こんにちはurahaです。

 

またちらほら降ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

「空手って何が面白いんですか?」

 

 

 

息子が小4の時、空手の他にも剣道を習いたいと言うので

 

剣道に送って行ってた時のことです。

 

剣道を習いに来ていた兄妹のお兄ちゃんの方に訊かれたのです。

 

妹は息子と同学年だそうです。

 

お兄ちゃんは1~2歳上でしょうか。

 

剣道ではめきめきと頭角を現しているセンスの良い子です。

 

彼らは私達が習っていた空手流派の

 

私達とは別の道場に通っているのだそうです。

 

「うーん。組手をやらないと面白さが分からないかもしれないね。」

 

 

 

私の通っていた道場は以前から全く組手稽古をしない道場だった上

 

当時はなんと

 

流派全体で組手稽古全面禁止

 

という前代未聞の珍事態でした。

 

何故そんなことになったのか?

 

先生が私に尋ねられたことと

 

私が道場で目撃したことを

 

合わせて推察すると

 

 

最高師範が

 

*極真長*県大会に優勝したフルコンタクト空手の選手に嫉妬し

 

流派の代表理事として

 

「当流派は武道団体なので全日本選手権は辞退する。」

 

とその選手にも先生にも無断で勝手に新極*に連絡してしまったようなのです。

 

彼はもしそのタイミングで全日本に出ていれば

 

日本一になった可能性が極めて高い怪物選手でした。

 

やってしまってから最高師範は

 

「あいつは化け物だ。

 

 俺はあいつと組手をしたら56されてしまう。

 

 俺は4ぬ。4んでしまう。

 

 俺はまだこの流派でやることがある。

 

 4ぬわけにはいかない。

 

 4ぬわけにはいかないんだー。」

 

と道場で泣きわめくほどその人との組手におびえるはめになりました。

 

「いやー師範も硬*空手の全日本チャンピオンだったんですから

 

 顔面ありでやれば大丈夫なんじゃないですか?」

 

全く事情を知らなかった私はそう言って慰めたのですが

 

「いや!あいつはグローブで顔面ありもやっている。

 

 俺は絶対に*ろされる。

 

 何とかしなければ

 

 何とか。」

 

怯えて聞く耳を持ちません。

 

私は何をそんなに怯えているのか分かりませんでした。

 

正直たしかにそのくらいの実力差はありそうでしたが

 

(普通、こ*さないでしょ?)

 

というのが本音でした。

 

しかし

 

 

 

 

あなたは56されて当たり前と自分で感じるほどの悪事を働いていたのですね?

 

 

 

 

それから3日と経たないうちに

 

先生から組手稽古全面禁止のお達しがあったのでした。

 

 

 

 

代表理事でもある最高師範は

 

自分の身の安全のためだけに

 

空手に興味は無いがこの流派の資本家である親に

 

最高顧問として雇っている先生を説得してもらい

 

先生に組手稽古全面禁止宣言をさせたようですね。

 

表向きは

 

「自由組手は死亡事故につながり危険だから。」

 

という事だそうですよ。

 

確かに嘘は付いていないですね。

 

新極**野県大会優勝の彼は

 

優しく礼儀正しい人間性の高い方でしたが

 

威力という点だけ見れば殺人的で確かに人間凶器です。

 

最高師範相手に簡単に死亡事故を起こせる危険な人物でしょう。

 

先生が

 

「新極*から全国大会のオファーが来ないのはどうしてか?何か知らないか?」

 

と私のような支部道場の一般稽古生を一人だけつかまえて尋ねられたという事は

 

支部道場の道場長である最高師範の犯行だと

 

先生には最初から見当が付いていたのでしょうね。

 

そもそもオファーを断れるとしたら

 

本人か流派の代表かどちらかしかあり得ないでしょう。

 

本人でないのなら残るは

 

NPO法人代表理事である最高師範しかあり得ません。

 

