こんにちはurahaです。

 

今の所、雪が余り降らなくて

 

いい感じですね。

 

 

 

 

 

 

心技ってインチキ臭い。

 

私もそう思います。

 

世の中の心技を謳っている人のの99%はインチキだと思っています。

 

では残りの1%は本物だとでも言うつもり?

 

はい。言うつもりです。

 

こちらを御覧下さい。

 

 

 

これが本物の心技です。

 

勿論人によって心技の定義やイメージは異なるでしょうが

 

この試合に何か特別なモノを感じる人は多いのではないでしょうか?

 

殴る蹴るで相手が押されて後退するなら解ります。

 

山崎照朝氏が天地上下の構えを縦に回すだけで

 

離れた相手が後退しているのです。

 

明らかに心に技を掛けられていると思います。

 

心技が成立していると言えるのではないでしょうか?

 

一方、こちらも御覧下さい。

 

 

 

こちらは見事に山崎照朝氏の逆一本が決まっていますが

 

心技は成立していませんね。

 

2つの試合は同じ日に行われたものです。

 

どういうことでしょう?

 

 

 

佐藤俊和氏は全日本チャンピオンにもなる有名な強豪で実力は折り紙つきですが、

 

松友登喜良氏は格が違うと言うことでしょうか?

 

私の考えは違います。

 

松友登喜良氏はあの芦原英幸氏の下で修行されています。

 

芦原英幸氏は達人大山倍達氏の円の極意をアレンジした

 

サバキと言う待ち拳の達人です。

 

松友登喜良氏は待ち拳の恐ろしさを十二分に学習していたと思われます。

 

ですから大山倍達氏の円の極意を継承する

 

山崎照朝氏の天地上下の構えの恐ろしさを感じ取る力を持っていたのです。

 

やられる側の感知能力の高さがあって始めて

 

心技が成立するのです。

 

心技まで引き出せるのです。

 

本来、心技は

 

繰り返し繰り返し戦った者同士に成立するモノなのです。

 

つまり道場でのみ成立するモノです。

 

初対戦では痛い目に合っていないので

 

感知能力が育ちようが無いはずなのです。

 

では感知能力が育っていないとどうなるか?

 

勇猛果敢に攻撃して逆一本が成立するだけです。

 

佐藤俊和氏が実力者なのは周知の事実ですが

 

残念ながら周囲に待ち拳の達人はいなかったのでしょう。

 

待ち拳の達人大山倍達氏がガンガン組手指導していた当時でさえ

 

待ち拳使いの弟子ばかりだった訳ではなかったようです。

 

待ち拳は性格も選びますし兎に角難しいのです。

 

現在はルールも違うので待ち拳は絶滅状態です。

 

 

当時でも待ち拳使いが元々少ない上に

 

心技まで行っている人は更に少ないのです。

 

その稀少な達人が

 

待ち拳の達人に育てられた選手と

 

大会で当たると言う僅かな確率で

 

たまたま心技が白日の下に晒された

 

奇跡のような試合なのです。