世田谷一家殺害事件・網戸の件での追記その4 | 雑感

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世田谷一家殺害事件

 

※※ パソコンからご覧の場合で、画像によってはクリックしても十分な大きさにまで拡大されず、画像中の文字その他の細かい部分が見えにくいという場合があります(画像中に細かい説明書きを入れている画像ほどその傾向が強いです)。その場合は、お手数ですが、ご使用のブラウザで、画面表示の拡大率を「125%」「150%」「175%」等に設定して、ご覧いただければと思います※※

 

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網戸の件での続きです。

 

(今回のを一連の追記の最後にしようと思っていたのですが、やや長くなってしまったので、今日と明日で、分割して上げることにします。)

 

先述の通り、自分としては、追記「その1」以降紹介してきた問題の画像の構図について、

 

「脚立(台座)に乗った男性が手前、その奥側に、フェンスに立てかかった網戸」

 

という構図だと考えていますが、それ以外は間違いだろうということではなく、事実がどうかは、ご覧いただいている方々の判断にお任せします。

 

さて、ASKAさんのブログの読者の方が、コメント欄にて、良い画像を紹介されてました。

 

こちらでも紹介の上、検証してみたいと思います。

 

世田谷一家殺害事件

 

この画像も、すでに紹介済みの画像「甲」と同じく、「フェンスの縦の支柱と地面との接点」がはっきりと写っている、貴重な画像だと思います。

(画像を鮮明にするため、元画像よりもコントラストを少し上げています。)

 

現場に警察(主にスーツ姿)が到着していますが、ブルーシートはまだ張られておらず、通報後の、きわめて早い段階での撮影ということがうかがわれるかと。

 

これを、画像「A」として、部分的に拡大してみます。

 

世田谷一家殺害事件

 

赤矢印の先に、立てかかった網戸が確認できます。

 

画像右側のフェンスのところ、「赤の支柱と地面との接点」と「黄色の支柱と地面との接点」を結んでみたのが、水色ラインになります。

(画像を目いっぱい拡大して確認いただければと)

 

次に、下の画像で、「赤の支柱と地面との接点」と、「水色の支柱と地面との接点」を結んでみました(水色ライン)。

 

ここで、「支柱と地面との接点」としていますが、支柱はコンクリートの基礎に打ち込まれています。

 

世田谷一家殺害事件

 

「黄色の支柱と地面との接点」ともドンピシャで重なっており、この水色ラインを「フェンスの底辺」とみなすことに、問題はないものと考えます。

 

画像から、「水色ライン(フェンスの底辺)」が、網戸(のおそらく中央あたり)を横切っていることが見て取れます。

 

赤矢印の先、網戸のあたりに、もう少し寄ってみます。(水色ラインが網戸をどんな具合に横切っているかを確認いただければと。)

 

世田谷一家殺害事件

 

次に、「フェンスの上辺」「フェンス中央の横の支柱」「フェンスの底辺」「フェンスの縦の支柱(FとGのみ)」を、水色ラインでなぞってみました。(それぞれ色を変えればよかったのですが、横着で全部同じ水色にしてしまいました。)

 

これは、あてずっぽうでラインを引いているわけではなく、見えている部分に沿ってラインを引いています。

 

この画像と、(ラインなしの)元画像とを、別窓で並べて表示し、双方とも拡大して、ラインの位置が妥当かを確認いただければと。

 

世田谷一家殺害事件

 

上の画像、網戸の下半分と思われる部分を、想像で描いてみました。

(明るい白色の部分です。その部分は、私がイメージで描いたものなので、無視していただいてもかまいません。)

 

さらに網戸のあたりに寄ってみると、

 

世田谷一家殺害事件

 

網戸上辺の中央あたりから、上に向かって緑のラインを引いています。

(「網戸上辺の中央あたりから」としていますが、けっこう雑な引き方をしてしまいました。)

 

その緑のラインとフェンス上辺との接点を「X」とすると、「FX:XG」の比が、ここでも、およそ「5:3」になりますので、この網戸の位置は、「その3」で紹介した画像「甲」や画像「乙」のそれと同じ位置と思われ、しかも、この画像「A」は明らかにブルーシートが張られていない時点での網戸の状態なので、網戸は、すでに紹介した画像「甲」や画像「乙」が撮影されるよりも早い時点から、この、立てかけの状態だったことがうかがえると考えます。

 

上の画像、フェンスの底辺と網戸がどんな風に交差しているか、ここが重要かと思います。

 

率直な感想として、先に紹介した画像「甲」や、この画像「A」における、「フェンス底辺(水色ライン)と網戸の交差の仕方」を見る限り、網戸の状態については、

 

「フェンスへの直接立てかけ」か、次点で、

 

「網戸の上辺がフェンスと直には接していないが、極めて近接している立てかけ(網戸がフェンス際ぎりぎりの地点に生えた小さな植物に立てかかり、網戸の上辺がフェンスと直には接していないが、5cm程度しか離れていないとかの状態)」

 

