京都長岡京ワラビ採り主婦殺人事件ほか、計9事件について(令和元年大晦日の雑感) | 雑感

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長岡京ワラビ採り殺人事件メモ4

 

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先の続きとなります。

 

 京都長岡京ワラビ採り主婦殺人事件(1979年)

 

被害女性のポケットから出てきた例の怪しげなメモについて、「(メモの文言の一部は)警察による捏造では?」と推理しまして、変なこと言うやつだなと思われたかもしれないのですが、今でもその考え(メモ=捏造)は変わりません。

 

このメモについては、「筆跡鑑定の結果、当該被害女性の筆跡とされた」という当時の記事があり、そのこと、つまり「メモ全文は被害女性本人が書いたもの」ということを前提として考察するのもありだとは思うのですが、自分の場合は、他の状況とも合わせて、それを絶対の前提にはしないという立場での考察でした。

 

この事件に限らず、徳島自衛官変死、高知白バイ、大阪西成女医殺害、岩手17歳女性殺害その他、警察が(時に鑑定医さえも巻き込んで)証拠を自分らの都合の良いようにでっち上げ、あるいは有るはずの証拠を無いと言ってみたりするのはたまに起こることであり、記憶が定かでなく恐縮なのですが、確か有名な法医学者のどなたかが、

 

「鑑定医は、あえて警察の見立てに沿うような鑑定所見を出すことがある」

 

みたいなことを仰っていたような記憶があります。

仮にそれが事実だとすれば、「筆跡」という、「指紋」や「DNA」と比べれば曖昧なものに関して、被害女性の筆跡をまねてメモを捏造し、それを筆跡鑑定人に鑑定させ、

 

「先生、これは絶対に被害女性の筆跡ではないとは言い切れず、被害女性の筆跡である可能性も、ないとは言えないわけだね?」

 

などと言って、鑑定人から自分たちに有利な言質を取るなどは、造作もないことではないか、と思います。(どうせ犯人が捕まらないことが前提になっているので、怪しげなメモを捏造したとしても、のちにそのメモの証拠能力が法廷で争われるなどの面倒な事態に立ち至る恐れもない。)

 

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霧積山殺人事件写真イメージ1

 

 旧碓氷郡松井田町・霧積山女性殺人事件(1972年)

 

「信越線・上州女鉄道一人旅」

「こじらせ系」

「山峡の秘湯」

「鄙(ひな)びた山あいの駅」

「峠の釜めし」

「お盆の季節」

「手編みの白い帽子」

「白のミニスカハイソックス」

「むせかえる緑の小道」

「ホイホイ坂」

「道わきの謎の廃小屋」

「謎のスバル」

「私設捜索隊の結成(ふもととの連絡は無線)」

「カタログどおり10時9分で静止した遺留品の腕時計」

「謎めいた最後の5コマ」

「霧積という名の美しさミステリアスさ」・・・これらに、

 

「母さん、僕のあの帽子・・・」

 

という西條八十の詩や森村誠一氏の小説、映画、その主題歌などのイメージが重なってくる「昭和の未解決事件」というのですから、記事をアップロードした当時「林道」「河川敷」「林道わき斜面」などと聞いただけでもピクピクっと来るほどサスペンス脳症(自己診断名)を発症していた自分が反応しないほうが不思議というくらいの要素テンコ盛りの事件ではありました。

 

事件そのものは、おそらく性的暴行目的で近づいた男に女性が殺害されてしまったという、この言い方もあれですが、いわば「よくあるタイプ」の事件ではあるのですが、先述した要素などのこともあり、これまで取り上げてきた中でも、特に印象に残った事件ではありました。

 

例の心霊写真風の「最後の写真」については、「こうなんでしょ?」と思っているままを露骨には言いにくいものがあり、言葉を濁すというか、煮え切らない表現になった部分もありました。

 

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室蘭女子高生失踪事件

 

 北海道室蘭市高1女子行方不明事件(2001年)

 

これもある意味、警察がリークした「設定」みたいなものを絶対の前提にするとあらぬ方向に犯人像が逸れるという典型みたいな事件ではないかという気がしました。

 

