Figure.19 ジャイアント馬場フィギュア | Cap as Cap Can!! 俺は帽子とだってプロレスできるぜ日記
行ってまいりました!



ターザン山本vs和田京平
300分5本勝負!
GIANTトーク
秘話繚乱
全日本プロレス48年を語り尽くす



看板に偽りなしの
ボリュームたっぷり
中身の濃いトークショーでした。

これは
7月5日
場所も同じ闘道館で行われた
「夢とそれから 記憶の懸け橋
お前の25年を問う。」
と題された
ターザン山本!トークショーに登場した
和田京平氏が
「ターザンさん、
あらためてやろうよ!
トークショー」
と言った一言を
受けて実現したもの。



この時はターザンvs9人/30分の
270分トークショーだったのですが、
それを上回る
まさにGIANT トークショー!

内容は
1本目ジャイアント馬場時代の全日本
2本目鶴龍時代の全日本
3本目四天王時代の全日本
4本目武藤時代の全日本
5本目和田京平、フリーとなった今
質問コーナー

どれも興味津々の内容です。

さすがに
すべてをお伝えできないので
印象に残ったエピソードを
いくつか紹介させていただきます。



馬場さんが
水戸黄門好きなのは有名な話ですが
和田さんが馬場さんに
その理由を聞いたところ
「京平、それはな、
ほかの時代劇は、
誰かが殺されてから事件解決するのに、
水戸黄門は人が殺される前に
事件を解決するからだよ。
それから、
何より一話完結なのがいい。
来週に続く。。。
じゃ、ダメなんだよ」
と答えたそうです。

京平さん曰く
「これは馬場さんの
プロレス論とも一致しているんです。
ある時、誰だったかが札幌中島のリングで
『この決着は、両国でつけてやる』
とマイクアピールしたのを見た馬場さんが
『京平、あいつは何言ってんだ?
札幌のお客さんは、
両国には来ないよな』
と怒ったことがあるんです。
馬場さんの哲学は
その日のお客さんに
その日はすっきり帰ってもらいたい。
馬場さんにとっては
プロレス興行も
一話完結型でなきゃダメなんです」



全日本プロレスの
豪華外人の話になり、
ターザン山本から
「必ずどうでもいい外人が
何人か混じってたよね。
ディートンとか
マリオ・ミラノとか。
あれはなんで?
お金かかったでしょ」
という質問に対しては
「馬場さんしか知らない契約が
日本テレビとあったんですよ。
1シリーズに必ず7人以上の
外人を呼ばねばならないっていう。
ひどい契約だよね。
本当に、
そのために
すごいお金がかかりましたよ。
飛行機代だけで数百万。
三沢なんかは
そんなことは知らないから
『あいつら呼ぶ必要あんの?』って、
いつも文句言ってましたけど」

そんな契約があったなんて。。。
ちょっと衝撃的な秘話でした。

この話の延長で、
笑撃的な秘話がありました!



和田さん曰く
「それで、
外国人の旅費を安く抑えるため
ハワイ在住のレスラーをよく呼んだんですよ。
馬場さんがハワイ好きというのも
あったんですけど。
カールフォンス・タイガーとか
キラー・トーア・カマタなんかそうだね。
そうそう!
それで馬場さんが、
ハワイに行った時に
カマタから
『俺の知り合いで
プロレスをやりたいという男がいる。
呼んでやってくれ』
って頼まれて、
馬場さんが会いに行ったら、
なんとコンビニの親父だったの!
プロレスなんかやったことがない(笑)
でも、なかなか雰囲気がある男だったので、
面白がった馬場さんが、
カマタとのコンビで呼んじゃったのよ!
それがグレート・マーシャルボーグ。
来日前には
『まだ見ぬ強豪』『伝説の格闘家』とか
煽ってね。
でも正体は、
ハワイのコンビニの親父(爆笑)
酷かったねぇ。
来日第一戦で、ボコボコにされて
すぐ帰っちゃったけど」



なかなか楽しい雰囲気で進んだトークショーが
一気に重苦しい空気に変わったのは、
武藤全日の話題になった時でした。

和田さん曰く
「よくわからない。
じっくり話たこともないし。
ただ経営のことは全然わかってないし、
無責任な人だなぁ・・・と
思ったね。
それくらいの感想しかないから、
本当に語れることがない」
と素っ気ないことこの上ない(苦笑)



最後、ターザン山本から
「和田さんが思う最強のレスラーは?」との質問には、
しばし熟考の上
「ダニー・クロファットかなぁ。
こいつは強かった。
強すぎて、リングでふざけてたよね。
当時、PRIDEから
誰かレスラーを・・・と
馬場が打診されたことがあったらしいんですが
その時、馬場さんが挙げた名前は
『渕か、クロファットかなぁ』って
言ったらしいよ。」

PRIDEに渕!?
この日一番
会場がどよめいた
一言だったかもしれません。

「シーク様も怖かった。
彼はリングシューズに、
必ずナイフを隠してるんですよ。
シュートを仕掛けてきたレスラーを、
それでブスリとするために。
だから、テーズだって、誰だって、
絶対にシークには変なことは仕掛けない。」

「ホースト・ホフマンも強かった。
僕はロビンソンより、上だったと思う。
ただ地味だったから、人気で勝てなかったけど。
パット・オコーナーも強かったですよ。
やっぱり地味なんで、
プッシュされませんでしたけどね」



ジャイアント馬場さんフィギュア

この日のイベント記念に
買っちゃいました。





なかなか雰囲気を捉えてません?



300分と銘打たれた
トークショーでしたが、
終わってみたら
360分6時間!

しかも
あっという間の
6時間でした。

興味深い話は
まだまだあったんですが、
それはまたの機会にしたいと
思います。



京平さんの
青木篤志Tシャツも
かっこよかったなぁ。。。