この二つの状態以外、考えなくてもいいのでは・・・

 

という気はするのですが、いちおう、似たようなアングルからの実験画像を撮ってみましたので、紹介させていただきます。

 

実験画像は、高さ18cmのフェンスの絵の前に単一の乾電池(直径33mm)を立ててフェンス側にぴたりと密着させ、その乾電池に、「縦59mm、横40mm」の段ボールの切り抜きを斜めに立てかけてみたり、あるいは、フェンスの絵に、その段ボールの切り抜きを直接立てかけてみて、いくつかのアングルから撮影してみたものになります。

 

まず、もう一度、画像「A」を確認いただければと。

 

世田谷一家殺害事件

 

次に、当方による撮影画像です。

 

世田谷一家殺害事件

 

左右2つ画像がありますが、右側のは、段ボールの切り抜きの枠を水色でふち取って見えやすくしているだけで、左右とも同じ画像です。

 

フェンスの絵については、黒いラインの下から1段目が高さ9cmのところに引かれており、2段目が、高さ18cmのところに引かれており、

つまりこの絵は、高さ180cmのフェンスと、その中央(高さ90cmのところ)を走る横の支柱を表したものになっています。

 

フェンスの一番下にピンクのラインが見えますが、これが、「フェンスの底辺」を表しています。

 

フェンスに密着して乾電池(パナソニック単一)が立てられています。

 

乾電池の直径は33mm、縦サイズは59mm(プラス極の突起の部分を含めず)です。

 

上の画像では、その乾電池に、「縦59mm、横40mm」の段ボールの切り抜きを、斜めに立てかけています。

(縦59cm前後、横40cm前後の網戸を模したもの)

 

つまりこの「画像1」は、

 

フェンスに密着して直径33cmの筒が置かれており、その筒に、高さ59cmの網戸を斜めに立てかけた図

 

を模したものであり、別の見方では、

 

フェンスから33cm離れたところに垂直の棒が立っており、その棒に、高さ59cmの網戸を斜めに立てかけた図」」

 

ということでもあります。

 

当然ながら、その状態においては、「フェンスと網戸の上辺とは、33cm離れている」ということになります。

 

33cmのスペースといえば、大人の男性がそのスペースに足を下ろして作業するには、無理ではないにしてもギリギリと言っていいスペースだと思いますし---足のサイズだけでは判断できず、実際に33cmのスペースに立ってみると実感できるかと---そこに設置時の奥行30cm前後の脚立を入れて作業するにしても、ギリギリのスペースだと思われます。

 

そして、仮にそのフェンスから33cmのギリギリのスペース(つまり乾電池のところ)に鑑識の男性が立って作業をしていたとして、その男性に後方からほぼ接するような形で網戸を立てかけたとしても、網戸とフェンスの底辺(ピンクライン)は、画像の通り、まったく交差することはないわけです。

 

さらに問題なのは、

 

「その33cm幅の筒のさらに後ろに小さな植物が生えており、その植物に網戸が立てかかっていた場合、ピンクラインと網戸の位置関係はどのように写るだろうか?」

 

ということかと。

 

つまり、「鑑識の男性の後ろに小樹木が生えていることを想定し、その小樹木に網戸が立てかかっていたとする見方」に従えば、

画像で言えば、「乾電池と網戸との間に、さらにもう一本、小樹木を挟み込み、その小樹木に網戸を立てかける形になる」わけです。

 

例えばの話、その小樹木の幹がフェンスから40cmのところに生えていたとして、その樹木は棒切れではなく枝葉があるわけで、幹(フェンスから40cm)を中心に前後左右に広がりを持っているでしょうから、その枝葉に網戸が後方から斜めに立てかかっているとすれば、その網戸の上辺とフェンスとの距離は少なくとも45cm~50cmにはなるものと想像され、網戸とピンクライン(フェンスの底辺)との距離はますます離れ、交差するどころではない、ということになってくるかと思います。

 

ちなみに、この「画像1」のピンクライン(フェンス底辺)が、「乾電池のプラス極の突起の部分の中央付近を横切っている」ところは、注目かと思います。

 

厚さ33mmの乾電池ですから、「突起の部分の中央」というのは、フェンス(の絵)から16.5mm離れている地点ということになり、そこをピンクラインが横切っていると。

 

これが何を意味するかというと、あくまでこの「画像1」のアングルが前提ですが、

 

フェンスと網戸の上辺が16.5cmまで接近して初めて、網戸の上辺が、かつかつでピンクラインに引っかかる(交差する)

 

ということであり、そのことを押さえたうえで、「画像A」を再び見てみますと、フェンス底辺はおそらく網戸の中央あたりを横切っていますので(つまり、決してかつかつでフェンス底辺と交差しているわけではなく、余裕で網戸中央あたりと交差している)、「画像A」の網戸の状態は、網戸の上辺がフェンスと16.5cm離れているどころか、

 

網戸の上辺が、フェンスと直に接している可能性が極めて高い

 

