登山道、外れて楽し赤城山 | 前橋山岳会

前橋山岳会

いつも山と一緒に呼吸していたいから

赤城山荒山(箕輪P⇒コル⇒荒山⇒箕輪P)
2014年10月28日  快晴
茂木、上原

上原君から、読図のリクエストが有ったので赤城山荒山に行ってきました。
まず、例会場で、山で必要な地図記号、等高線、その等高線が描く尾根と谷など基本をおさらいをします。コンパスの使い方をも机上練習しました。1時間半の座学の後、さっそく赤城山に向かいました。
11時40分箕輪の駐車場に付くと、満車状態です。群馬の日とは云え平日なのに!

箕輪駐車場

荒山山頂までは、現在地確認の実習を頻繁にしました。まずは、実際の地形と地形図を照合し、地図にどのように表現されるか考えます。歩きながら地形情報の収集後、記憶をたどって現在地確認をします。世の中で普及しているコンパスによる現在地確認をもしました。山頂まで「今いる場所は地図のどこ?」と意地悪じいさんが質問を繰り返しました。
山頂下に近づくと、風当たりが弱くなり 体が温まり始めました。やっと秋の日だまりハイキングが出来そうです。

荒山山頂へ

しかし、上に出ると、又風にもてあそばれます。

荒山山頂1 荒山山頂2

ピークでの下山方向の見極め方を実習後、寒さに耐えきれず早々に来た道を引き返します。 

私は、上原君に今日のハイライトを用意していました。変化に乏しい荒山を選んだ理由はココにあります。登山道を外れて、指示したポイントにたどり着くと言う問題です。下降点は広い尾根で、目標は顕著な尾根ですが、樹木のため見通しが利きません。まずは下降点を探しながら登山道を下ります。周りの地形の特徴を地図上に探します。ココかなと思うところで、コンパスを使って現在地を確認します。これを2地点ほど繰り返した後、下り始めました。

下降ナビゲ-ション試験
それからは、見えぬ尾根の方角を 地図からコンパスにし写し込んで、下降を開始しました。視界不良の雪面下降の要領で、後の者が右、左と指示を出すことも、わずかな時間でしたが実習してもらいました。ちょっと修正を加えましたが、尾根にたどり着きました。みつけた尾根を忠実にたどり登山道を経て4時前に車に戻りました。4時間の現地実習の成果は次回の山行に反映されることでしょう。ネ!
○○君!
最後におさらいです。
コンパステクニックや読図はあくまで基礎です、道具です。
それから一歩進んで
 ①現在地の確認 ②ルート計画 ③ルート維持
   のサイクルを常に回すことにこころがけて下さい。   (記:もてぎ)

********
今更ですが読図が苦手、このままではまずいということで茂木さんにお願いして赤城山荒山に行ってきました。

山と高原地図と比べると鮮やかさも文字も少なすぎる地図。それを頼りに山を登ります。
歩きながら「左の尾根はどう表されてる?右の沢地は?ここは地図上でどこ?」と。
そんなの今まで考えたことない。戸惑いながら地図とにらめっこ。
現在地の確認にコンパスも活用。今までで一番コンパスと触れ合った日でした。

何にもわからなそうな地図ですが実は情報が満載だとわかりました。
地図だけでなく、自分の目で周りを知ること、そろも重要な情報になるのですね。

1回やっただけでどうにかなるものではなく、今までほとんど地図を活用しなかった分大変ですが、これからただ歩くのはやめて、経験を積み苦手を克服します。

茂木さん、ありがとうございましたございました!
上原