こんにちはurahaです。

 

もう雪の心配は無さそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

「アッ!ウバユリだ。」

 

妻とロードスターでドライブしていた時のことです。

 

国道のガードレール脇で立派なウバユリが立ち枯れていたのです。

 

欲しいと言うので

 

「よし採りに行こう。」

 

となりまして車を停めました。

 

国道は交通量が多く、そこは路肩もほぼ無いので

 

国道側からのアプローチは無理そうですね。

 

グルっと大回りして河川敷からアプローチする事にしました。

 

その川は中々大きな川で河川敷もとても広いモノでした。

 

サイクリングロードを外れて何となく道っぽいところを歩いて行くと

 

河川敷に広大な畑が広がっています。

 

TVのニュースで観た事がありますよ。

 

在日の方々がやっているそうですね。

 

法的な是非はともかく

 

やはり在日の方々はさすが賢いなあと思ったのです。

 

 

 

私が中学生の頃でしたか

 

高校生の兄に誘われたのです。

 

「かねやん家に遊びに行くけどお前も来いよ。

 

 世の中には表と裏がある事がお前にも分かると思うぞ。」

 

かねやんは在日の子でしたが小学生の頃の兄の親友でした。

 

最近また仲良くしてもらっているのだそうです。

 

表向きはかねやんが世界一高いステレオを親に買ってもらったので

 

それでかねやんの持っているピンクレディーを聞く会でした。

 

かねやん家に行くのは初めてです。

 

 

「着いたぞ。」

 

敷地は広いとも言えますが

 

一面鉄くずで埋まっています。

 

鉄くず屋さんだったのですね。

 

その鉄くずの山に埋もれて

 

今にも崩れそうな斜めにかしいだ

 

屋根の低い一階建ての小さなあばら家がちんまりと建っています。

 

あまりの外見に失礼ながら軽くショックを受けました。

 

 

そこがかねやん家でした。

 

 

 

「こんにちはー!」

 

声をかけながら玄関に入ると

 

「いらっしゃいませ!ようこそ金*家へ!」

 

かねやんの小さな弟と妹が6~7人でしたか?

 

ピシッと整列して満面の笑顔で丁重に出迎えてくれたのです。

 

ビックリしました。

 

まるでサウンドオブミュージックのトラップ一家です。

 

家の中を見渡すと

 

!?

 

いったいどんな魔法を使っているのか?

 

外から見た家の大きさと中の広さが違い過ぎるのです。

 

ピカピカの広大な床

 

旅館でも滅多に見られないような見事な漆塗りの極太大黒柱が中央にそびえ立ち

 

その周りをグルグルと5~6人すれ違える幅の広い回廊が登っています。

 

「やあ!いらっしゃい。こっちこっち。」

 

2階からイケメン俳優のようなかねやんが爽やかに呼んでいます。

 

 

 

「近現代武道史で最高の達人のひとり」

 

と運動科学の研究者高岡英夫氏が書いていた

 

大東流合気柔術の佐川幸義史は仰っていたそうです。

 

「武術は身体に罠をたくさん作り込み

 

 要塞の様にしなくてはなくてはならない。

 

 そしてそれを分からないように隠さなくてはならない。」

 

 

 

 

私はジビエ好きが高じて数年間猟師をやっていたのですが

 

銃猟だけをやっていました。

 

まあ単純に鉄砲を撃ちたかったのです。

 

主に鳥撃ち用の上下2連の散弾銃と

 

四つ足の大物猟用のサボット弾を撃つハーフライフルを

 

所持していました。

 

銃猟の大物猟では

 

グループ全体で協力して狩りをします。

 

まず山の一部をグルっと一周円状に下調べし

 

その円に入って行く足跡と出ていく足跡を数え

 

獲物の存在と頭数を確定します。

 

その上で

 

犬を使って獲物を発見し追い出す役セコと

 

獲物の逃げ道を推定して木化けをして隠れて待ち伏せする役タツに

 

