◆昨日の夜8時30分過ぎに
美深町を出発し
高速道路を走って
途中、岩見沢で
猛吹雪に見舞われ
深夜1時過ぎ、
テイネスキー場近郊の
車を止めれる
駐車場へ到着。
◆選手である英恋は
体の負担を軽減させ
シートを倒して
爆睡していますが
選手ではない私は、
運転席で
睡眠時間4時間
あるかないかの
過酷スケジュール。
◆理利の現役生活は
終わりました。
中学時代、
あと1歩で
日本一になる所まで
成り上がってきました。
貧乏しながら、
時間も余裕もない中で
ギラギラと上を目指した時間。
終わってみたら、
振り返ればあの時間が、
理利と過ごした時間で
とても楽しい時間でした。
◆理利が高校1年生で
小樽へ旅立ったとき、
私の気持ちは
確実に切れたと思います。
もう、あれ以上の時間は
しばらく来ないと
思っていました。
◆去年の冬、
雪が降り、気が付けば、
あの頃、
小学4年生だった英恋は
中学1年生に
なっていました。
で、年末には私の
競技者未登録問題が発覚し、
選手としてレースに出場できない
凍結期間を
発生させてしまいました。
◆今年のお正月、1月1日。
英恋にレースに出れないことを
伝えたとき、
私はもう一度、初心に戻り、
理利と頂点を目指した
あの頃の気持ちに戻って
「もう一度、這い上がろう!」
と、
固く心に決めました。
英恋と共に戦える
限られた貴重な時間。
もう一度、真面目に
熱い気持ちで
アルペンレースに向き合うことを
真剣に誓いました。
◆テイネのコースだけは
絶対に誤魔化しが効きません。
正直、一本も
滑らないで行くのは
不安でした。
けど、2日間も
公開練習が開催され
コースを滑れる、
私は
何としてもこの2日間、
英恋をここに
連れてきてあげたいと
思いました。
RE☆START
◆朝一番の札幌テイネ
札幌の街並みや、石狩湾、
札幌ドームも見えます!
凄っげーところに来ました!!!
疲れも、眠気も、不安も、
全部一気に吹っ飛びました!
◆で、テイネ名物、
青氷の急斜面が
出迎えてくれました!
◆事前練習会に先立ち、
札幌スキー連盟の
コーチ陣を中心に
各チームのコーチ、
保護者による
コース設営(ネット張り等)
が
行われました。
現在、朝7時。
◆この最強バーンを作るため
連日にわたる水撒き作業など
週末2日間のレースの為
大勢のコーチや裏方さん、
サポートスタッフのお陰で
レースが成立するという
当たり前のことを
再認識する時間でした。
◆ワールドカップ並みの
カリカリの青氷。
エッヂでターンを切る音が
「ガリガリガリガリ」
と、
気持ちよく響き渡ります!
◆参加全選手によるコースセット
◆選手全体ミーティング、
注意事項、
コロナ対策確認。
◆英恋。
最初の数本は
かなりの苦戦を
強いられていました!笑
柔らかい雪の上と
同じリズム、同じラインでは
青氷の上では
到底、
太刀打ちできないことを
学習したようです。
◆一本一本。
いや、正確には
1ターン、1ターン、
命を懸けた
全力真剣滑走になりました!
◆滑落したらゴールまで
滑り台状態!
いや、ジェットコースターか!?
◆1時間、2時間、3時間。
時間があっという間に
過ぎていきます!
見る見る
英恋の滑りが
変わりました!
こんなの、
日曜日にいきなり
「ヨーイドン」
と、
そうでないとしたら
3時間前と3時間後では
確実に
3秒は違うと思いました。
◆勢いをつけたり、
ガッチリ守ったり、
失敗と成功を繰り返しながら
色んなライン取りや
スキーを切り返すタイミング、
スキー先端の
角度の入れ方を
調整しました。
◆最高のバーンの上で
最高の練習ができました!
と、
同時に、
毎年開催されている
この公開練習に
なんでもっと早く、
連れてきてやらなかったんだと
後悔しました。