西夏王国の興亡(寧夏の昔) チベット族の一支族であるタングート族がチベットを逐われ、この地に流れつき、唐代に力を増し、宗代に独立して大夏王国(一般には西夏とよばれている)を築いた。 西夏王国は11-13世紀にかけて、中国全土の3分の1を支配下におき、漢字をもとにして西夏文字をつくりだすほどの文化のすすんだ国であった。彼らは誇り高く、戦では勇敢な民族であったが13世紀になって蒙古のジンギスカンに滅ぼされた。寧夏の西方、賀蘭山のふもとには約100基の巨大な王族の墓が砂漠の荒野に林立している。