ということが推測されるのではないかと考えます。

 

やや違う(少し目線を下げた)アングルからも撮ってみます。

 

世田谷一家殺害事件

 

「画像2」のアングルでも、フェンスの底辺(ピンクライン)と網戸は、まったく交差していません。

 

これは、角度のある上方からのアングルでは、ある意味当然の結果ではあるのですが、画像にするとわかりやすいかと。

 

「画像1」の場合と同じく、この乾電池と網戸(段ボールの切り抜き)との間に、さらにもう一本、小さな植物が挟まってくるとなると、網戸とピンクラインとの距離はますます離れて、交差するどころではないということになります。

 

さらに目線を下げてみます。

 

世田谷一家殺害事件

 

もうこうなると、上空からというよりは、道路斜め向かいの2階部屋から撮影しているようなもので、「画像A」とは全く違うアングルになるのですが・・・。

 

ともあれ、ここまで目線を下げて、ようやく、ピンクライン(フェンス底辺)が、網戸の中央付近と交差しました。

 

同じ目線から、少しアングルを変えてみます。

 

世田谷一家殺害事件

 

低い目線のおかげで、ピンクライン(フェンス底辺)が、網戸の中央付近と交差しています。

 

乾電池を挟んでいても---網戸の上辺がフェンスと33cm離れている場合でも---これだけ目線を下げれば、このようには写るわけです。

 

「画像3」やこの「画像4」における「フェンス底辺と網戸との交差の仕方」は、「画像A」におけるそれに似てはいるものの、アングルが全く違うので参考にはならず、

むしろ逆の意味で(つまり「画像A」においては、フェンスと網戸の間に何も挟まっておらず、網戸はフェンスに直接立てかけられているということを強く推認させる、という意味で)参考になるのではないかと思っています。

 

さて、乾電池を間に挟んでいる限り、ピンクラインと網戸の交差については、先のような状況だったのですが、これが、乾電池を取り除いて、網戸をフェンスに直接立てかけてみると、様相が一変します

 

下の「画像5」が、フェンスへの直接立てかけであり、アングルも「画像A」に近いものです。

 

世田谷一家殺害事件

 

ピンクラインが網戸の中央あたりを横切っています。「画像A」の状況と類似と考えます。

確認いただければと。

 

世田谷一家殺害事件

 

少し目線を変えて、「フェンスへの直接立てかけ」の画像を、もう一枚撮ってみます。

ピンクラインと網戸との交差の状況を確認いただければと。

 

世田谷一家殺害事件

 

フェンスへの直接立てかけの場合、

 

「網戸がフェンスの底辺(ピンクライン)を跨いでいる」

 

という絶対的な事実がある以上、上方からの撮影では、どの高さ、どのアングルから撮ろうと、

 

「網戸とフェンスの底辺(ピンクライン)は、必ず交差する」

 

ということになります。

 

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 画像中、「縦59mm、横40mmの段ボールの切り抜き」を乾電池やフェンスの絵に立てかけていますが、これは、フレームを含めた網戸の全長を58~60cmと見立ててのものです。

 

実はこの全長はかなりいい加減に決めてしまいまして、もともとそれがはまっていた中2階の風呂窓のサイズは「縦50cm、横40cm」と聞いていたのですが、網戸の立てかかっている画像を見てみると、フェンスの3分の1つまり60cmほどありそうに見えると。

 

そこで、アルミ窓サイズや網戸サイズの規格を調べてみたところ、この網戸は、いわゆる「レール間寸法」が「55.5~58.6cm」のものではないかと思い、ならフレームを含めた全長も60cmに少し足りないくらいだろうかと考え、適当にその全長としました。

 

しかし、アルミ窓も網戸も、規格外の「オーダーメイド」というものがあるわけですし、また規格サイズも、各社によって差異があると。

 

そこで、網戸の全長59cm前後というのもまったく確かとは言えない・・・ということになるのですが、しかしこれについては一つ言えることがあり、それは、網戸の全長を例えば52cm前後とするよりは、59cm前後とした方が、

 

「網戸は、フェンス前の鑑識の男性の後ろにある小さな植物に立てかかっていた」

 

とする見方にとって有利に働く、ということです。

 

実のところ、網戸の全長は長ければ長いほどその見方にとっては有利であり(網戸の全長が90~100cmくらいだとその見方にとってベスト)、

 

逆に、網戸の全長が52cm前後しかないとなると、そのサイズの網戸が脚立か台座の上に乗っている男性の後ろにある小さな植物に斜めに立てかかり、しかも男性の太ももあたりまで掛かっているように見える下の図は、ますます考えにくく、

 

世田谷一家殺害事件

 

状況は輪をかけて、下の修正画像のようになってしまうのではないかと思われます。(再掲)

 

世田谷一家殺害事件

 

一方で、「フェンスへの直接立てかけ」を前提にすれば、網戸の全長が52cmか59cmかといったことにはほぼ影響されず、問題なく、元の画像(2つ上の画像)類似のものは撮影できると考えています。