「警察のリークによると、どこそこに誰それの痕跡がなかった。だから犯人は誰それではないのは確定」式の発想もありだとは思うのですが、

どこそこに誰それの痕跡が「なかった」のではなく、単に「見つけることができなかった」、「誰それが犯行後に必死でコロコロとか掃除機かけまくってうまいこと証拠隠滅しただけ」「犯人の証拠隠滅の仕方はそれほど綿密なものではなかったが、探し方が雑だったので見つからなかっただけ」という可能性もあるかと思います。

 

そうした可能性を無視して、全体の状況から俯瞰して真実と思われるところを推し量るということをせず、ただ警察がリークし記事になった「設定」みたいなものを絶対の前提として無理やり話を作ると、非常に立派な無理やり感のない自然な筋読みのようなものが出来上がる、ということではないかと。

 

あれを本気にされた方もいらっしゃらないと思いますが。(看板の部分だけは本気です。)

 

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舞鶴高1女子殺人事件

 

 舞鶴市高3女子殺人事件(2001年)

 

これも未解決ですが、私としては、例の獄中死した中勝美の仕業だとまでは言わないにせよ、日ごろの行いからして、中勝美が極めて怪しいということでいいのではと思います。

 

先日フジの『最強FBI緊急捜査』で、2008年に起きた舞鶴の別の女子高生(高1)殺害事件を取り上げ、それに絡めてこの高3女子の事件にも触れ、「両事件を同一犯によるとするのは行き過ぎ」とした上で、2008年の高1女子殺害事件については(同事件の容疑者となり一審で無期懲役、二審で無罪を得た)中勝美による犯行ではない・・・という風に話を持っていきたいような感じでした。

 

番組がその線で考えるのはいいとしても、例えば東舞鶴市街の飲み屋で深夜に飲んでいた「帽子、黒ジャンパー、サングラス、自転車」の、店外まで見送ってないためどちらに向かって帰ったかもわからない正体不明の一見客を持ち出してきて---飲み屋が上の掲載画像の位置で正しければですが---その飲み屋から約2km離れた田舎道の防犯カメラの男と結びつけようとするのはどうなのか、これで怪しいというのなら同時間帯に東舞鶴で外出していた似た背格好の男はすべて怪しいということになりうるのではと思いますし、

正体不明のその男をクローズアップしながら「プレデターによる犯行」と結論付ける一方で、プレデターそのものの中勝美については「無罪となった男性」と紹介するのみで、その犯歴や当時の住所(遺棄現場すぐ近くの団地)、疑われるに至った経緯、「無罪」とされた理由、釈放後に起こした女性メッタ刺しの殺人未遂事件などについて伏せておくというのはどうなのかと、

「これこれの犯歴その他の事情があるから、中勝美が犯人だ」

とはならないにせよ、視聴者への情報の伝え方としては片手落ちでは?という気がしました。

 

番組を見て、「仇を討ってやりたい」とまで言っている小杉さんのお母さんが気の毒でした。虚しいものを追わせる結果になってなければいいのですが。個人的には、舞鶴高1の事件よりも、湯河原の事件をやってほしいです。

 

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金沢スイミングインストラクター殺人事件

 

 金沢スイミングインストラクター殺人事件(1992年)

 

この事件を調べた際に、元担当刑事さんの手記を読んだのですが、捜査本部内にもテレビドラマで見るような刑事個人間あるいはグループ間の軋轢みたいなものがやはりあるのだなと。

 

部下と情報を共有しない、肝心な情報を秘匿したまま部下を聴き込みに当たらせる、気に食わない奴は捜査本部から外す、気に食わない奴の見立てに同意する奴も捜査本部から外すと、そういうことが実際にあるようです(手記が事実なら)。

 

鑑識さんも普通にポカするのもわかりました。(人なのでミスが出るのは当然ですが)

 

見当はずれの捜査の結果、事件はお宮入りしまして、その元担当刑事さんの話によると、地元には被害女性や遺族の方にとっては気の毒な噂話を残す結果となってしまっているようです。

 

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坪野鉱泉2女性失踪事件

 

 富山県魚津市・坪野鉱泉2女性失踪事件(1996年)

