こんにちはurahaです。

 

今日は風が鳴っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レストロリンの店内に入るとカジュアルな作りながら

 

お洒落な雰囲気です。

 

窓辺のミヤマドウダンツツジが効いてますね。

 

こんな時期なのに結構混んでいます。

 

人気店ですね。

 

フレンチなのにお1人様が二組もいますよ。

 

明らかに味でファンを掴んでいますね。

 

「本日のおすすめは白子のムニエルです。

 

これはあと一つしかございません。

 

あとホワイトアスパラガスのソテーですね。」

 

うーん今日はジビエをガッツリ食べたかったので

 

前菜は胃にも財布にもウンと軽いものにしたかったのですが

 

白子とホワイトアスパラかー

 

まいったなー

 

両方好物だなあ

 

「じゃあ白子のムニエルとホワイトアスパラをお願いします。」

 

ジビエは電話で予め訊いておいた

 

キジバトのロティー

 

 

エゾジカのもも肉のロティー

 

を頼みました。

 

 

 

白子は見たことないくらい巨大な白子です。

 

大皿いっぱいの大きさです。

 

何の白子だろう?

 

メニューに真鯛があったから真鯛のかな?

 

外はカリッカリ

 

中はトロットロですよ。

 

この落差が美味しいんですよね。

 

 

 

ホワイトアスパラは生ハムとパートフィロで巻いてあります。

 

これも外はクリスピー中はジューシーの落差で美味しいを構築しています。

 

この辺のこだわりがローストのエキスパートらしいですね。

 

 

 

遂にお待ちかねのジビエ

 

キジバトのロティーの登場です。

 

まるでアジの開きのように開いていますね。

 

これならどれが脳味噌でどれが心臓でどれが肝臓か

 

すぐわかります。

 

フィンガーボウルが付いてきました。

 

という事は手で掴んでかぶりついて良いわけですね。

 

プロはこういう時あっさりとした薄味の部位から食べるものです。

 

例えばもも肉ですかね。

 

鶏肉はもも肉よりむね肉の方が淡白です。

 

地面を走るモノですからね。

 

キジバトは空を飛ぶものですから

 

むねよりももの方が淡白なんじゃないでしょうか?

 

あれー?

 

頭を掴んでます。

 

脳味噌の吸引力に負けたんですね。

 

人間の行動は意識ではなく無意識に支配されている。

 

本当ですね。

 

嘴以外は全部食べれると言われています。

 

本当ですかね?

 

 

 

 

噓でした。

 

嘴も全然食べれます。

 

ボリボリと香ばしくて旨いです。

 

パリパリと頭蓋骨も簡単に砕け軽くて旨いです。

 

・・・?

 

・・・?

 

なんじゃこりゃー!!

 

何この旨さ・・・

 

フォワグラの様な香り

 

だけれど、もっと自然で洗練された澄んだ香り

 

エシレバターの様な甘み

 

だけれど、全くくどさが無い

 

軽い

 

空を舞うように軽い

 

これか!?

 

これがキジバトの脳味噌の味なのか!?

 

脳味噌旨い!! 旨すぎる!!

 

こんな鮮烈な味と香りは初めてです。

 

このキジバトがどんな風に空を飛んでいたか

 

目に浮かびます。

 

アシ*パさんがスギ*トにすすめるわけですね。

 

ソースも「血の味がして旨い!!」のです。

 

こっくりと深い味わいがします。

 

このキジバトが良い環境で良い物を食べていたのがわかります。

 

控えめに言って最高です。

 

パンで重箱の隅をつつくように全部拭って食べます。

 

赤ワインとマリアージュさせたいところですが

 

ロードスターで帰るのでぶどうジュースで我慢です。

 

 

 

エゾシカのもも肉のロティーが来ました。

 

こんな大きく厚いカットの鹿肉初めて見ましたよ。

 

焼き加減も見事なロゼです。

 

折角大きいカットなのでなるべく大きくナイフで切り

 

大きな塊を口に頬張りました。

 

この嚙み応え

 

香り

 

ジューシーさ

 

甘み

 

もう最高ですね。

 

このエゾ鹿が美しい北海道の大地を駆ける姿が浮かびます。

 

”健康”をまるっと食べてると感じます。

 

私はローストビーフも大好きなのですが

 

ローストビーフって透ける位薄く切った方が美味しいですよね。

 

下手をしてチョットでも厚く切ってしまうと結構嚙み切れない・・・

 

エゾ鹿は厚くても嚙み切れる柔らかさ

 

というか

 

嚙み応えがもう最高です。

 

熟成肉の効果でしょうか?

 

 

 

どういうわけでしょうね

 

全ての食材は命を頂いている訳ですが

 

ジビエはとりわけ命を頂いていると感じます。

 

食材に感謝の念が自然に湧きますね。

 

命をありがとう

 

美味しく頂きました。

 

そして

 

「最高の誕生日をありがとう。」

 

妻に感謝です。