ポプラがカミキリムシで枯れる | 黄河のほとりで ~中国の砂漠滞在記~

ポプラがカミキリムシで枯れる

 黄河流域には昔からポプラがたくさん植えられてきた。これは挿し木で殖え、成長が良く、通直で建築・農用材に適し、葉は家畜の飼料に利用できるためである。

 寧夏では、「緑の長城建設計画」の進展につれ、植林の主な樹種として、防砂・防風・防暑などに効果の大きいポプラが農地防護林に大量に植えられてきた。ところが、20年ほど前からゴマダラカミキリによって大害を受けるようになった。被害はこれまでに植えた全本数の40パーセントに及んでいる。



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