師たちが集まって患者の治療方法を話し合う日があるんです。
私は来週の水曜日にPET-CTをします。
先生:
「その結果をすぐに、放射線の〇〇先生に木曜日に見せて相談するわね!」
そうすれば、〇〇先生の予約を入れている日より前に、〇〇先生が私の状況をチェックして頂ける。
予約の日までに、治療法を考えて頂ける。
今日が9/12(水)。
2週間後の9/26(水)までに、PET-CTとMRIを済ませて、治療方針が決まる。
その日は、夫と一緒に聞きに行きます。
主治医が言うには・・・
「治療法は、手術・放射線・抗がん剤のどれにかになる。ただ、放射線の可能性が一番高い。」
私:「もう、抗がん剤だけはイヤです・・・」
手術になるとしたら、膣を切ることになるのだろうけど・・・
私:「先生、私の膣って前の手術の時に切ったんですか?今何センチくらいなんですか?」
先生:「少し切ったけど、もう元に戻っているわよ」
自然に伸びたってことか?
いつも内診している先生がそう言うんだからそうなんだろう。
私:
「この前、放射線をするとしたら週に一度で全部で30グレイぐらいって言っていたけど・・・」
先生:
「2か月ぐらいかけてかもだけど、1回の量を多くすれば早く終わるわよ」
先生:「大丈夫?(気持ちは)」
私:
「凹まないようにしているから、意外と大丈夫。凹んだらとことん凹むの知っているから、泣くと疲れることも」
先生:「たまには泣いていいんだよ」
そして、力強い声でこう言ってくれました。
「だいじょうぶ!傷は浅い!!」
まだMRIやPET-CTの結果を見ていないのに、そんなことを言ってくれるなんて、
すっごくすっごく嬉しかったです。
主治医の長年の勘で、
CLASSⅠだったところの奥を採取してもらって見つけてもらった今回の再発。
長年の経験があるからこそ気が付いてもらえた。
その主治医が、傷は浅い状況だと感じてくれているのは、
これから検査を進めていく最中にも、信じられるものがあると支えになります。
先日も同じことを聞いたけど、もう一回聞きたくて・・・
私:「放射線やって、みんな治っているんだよね?治っている人の方が多いんだよね?」
先生:「そうよ」
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前回、ステロイドはホルモン療法の効果を下げる・・・
そう言われたと解釈していたけれど、「そんなことは言っていない」と言われました。
「ステロイドは骨にはよくない」だそうです。
副鼻腔炎の点鼻薬を捨てたのにゴミ箱から拾わないと(汗)
私:
「にんにく&しょうがのサプリメントをこの再発がわかる直前から飲んでいるんですけど、それは(今の私の状態とこれからの治療に)問題ありませんか?」
医者がサプリメントを歓迎しないのはよくわかっていたけど、
やはりその通りの返答がだぁ~~~っと返ってきました。
私:
「いやぁ、体温上げると病気にはいいと思って・・・」
先生:
「ならば、本当のにんにくとしょうがを取ればいいでしょ?。それに、サプリメントで肝臓を悪くした人も少なくないのよ。」
私:
「そうなんですか、それは困ります」
結局は、自分の責任でということでした。
しっかり睡眠をとることが一番だと思い、レンドルミンを処方してもらいました。
3連休には、大好きなアーティストのライブに行きます。
本当は、晴れてスッキリな気持ちで行きたかったのに・・・
こんなことになって行くのをやめようかとも思いましたが、こんな時だからこそ行こうと思いました。
きっと、免疫力が上がると信じて。
最後に、主治医が、
「治すからね!!」
そう言って、両手で私の手を握ってくれました。
「ありがとう先生、治してね、もう頼れるの先生だけだから(涙)」
再発が、この膣断端だけでありますように。
MRIとCTの結果を聞きに行った時、
主治医が笑顔で「大丈夫だったわよ~よかったわね~!」と言ってくれますように。
同じように病気に立ち向かっているみんながいるんだから。
一人じゃない。
私も前に進む!!
おばあちゃんになるまで、前に進む!!
*膣断端への再発を放射線等で治療した方、何かアドバイスがありましたらメッセージを下さると、
とてもありがたいです。