 

やはり今でも車ごとどこかに落ちてしまっているのではないかという気がしています。高性能の水中探査機器で捜索しなおしてみればと思うのですが、しないのでしょうね。

 

この事件を調べた当時、グーグルマップの衛星画像で、富山湾に注ぐ河川の河口あたりを見回してみたのですが、車が水没しているような影は確認できませんでした。

 

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岩手17歳女性殺害事件

 

 岩手17歳女性殺害事件(2008年)

 

この事件の記事をアップロードしたとき、「その3」で、

 

「いつもの妄想話も遠慮するという微妙な書き方になりました。妄想話というのは、例えばSB殺害については(登場人物の中では)2名、Kの失踪についてはこれも2名、それぞれ、関わっていた場合の展開を妄想してみたい人物がいたのですが、そういった妄想をするのも、今回はなんとなく憚られたと」

 

と書いたのですが、赤字の部分、この場合の「失踪」とは言い換えれば「殺害」ということになるのですが、Kを殺害した候補の一人は言うまでもなく例の普代村のZ(日本刀で脅迫した男)なのですが、もう一人、これが気になって仕方がないと。

 

一人怪しい動きをしている人物がいるじゃないですか、失踪つまり殺害されたKと最後までコンタクトを取り、鵜の巣断崖に誘導していたのは誰なのかと。

 

そんなことあるはずがないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、昨今の事件などを見ていると「それは普通にあり得る」と思われる方もいらっしゃるのではないかと。

 

仮にそのもう一人のほうが、例えば殺人の嫌疑をかけられ逮捕の恐怖におののき泣きじゃくるKに対して、「心配するな、お前はヤンチャはするが、殺しなんて大それたことはできないのはこの俺がよくわかっている。自殺したことにしてしばらく身を隠せ。お前にかかった殺人の嫌疑については、その間に俺が何とかしてやる。だが俺がこのことでお前個人に肩入れしているのを知られるのはまずいから、俺との関係については絶対に口外するな」的なことを吹き込み、

指示通り鵜の巣断崖上で自殺偽装を終えたKを断崖近くのどこかの路上で車で拾うなどして、そのままどこかに連れ去り何かしらの口封じのために殺害したのだとすればとんでもないスキャンダルであって、事件がろくに捜査もされず、知らぬ存ぜぬ被害届は受理してない(死人に口なし)の一点張りで突っぱねられ、未来永劫出てこないであろうKに懸賞金をかけてうやむやのまま放置されている現状も納得という気はしますが・・・。(あくまで妄想です)

 

ただ、元警察官の黒木昭雄氏の死については、謀殺ではなく、自殺だと思います。ご遺族は、自ら命を絶たれたことを認めたうえで、自殺ではなく「自決」と言ってほしいということを仰ってましたが。

 

黒木氏は生前、「俺が死んだら警察に殺されたと思ってくれ」と口癖のように言われていたとのことですが、これは、「ヤバい案件に首を突っ込んでいるので、警察により殺害されるかもしれない」ということを言いたかったのではなく、

 

「岩手の件で事態が動かなければ、自分の説得に応じて顔出し名前出しで告発会見を開くことに同意してくれた村の人々や関係者(未成年女子含む)に対して、自決して詫びる」

「自ら命を絶つ覚悟だが、そうさせる根本原因は岩手の件で動かなかった古巣の、情けない警察という組織にある(だから自分が死んだら警察に殺されたのと同じ。警察に殺されたのだと思ってくれ)」

 

ということを表されたものだったのではないかと。

 

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大分県日出町35歳主婦行方不明事件

 

 大分県日出町35歳主婦行方不明事件(2011年)

 

これは成人女性の失踪ということで、まともに事件を前提にした捜査はされたのでしょうか? たぶんされてないのかなと想像しますが。

 

周辺人物のアリバイは確かなものがあったのか、ということが気になります。

 

書いてみたいことが書けなかった事件でした。

 

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湯河原の事件

 

 神奈川県足柄下郡・湯河原の事件(2015年)

 

神奈川県警というとこれを思い出します。神奈川県警の最大の恥部の一つになっているのではないかと。