すべての生命を救う大きな船 | 哲人クニちゃんのブログ

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有為の奥山 今日越えて

浅き夢見じ 酔ひもせず


あさきゆめみしゑひもせす

私的なことですが
私の妻の妹と母親が
それぞれ別の病院に入院しています。
色いろな手続きで
それぞれの病院に行く用事が出来て
ブログ記事の更新が期間が空くと思います。

今回の記事は入院より前に下書きしていたので
きょうリリースします。

きょうの記事は
『 星のしずく 』 というサイトからのメルマガの
7月 15日 ( 月曜日 ) の記事の紹介です。

メルマガは下記サイトから登録できます。


こちら ⇒ 星のしずく

この記事が載っていたのは
いくつかあるメルマガのうちの
月 ・ 木配信のメルマガです。

バックナンバーも見ることができます。


こちら ⇒ バックナンバー

いつもはメルマガのコラムの紹介ですが
今回はスピリチュアルQ & Aの記事の紹介です。


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すべての生命を救う大きな船

スピリチュアルQ & Aは読者さんから
寄せられたご質問にお応えするコーナーです。

自分ならどうするか?
という視点で読み解いてくださいね。


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Q.去年夫が亡くなりました。それからは
自分なりに頑張ってはいるものの
寂しくなる時もあるし将来も不安です。

夫が生きてた頃はアファメーションをしたり
嫌な事があっても前向きに考えたりして
乗り切ってましたが、幸せになる為に
スピリチュアルの本を読んだり
実践しても夫が亡くなり
そんなものは無意味だったのだと思うし

前向きに考えたりしても
また何か不幸な事がおこるのでは?
と思うと毎日が憂鬱です。
夫はどうして若くして亡くなってしまったのか
毎日そんな事ばかり考えてしまいます。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+


この現象界 = 物質の世界では
どんなものも破壊と創造のなかにあります。

人は生まれては、一時的に
この物質界にカタチをとどめ
やがてこの世を去ります。

この一時的な滞在のときでも
年を重ねて、変化していきます。

それを諸行無常というように
表現することもありますが
むなしいわけではありません。

そうではなく
「 幸せはカタチを変えていく 」
ということなんです。

▼ ある特定の幸せのカタチにこだわると
そのカタチが失われたことを
悲しく思ってしまいます。
( たしかに悲しいことではあります )

> 去年夫が亡くなりました。それからは
> 自分なりに頑張ってはいるものの
> 寂しくなる時もあるし将来も不安です。

愛する人をなくしたとき
癒すのはカンタンではありません。
時間がかかることでしょう。

ですが、特定のカタチにこだわりすぎると
また別の幸せのカタチが
やってきていることに気づかない。

そんなことが起きてしまいます。

旦那さんとまったく同じようなカタチで
幸せがやってくるわけではありませんが
あなたもまた変化しつづけています。

いまのあなたにあった幸せのカタチというのも
実は変化しているのです。

そのあなたの変化に呼応して
この現象界も破壊と創造を使って
いまのあなたにあった幸せのカタチを提示します。

つまり、旦那さんをなくしたのは
あなたが成長し
カレとの関係において、一区切りがついたから。

完全なる別れというわけではありませんが
ふたりの学びが一段落して
次なる学びのために
卒業をむかえたわけです。

だから、過去と同じようなカタチを求めて
たとえそれが手に入ったとしても
( 旦那さんが生き返ってあなたの元に戻ったとしても )
過去と同じような幸せを得られるわけではありません。

