突然なんですけど、「季節感」って言葉あるじゃないですか。


真夏にコートを羽織る人はあまりいないし、真冬にTシャツ半パンの人も少数派だと思うんです。


季節ごとに良さと、適した装いと、過ごし方があるってことなんでしょうね。



2020年、夏。


暑いねほんと。


こんなに暑くて日差しも強くて、


でも「夏らしい」ことをした覚えがあまりない、できないままに9月です。




でも思ったんです。


「無理に夏しなくてもいいんじゃね?」と。


真夏に冬の匂いを味わったっていいじゃないかと。




前置きが長くなりましたが、先日「MANKAI STAGEA3!』〜WINTER 2020〜」全11公演が終演しました。




唐突な上にあまり中身のない話ですいません笑



でも確かに、銀河劇場に漂う空気、配信越しに伝わる雪の切なさ、MANKAIカンパニーを包む暖かさは冬そのものだったと思います。






冬組のみんなの大人びていてどこか寂しげなやり取りは、そのまま人恋しさに繋がっているようで、なんともいじらしいというかなんというか...



後悔や弱さを抱えていることをお互いに知っていて、自分たちなりの、ほんの少しの歩み寄りなんかで、それを支えて補い合おうとしている姿はとても美しい関係に見えました。





そして、そんなセンチメンタリズムをことごとく打ち破ってくる騒がしモンスター共。笑





お構いなしのように見えて、芯では支える気マンマンで、MANKAI寮の中はいつもこんな空気に満ちているんだなといつも思いました。



にしても稽古の邪魔はしてはいけませんけどね。



そして人をパネルにしていじってもいけません。






前代未聞だよほんと笑


綴はあれが一番面白かったね!って言われて俺はどんな顔をすればいいのよ・ω


いや、あれ俺じゃないから!!!

とツッコみたい今日このごろです。笑




稽古からハイレベルな会話のやり取りと感情のキャッチボールの連続で、とても勉強になりました。



すっごい個人的な話をすると、僕の初舞台は10代の頃、植さんとまっきーさんとご一緒した現場でした。


こうしてまた改めて並んで舞台上に立てていることを、10代の俺に言ってやりたい笑笑



フューチャリングのみんなとのお芝居もほんとに楽しくて。


ずっとふざけながら会議して0から1を生み出して、12000に膨らまして稽古して、舞台上に載せたら50000くらいになっていた日々でした。


役者としていつまでも忘れちゃいけないことを、学ばせてもらった公演でした。




そして、一番実感した忘れちゃいけないこと。




演劇が、エンタメが、舞台ができることは決して当たり前じゃないってこと。



いや、もとからそうだし当たり前と思っていたわけではないのだけれど。



改めて上演できたこと、舞台上に立てていたことに感謝です。


いろんな対策や安全策を講じても不安は残るこんな世の中で、上演に踏み切ってくれた製作委員会の皆様に精一杯のありがとうを言いたいです。



楽しかったし、嬉しかった。




それも劇場、配信関わらず見てくださる方がいてこそですね。




皆さんにも、本当にありがとう。



さて、こんなお芝居への喜びの話をしましたが、




MANKAI STAGEA3!』〜Four Seasons LIVE 2020〜」がやってきます。





エーステの!!!!ライブ!!!!!




季節を巡って、苦難を乗り越えて、繋がりを感じてきたMANKAIカンパニーのみんなのステージを、楽しみにしててください。




目一杯楽しんで、俺らを咲かせてくださいね、監督。



思う通りにいかない生活や、うまく行かないことばかりが目につきやすい世の中かもしれないけど、


色んな所に目を向けて、ありふれた特別に感謝して、笑顔で毎日を生きていきましょう!



それでは〜・ω