富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件(令和2年・遺体発見その2) | 雑感

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富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

(3年前に掲載していた図。各地点の位置関係をご覧いただければと。)

 

※※ パソコンからご覧の場合で、画像によってはクリックしても十分な大きさにまで拡大されず、画像中の文字その他の細かい部分が見えにくいという場合があります(画像中に細かい説明書きを入れている画像ほどその傾向が強いです)。その場合は、お手数ですが、ご使用のブラウザで、画面表示の拡大率を「125%」「150%」「175%」等に設定して、ご覧いただければと思います※※

 

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前記事「令和2年・遺体発見その1」からの続きです。

 

地元の方以外では、「転落場所についてよくわからない」「いまいちイメージが浮かばない」という方がおられるのではないかと。

 

ネット画像で見ることのできるおぼつかない範囲ではありますが、2020年現在の車両発見現場の様子を以下に記してみます。よければ考察の足しにでも使ってみてください。

 

まずは海王丸パークや車の発見場所あたりのエリアをクローズアップ。ニュース動画などをもとに、発見場所と思われる部分に水色矢印のちょうど先端を合わせてみました。車の発見場所は海王丸パークから直線で約1.2km離れています。画像中、「新港大橋」は1996年当時からありましたが、「新湊大橋」は当時はまだ架橋されていませんでした。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

車の発見場所あたりにさらにクローズアップ。ニュース動画などからして、水色の枠内あるいはそれに非常に近い地点で発見されたものと思われます。(岸壁からは4m離れ、深さ8mの位置に沈んでいたとのこと。) ピンクの点線は、あくまで2020年現在の転落地点へのルートを示したもの。96年当時、2女性の車がどのようにこのエリアに進入して、どういった経路で転落地点まで走行したかは不明。時系列としては、おそらく当初から確認されていたように二人はまず海王丸パークに寄り、次におそらくは---坪野鉱泉まで辿り着いたかは不明ながら---ともかくも魚津方面へと車を走らせ、その後氷見に帰る途中で再び何かしらの理由で海王丸パークに寄り、そこで危難に遭ったのでは?と想像しています。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

いちおう、上の画像のピンクの点線の起点(進入経路の起点)と思われる部分を以下に示してみました。以下の画像のピンク矢印の先端あたりが転落地点方向へと向かう入り口と思われます。ピンク矢印の先のエリアは現在『指定保税地域』として一般の立ち入りが禁止されているものの、1996年当時は『旧・海王丸パーク』と呼ばれ、夜には若者たちが集まる場所だったとのこと。田組さんや屋敷さんも、何度かこの場所に来ていたという。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

下は1997年10月1日の撮影(行方不明事件発生の約1年5か月後)。この画像の時にはすでに車両は水色矢印の先端あたりに沈んでいたことになる。やや見えにくいが、中央やや左の黄色の点線で囲んだ部分は、現在では埋め立てられている。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

車の発見場所あたりをクローズアップ。96年の行方不明事件発生当時にはここは「旧・海王丸パーク」と呼ばれ、夜には若者が集う場所で屋敷さんや田組さんも何度かここには来たことがあった、とされていたが、この画像の当時(1997年10月)はどうだったのだろうか? いまいち「夜に若者が集っていた公園」のようなイメージでもないような気がするが・・・。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

いちおう、行方不明事件発生の4年前(1992年6月)の画像も掲載してみる。これだと、なにかしら広々とした公園風に見えなくもない・・・。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

車の引き揚げの様子。画像左下のタイヤや、その横の梯子、岸壁のコンクリートに見られる縦の黒い部分の位置関係に注目してみる。引き上げの様子はニュース動画でも見ることができます。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

夜の転落現場の様子(2020年現在)。画像奥の水銀灯のもう少し奥側、水色矢印の先端あたりから海中に転落したものと思われる。ただしこれらの水銀灯が当時存在したかは不明。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

富山テレビのニュース動画より、日中の現場の様子。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

転落地点あたりにクローズアップ。2020年現在はこのように車止めが設置されている。さすがに96年当時もこの程度のもの(車止め)はあったのでは?と想像するが、確かなところは不明。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

ストリートビューで、新港大橋の上から転落現場あたりを望んでみる。ピンクの点線はあくまで2020年現在のルート。当時がどうだったかは不明。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

同じくストリートビューで、転落現場あたりにクローズアップ。転落転落て、入学試験のこの時期に縁起でもねー言葉を連発してスミマセンね・・・。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

転落現場を別角度から。水色矢印の先端あたりから転落したとみて間違いないものと思います。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 

さて3人の男性の証言で気になったことがありました。

 

「車が後ろ向きに急発進して転落した」

 

というものです。

 