▼ 幸せにルーティンはありません。

いつも新鮮で変化に富んでいるからこそ
そこに学びがあり、幸せがあります。

というものの、カタチは違えども
深い部分ではすべてはつながっています。

まったく別の幸せのカタチであっても
そこにあなたは旦那さんと同じ
愛を感じることができるでしょう。

この現象界でわたしたちは
小さな船 ( 小さな幸せ ) をつくります。

その小さな船は作っては壊れてしまいます。

小さな船には
幸せだけでなく期待も含まれています。

期待したものが破壊されたとしても
拒否したり、非難したり、反発したりせず
感謝の気持ちをもって
そのまま受け入れてみるように。

そうすれば
次なる展開がスムーズにやってきます。

本来そこに、よい・わるい
嬉しい・悲しいはありません。

なにかが破壊されたとき
つねに裏では何かが生まれています。

そしてなにかが破壊されたと思ったとき
実際は自分で、新しいなにかを
つくっているものなんです。

また新しく小さな船をつくり
その船で行けるところまで進みます。

つかの間であっても
船上の楽しみを十分に味わいましょう。

そして行けるところまで進み
また新しい船をつくって
次なる旅をスタートさせます。

▼ 小さな船を
何度も破壊し、つくっていくなかで
そこにむなしさを覚えるのではなく
どんなカタチであっても
その幸せを祝うなら、、、

破壊と創造のなかで
すべての生命を救う
大きな船がつくられていきます。

自分たちの
小さな船の安全運航を祈るだけでなく
あなたを含めすべての人を
幸せにするチカラがあります。

このことが感覚的に理解できれば
古いものをみずから解体し
苦痛や悲しみを経験することなく
楽しみながら新しい船を
つくることができるようになります。


☆─今回のポイント─☆

1.成長に合わせ破壊と創造が起き
いまのあなたに合った幸せがやってくる

2.幸せにルーティンはない
いつも新鮮だからこそ学びと幸せがある

3. 破壊と創造のなかですべての
生命を救う大きな幸せがつくられる

☆─────────☆


あなたがさらに幸せに
豊かになることを応援しております。


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記事とは直接関係ないかもしれませんが
連想したのは
『 教行信証 』に出てくる言葉です。

「 難思の弘誓は難度海を度する大船 」

親鸞聖人『 教行信証 』

この言葉は、親鸞聖人の主著
『 顕浄土真実教行証文類 』
(『 教行信証 』) の冒頭に出てくる表現です。

親鸞聖人が人間の生についての実感を踏まえながら、
自ら出会うことのできた教えの意義を
端的に示すものです。

語句の内容を少し補いながら訳すと、
次の様になります。

人間の知性では思い量ることができない、
生きとし生けるものを
どこまでも広く救済しようと誓った
阿弥陀仏の本願は、
渡ることが難しい荒海のような
苦悩の中を生きる人を、
苦しみを超えた世界へと
渡らせる大きな船である。

親鸞聖人は人間の生を
「 難度海 」( 渡りがたい海 )と表現しています。
この言葉は、
どこまで行っても岸にたどり着けない
果てしない海や、
激しい嵐に襲われた荒海を想い起させます。

確かに人は苦しみのただ中にある時、
いつまでもこの苦しみが
消えないのではないかと不安になります。

また、あまりに激しい苦痛は、
生きる力を奪いとってしまうことさえ
あるかもしれません。

親鸞聖人もまた様々な戦乱や飢饉に遭遇し、
そのような出来事に翻弄されながら
生きざるを得ませんでした。

人生を「 難度海 」と書き留めた親鸞聖人は、
そのような事柄を身近に経験し
自分の体験として重ねる中で、
真摯に人間のあり方、
自己の生き方を見つめていたのです。

標記の言葉の中で、
そのような「 難度海 」を生きる私たちの
「 大船 」となるのは
「 難思の弘誓 」に他ならないと述べられています。

つまり、人間の思いはからいを超えて、
あらゆる者を救済しようと働き続ける誓いこそ、
「 難度海 」を生き抜く拠り所となるのだと
親鸞聖人は言うのです。

「 難度海 」という現実の中で、
それまで自分を支えていたあらゆるものが、
いつでも覆される可能性の中に私たちは生きています。

そのことを深く受けとめる時、
「 決して見捨てることなく必ず救いとる 」と
阿弥陀仏から願われている者が
人間なのだという親鸞聖人の言葉は、
切実な響きをもって迫ってくるように思われます。

記事が長くなったので
おまけの画像と動画は
今回はお休みです (。v_v。)ペコ

 

 

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