分かれて狩るのです。

 

出鱈目に獲物を探してうろつくのでは無いのです。

 

狩れるべくして狩るカラクリがあるのです。

 

一方

 

猟には銃猟の他にもう一種類あります。

 

罠猟です。

 

罠猟師が言うには

 

「罠猟は

 

 獣が罠を踏むように誘導するテクニックと

 

 罠を隠すテクニック

 

 重要で面白いんだ。」

 

 

 

空手の待ち拳の理合と同じだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河川敷とは言うなれば

 

”肥沃な大地”です。

 

世界史の教科書に出てきた記憶がある”肥沃な大地”とは何でしょうか?

 

ナイル河とかチグリス、ユーフラテス河とかインダス河とか黄河とか

 

の辺りでしたか?

 

肥沃な大地とは

 

毎年河川が氾濫して浸水する土地のことだそうです。

 

実は

 

毎年河川が氾濫して浸水することは

 

毎年無料で十分な肥料が撒かれることと

 

イコールだったのです。

 

チョット耕して種さえ蒔けば有機野菜ゲットです。

 

在日の方々の生活力や知恵は凄いと思います。

 

 

 

昔の日本人も賢かったようですね。

 

荘園という言葉が日本史に出てきました。

 

学生の頃は勉強が嫌いでしたので

 

意味がさっぱりだったものです。

 

庭いじりをする歳になってようやく腑に落ちました。

 

野菜やコメを栽培している土地なんですが

 

農業をしてる農地と言ってしまうと税を納めないとならない。

 

ガーデニングをしてるガーデンなんだと言えば税を納めないで済んだのです。

 

勿論藤原氏のような有力者の庭という事にしてもらうことで通用するわけですが。

 

 

 

 

 

 

 

「お前らの身体は何で出来ているかしってるか?

 

 お前らの身体はお前らが食べたもんで出来ているんだぞ。

 

 だから何を食べるか良く考えなさい。」

 

私の二人目の空手の先生が良く仰っていました。

 

有機野菜はとてもお値段が高いですが

 

栄養価が高く

 

何と言っても断然美味しいですね。

 

香りが良く旨味も濃いと感じます。

 

一方で洗い方が雑だとギョウチュウやサナダムシが湧くとも聞きます。

 

しかしこんな話を伺ったことがありますよ。

 

 

私はジビエを食べるのが大好きなので

 

遠*郷の老舗にも熊鍋と猪鍋を食べに行ったのです。

 

その店では銀*の超有名デパートにも山肉を卸しているのだそうです。

 

デパートの隣でブランド牛を扱っていたので

 

後学のために見学させてもらったそうです。

 

(?何だろう?内臓周りの泡のようなブツブツは?

 

 熊や猪、鹿を捌いてきたが見たことないぞ。)

 

「この泡みたいなものは何ですか?」

 

「ああ、それはガ*細胞ですよ。

 

 寄生虫が湧いたり伝染病に罹ったりしないように

 

 抗生*質を餌に混ぜるので

 

 ガ*になってしまうのです。

 

 牛はなるべく大きく育てたいのですが

 

 ガ*細胞も大きく育ってしまうので

 

 間を取って屠殺するのです。」

 

 

老舗のご主人が教えてくれた仮説です。

 

「熊や猪にはギョウチュウやサナダムシがいる。

 

 代わりにガ*細胞は無い。

 

 寄生虫がガ*細胞を食べてくれているのではないか?

 

 人間と寄生虫は共生関係だったのではないか?」

 

 

 

 

 

 

私の尊敬する(というか単純に一ファンなのですが)

 

大山倍達先生は御著書で

 

”武農一如”

 

ということを提唱されていました。

 

私は漫画版を持っていましたね。

 

 

そんな訳で

 

私もこの春から農業デビューします。

 

普通の農法を習うのですが

 

ゆくゆくは有機野菜を育てたいと思っているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

ウバユリ採れませんでした。