以下、想像になりますが、屋敷さんが乗っていた軽自動車「スバル・ヴィヴィオ」の駆動形式は、

「前輪駆動(FF)」

「切り替え式四輪駆動(パートタイム4WD)」

「フルタイム4WD」

の3種類があるとのこと。(豪雪で知られる富山県在住の屋敷さんとしては、おそらく「パートタイム4WD」「フルタイム4WD」のどちらかを購入されていたのではないかと思いますが。)

 

もし屋敷さんがFF車を購入されたのであれば駆動輪は当然前輪にあるわけであり、一方で(フルタイムではなく)パートタイム4WD車を購入された場合でも、5月という季節柄、4駆には切り替えずFFの状態で乗っておられたのではないかと想像します。

 

仮に屋敷さんのヴィヴィオが当時駆動輪が前輪にあった状態で走行していたとすると、3男性の言う「後ろ向きに急発進した」というのも、「転落」という不運につながった要因の一つだったのかもしれないなと。

 

というのは、もし「前向きに急発進」したのであれば、もしかすると(下の画像のように)駆動輪である前輪が車止めを乗り越えて海側に突き出し宙ぶらりんになった時点で、駆動輪が空転するわけですから車は車止めに腹を擦った状態で静止し、(可能性は低いかもしれませんが)間一髪のところで海中への転落を免れたかもしれません。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

 

ところが「後ろ向きに急発進」してしまうと、後輪が車止めを乗り越えた後、荷重がかなり海側に寄って車が傾き駆動輪(前輪)が宙に浮いてしまうまでは前輪が地面をとらえて後ろ向きのトラクションがかかり続けると思うのですよ。そしておそらく駆動輪(前輪)が宙に浮いた時には「時すでに遅し」で、車は海中に転落ではないかなと。

富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件

(このあたり、「車高はどうだったのか」「車止めの高さはどうだったのか」「どれくらいの勢いでアクセルを踏んだのか」「運転席と助手席に乗っていた(とされる)人間の重量をどう見るのか」にも関係してくると思うので定かなことは言えません。関心をお持ちの方はぜひ最寄りの岸壁で試してみていただければと。また、屋敷さんの車が「フルタイム4WD」だった場合は、上のような問題はあまり関係なくなるとは思います。)

 

さてその「後ろ向きの急発進」を呼んだものは何だったのか。

 

3男性について、

「(転落を目撃したのなら)やましいところがなければすぐに警察に連絡するはずではないか」

という風に多くの人々が指摘をしており、この点については、個人的には、人にはそれぞれに社会的立場であるとか事情とかいったものがあるわけで、仮にやましいところがなくても、

「関わり合いになりたくない」

「面倒ごとはごめんだ」

「(かつて警察の世話になる等の経験があり)警察はねちっこい。嫌な連中だ。通報すれば俺をどんな目で見てくるかわからない」

「自分がその場にいたことを知られたくない何かの事情がある」

「どうでもいい」

等々の理由で、今回のようなケースでも通報せずに立ち去るというたぐいの感覚の人々は普通にいるだろうという考えですが、この3男性については、

「やましいことがあったのだろう」

と想像しています。

 

ただそれが例えば一部に言われているように「強姦殺人を犯して車ごと海に沈めた」とかのたぐいのものだったかというと、あくまで当時の岸壁の状況が今の状況と変わらなかったことが前提ですが、

「3男性が殺害した女性を車に乗せて、クレーンを持ち込み吊り上げて海に落とす、タイヤ止めや車が腹を擦るのをものともせずに人力で押し込む、車で押し込む等、何かしらの方法で海に突き落とした」

というよりは、

「落ちる瞬間にはおそらく女性本人がアクセルを踏んでいた(駆動輪にトラクションがかかった状態だった)のでは?」

とみるのが無理がないのでは、という気がします。

 

とすると、

「運転席と助手席に乗っていた女性に声をかけようと近づいた際、車が後ろ向きに急発進し、海に転落した」

「転落前には2女性の乗った車のドアを開けようとした」

「転落の責任を問われるのが怖くて通報できなかった」

等の男性らの証言は、それらが事実の全てを告白しているかどうかは不明にせよ---他にも「女性の車の前に車を止めて進路妨害のようなことをした」「誘いを拒否して車で去った女性を車で追いかける等した」可能性もある---そうそう事実とかけ離れたことを述べているわけでもないのでは?というのが、今のところの個人的な感触ではあります。

 

ただし夜の公園で女性の車のドアに手をかけ開けようとし、恐怖した女性が慌てて運転操作を誤り海に転落、通報もせずに見捨てて立ち去ったということであれば、実質的には人を殺したといっていいほどの罪ではないでしょうか? 

 

なにかしら重要な続報があれば、また追記をさせていただきます。