【週刊ハンガンネット通信】第485号韓国を理解するための基本知識  ミレ韓国語学院 前田真彦 | 韓国語学習者のパートナー【ミレ韓国語学院前田真彦のブログ】

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【週刊ハンガンネット通信】第485号 (2024年4月16日発行)
韓国を理解するための基本知識    ミレ韓国語学院 前田真彦
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금강산도 식후경  「金剛山も食後の景色」=「花より団子」

中級で出てくることわざですが、金剛山がどこにあるのかを知らない受講生がいました。これはひとえに、このことわざを教えた時に、地図で金剛山がどこにあるのかを教えなかった講師に責任があります。実は私のことです。

 

以降猛省し、テキストに地名が出てきたら地図で指し示し、場所を教えることに決めました。前田の自宅とミレ教室のホワイトボードの横に、学校の教室に貼っているような大型の韓半島地図を貼っています。

 

韓国で一番高い山は? 漢拏山 1950メートル 한번 구경 오십시오 で覚える。

韓国で一番長い川は? 洛東江 

 

高句麗と高麗、どちらが古い時代か区別がつかない人がいます。高句麗の末裔であることを意識して、高麗という王朝名を付けたわけですから、高句麗が古いのです。

 

以前は「韓国の常識」という言い方をしていましたが、私たち外国人にとっては常識ではなく、意識して覚えていくべき事柄です。「韓国を理解するために必要な基本知識」を計画的に覚えていかなければ、いつまでたっても北朝鮮と中国の国境を流れる川は「鴨緑江と豆満江」ということを知らないままになってしまいます。

 

専門知識が必要なのではありません。小学生が日本社会を知るために地理や歴史の勉強を小学校の先生から習うように、広く浅くても、基本知識をどんどん知っていく必要があります。英語学習がグローバルな関心を育てるとすれば、韓国語学習は、韓国文化への関心へと発展していくものですし、そういう関心が韓国語の学習を支えるものでもあります。

 

韓国語講師は韓国文化を理解するための基本知識も意図的に教えていかなければなりませんね。 

 

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【週刊ハンガンネット通信】(毎週月曜日発行)
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