私は当時ピンと来なかったのです。

 

組織的な事には興味が無かったものですから。

 

時間をかけて2つの情報が繋がっていったのでした。

 

 

現金が大きく動くため

 

自由組手の試合もある流派の大会は続行だったので

 

例外として本部でのみ細々組手稽古をしていました。

 

当時私は組手稽古をするために遠い本部に息子と車で通っていたのです。

 

私の仕事の性質上、私はかろうじて間に合ったのであって

 

仮に親が協力的であったとしても

 

多くの勤め人には本部通いは難しいことだと思われました。

 

従って子供の彼らが本部に通うのはほぼ不可能なので

 

(彼は組手をやったことがないのだろうな。)

 

と思ったのです。

 

 

 

「組手は道場で一度やったことがあります。

 

 Y先輩は強いですね。

 

 僕は負けてしまいました。」

 

(?・・・・?   Y先輩?)

 

Yは息子と同学年で仲の良い子です。

 

最高師範がべたぼめするYの母親が

 

彼らの道場の指導を任されている正指導員なのですが

 

何故か?私の通っている道場にも

 

母子4人といつも一緒の母親のいとこのゴリマッチョと5人で来ていたので

 

私も良く知っていたのです。

 

本部にも来れる数少ない運の良い子の一人でした。

 

Yは、なかなか組手の筋が良く素直で感じの良い子です。

 

「あれ?君はYより年上に見えるけど?」

 

彼は苦笑いすると

 

「僕の方が年上です。」

 

「!ああYの方が先に習い始めてたのか。」

 

「いえ僕の方が先に習い始めてました。」

 

(?・・・・?どういうこと?)

 

「どうしてそれでYが先輩なの?」

 

「この間道場で組手をして僕が負けたので

 

 「「お前はYに負けたんだ!!

 お前は今日からYのことを

 Y先輩と呼べ!!」」

 

 と指導員に命令されました。

 

 ・・・・・・・・・・・しょうがないです。

 

 ・・・・僕が負けたんだから。」

 

 

 

それまで私にとってYの母親は

 

正指導員とはいえ眼中に無い存在でした。

 

口汚く目付きが悪いだけのただの背の低いおばさんで

 

自由組手の大会に出たことがないどころか


通常稽古もその場基本だけで息が上がってしまい

 

移動基本に至っては全くやらない人でした。

 

指導員になってからはその場基本すら自分はやらなくなり

 

ウロウロ歩きながら稽古生のダメ出しを言うだけです。

 

小さな子供たちの中にもそこまで動けない稽古生は一人もいません。

 

小学校低学年の子達が陰で物まねをして

 

笑いものにしていたようなレベルなのです。

 

彼女が見せる手本が

 

同時に彼女が説明している注意点を

 

出来ていない

 

という物まねでした。

 

子供は肩書には騙されないモノなのです。

 

彼女は型だけは流派の初心者専用型試合で優勝したこともあり

 

熱心に暗記していましたが

 

移動基本を全くやらないのだからキレがあるわけもなく

 

無意識に楽をしようとするらしく脚は棒立ちで手も上がらず

 

本当に手順を暗記しているだけでした。

 

女性指導員は他の道場にも沢山いらっしゃいましたが

 

皆さん通常稽古も自由組手もキチンと取り組んでいらっしゃいました。

 

彼女だけ極めて異質だったのです。

 

長男を本部に住みこませるなど

 

普通の稽古生の何十倍も金払いの良い人だったので

 

大人の事情で正指導員なのだろうなあと思っていました。

 

とても先生に見せられるレベルではないので

 

最高師範といとこのマッチョは頭を悩ませ

 

本部でやる昇段審査は受けないようでした。

 

彼女の実力と人間性は隠蔽され捏造されていたようです。

 

強くなりたいだけの私にとっては

 

Yの母親は

 

毒にも薬にもならない

 

端にも棒にもかからない

 

