こんにちはurahaです。
めっきり寒くなりました。
屋根なし駐車場なので
愛車ロードスターの幌が毎朝凍っています。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今回も柔道を習っていた時の話です。
息子と娘がまだ小さい頃ですね。
ある夏の暑い日でした。
ふとビニールプールを買おうと思い付いたのです。
自分が子供の頃
実家にはビニールプールが無かったので
持っている友達を羨ましく思っていました。
早速買って空気を入れ水を張りました。
子供達は大喜びではしゃいでいました。
夕方になり一人でビニールプールを片付けようとした時です。
(あれ?これってどうやって片付けるんだ?)
(取り敢えず水をこぼすか。)
頭を使って考えるより腕力で一気に終わらすのが好きなのです。
プールの底を持って持ち上げました。
プールが傾き水があふれます。
一気にひっくり返そうと
ひっくり返そうと
返そうと
・・・返りません。
滅茶苦茶重いのです。
なんだこれ?!
ホームセンターで買った子供用のビニールプールです。
大人も入れる特大サイズではありません。
残っている水も精々水も20Lくらいでしょう。
つまり20kgソコソコの重さのはずです。
それがどうにもこうにも手に負えない重さなのです。
正直恥ずかしくて周りを見回してしまいました。
一体全体どういうこった?
観察してみました。
底を持ち上げるとプールは傾き
水は向こう側に寄ります。
それからひっくり返そうとすると
滅茶苦茶重くて
しかもプールの底が柔らかくひしゃげるので
プールを返せないのです。
言い換えると
プールを投げられないのです。
理由を考えてみました。
まずプールの底を持ち上げると傾いて
水が溢れる。
溢れたのだから大分質量は減ったわけです。
軽くなったはずです。
一方
残った水は私から遠ざかりました。
つまり
水の重心は移動し
私から、残った水の重心までの、距離が増えたのです。
結果
モーメント(偶力)が著しく増えたのです。
さらにはひっくり返す為の腕力は
柔らかなプールの底をひしゃげる力として無駄に使われてしまい
ひっくり返す事に使われません。
しかも
水はゆらゆらと揺れ動くので
重心が定まらず重心を捉えられないのです。
そんな訳でどうやっても軽いビニールプールが投げれないのです。
これって柔道の達人と同じなのでは?
柔道の達人をどうやっても投げれない原理はこれか!
と思ったのでした。
今回の話は以上です。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。