善悪の刃
善悪の刃
冤罪の実話。
犯罪者にされた人間が出所後、
この先、生きていくためには何が必要?
やっぱり無罪?
それとも大金?
表立って金だ!金だ!っていう人ほど
ほんとは愛が大事だったり
愛だ!愛だ!という人に限って
なんだかんだでお金を結構大事にしてる。
ような気がしてならない今日この頃。
最初の30分くらいは微妙。
だったのに。
大泉洋みたいな風貌のダメダメな主人公。
…だったのに、どんどん魅力的に。
14年前の殺人事件の再審請求をやるかやらないかの理事会の場面で、
「彼が殺人犯かどうかは重要ですか?」
このあたりから
この映画、どうなってくんだろうって
やたらゾクゾクした。
直後にダーっと面白い波が来て、一瞬で飲み込まれてしまった。
韓国映画はいつもそう。
しかし実話だ なんだよね。
ありえるんだこんな事。
後半はもう
悔しくて涙が出てくる。
こんな人間にはなりたくないという見本。
こんな人間になりたいと思う見本。
両方がある。
韓国にはほとんど興味はないけれど
映画なら、やっぱり日本より韓国の方が面白い。