路傍の石のような

 

価値も危険性も感じない存在だったのです。

 

そのような自由組手を十分にやったことの無い肩書だけの指導員が

 

自由組手をやったことの無い子供に

 

自由組手をやらせたら

 

子供の命の危険があります。

 

指導員も子供も何が危険で何が安全か判断が出来ないのですから。

 

だから

 

まさかYの母親がやらせたのではないだろうと考え

 

「ええとHさんに言われたの?」

 

と訊いたのです。

 

 

Hさんとは

 

ちょっと前まで彼らの道場の指導を任されていた人です。

 

組手稽古全面禁止前の話かと思ったのです。

 

Hさんは

 

私とはほぼ面識が無かったのですが

 

流派最古参で

 

最高師範の右腕だった人で

 

本部指導員だった人です。

 

道場利権獲得にご執心なYの母親が

 

「あの人は変質者だ。」

 

とあちこちで匂わせた結果

 

この空手流派を

 

ネットワークビジネス(ねずみ講的なやつのことですね。)

 

として発展させたい

 

つまり

 

Yの母親みたいな人間を理想的顧客と考えたであろう最高師範が

 

Yの母親に末永く大金を払い続けて欲しかったんでしょうね

 

ろくに調べもせず、Yの母親の言うなりに

 

Hさんを

 

子供達が空手を習う上で危険な人物

 

として指導から外してしまったのです。

 

その道場の指導に行くのが面倒くさかったのでしょうね。

 

最高師範はYの母親を正指導員にしてしまったのです。

 

それに味を占めた彼女は最高師範の管轄道場の全てを回るようになり

 

短期間で推定100人以上の稽古生に逃げられることになります。

 

それでもなお最高師範は彼女をほめちぎっていました。

 

単純計算ではとっくに足が出ているはずです。

 

何かあるのでしょうね。

 

 

Hさんは

 

最高師範の右腕だったせいで

 

もともと本部の皆から邪険にされていたようでしたが

 

内弟子として育てていた先生は

 

Hさんを道場責任者にできず涙を流したそうです。

 

 

Hさんは

 

道場利権を得る事を目的に

 

流派に長いこと内弟子代を支払い続けて内弟子修行を積み重ねました。

 

ようやく満了を迎え

 

真っ当に道場利権を手に入れられる矢先の事だったのです。

 

「詐欺だ!」と

 

直ぐに裁判沙汰を起こされ

 

流派の代表理事である最高師範が敗訴し

 

訴えられた最高師範はHさんを破門しました。

 

という噂の人物なのです。

 

 

「いえH先生ではありません。

 

 H先生は良い先生でした。

 

 H先生が指導していた頃は空手は楽しかったです。

 

 あの変な人たちが入って来てから空手がつまらなくなったんです。

 

 僕たちはあと1か月くらいで辞めるんで

 

 もうどうでもいいんですけどね。

 

 剣道の方が楽しいし

 

 空手はとっくに辞めたかったんだけど

 

 お母さんがキリの良い所までやりなさいって言うから。」

 

 

 

 

 

(!ああ、あの時あのおばさんが言っていたのはそういうことか!)

 

 

 「私

 

 息子に少年指導員をやらせたいんだけど

 

 息子より前からの子がいて

 

 

 やりづらいったらない

 

 

 のよね。

 

 何とかしたいんだけど。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はその後どうにも最高師範に我慢が出来ず流派を去ったのですが

 

風のうわさでは

 

Yは分別の付く歳になると自分から空手を辞めたようです。

 

母親は愛する末っ子の息子をどんな手を使っても

 

自分の力で勝ち組にしたかったのでしょう。

 

学校でも近所でも家庭でも終始一貫しているようでした。

 

結果

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛する息子の周りは敵だらけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛する息子の引きこもりの真の原因は本当に周囲だと思いますか?

 

彼が空手を習う上で最も危険な人物だったのは・・・