世田谷一家殺害事件・網戸の件での追記その5 | 雑感

雑感

たまに更新。ご覧いただきありがとうございます。(ごく稀にピグとも申請をいただくことがあるのですが、当方ピグはしておりません。申請お受けできず本当にすみません)

世田谷一家殺害事件

 

※※ パソコンからご覧の場合で、画像によってはクリックしても十分な大きさにまで拡大されず、画像中の文字その他の細かい部分が見えにくいという場合があります(画像中に細かい説明書きを入れている画像ほどその傾向が強いです)。その場合は、お手数ですが、ご使用のブラウザで、画面表示の拡大率を「125%」「150%」「175%」等に設定して、ご覧いただければと思います※※

 

----------

 

さて次に、すでに紹介済みですが、画像「甲」について見てみます。

 

この画像も、追記「その4」で紹介した「画像A」と同じく、「フェンスの縦の支柱と地面(コンクリート基部)との接点」がはっきりと写っている、貴重な画像だと思います。

 

水色のラインが、フェンスの底辺になります。

 

実は当初、この画像をもとに、フェンスと網戸の距離を算出してみるなど、無理やりなことを試みており(黄色矢印で示している、フェンスと宮澤・入江家との間にある小道の部分---幅約90cmとされています---を手掛かりとして算出を試みていました)、

図も出来上がり、およその距離も出していたのですが、さすがに無理やり過ぎると自覚し、自重することにしました。

 

単純に、この画像「甲」における、網戸と水色ライン(フェンス底辺)との交差具合を見ていただき、フェンスの底辺と網戸の底辺がどの程度の距離離れているかを推察いただくのが、よいのではないかと思います。

 

自分的な印象ですが、この状況だと、フェンスの底辺と網戸の底辺は、20cm離れているかどうか、といったところで、「網戸の上辺は、フェンスに直接立てかかっている状態ではないか」という風に見ています。

 

また、この画像で、ピンク矢印の先、樹木のようなものが写っており、これは、見ようによっては、その樹木(のようなもの)に、網戸が立てかかっているように見えなくもない・・・とも言えるかと。

 

ただ、この点について考えてみると、「水色ラインよりも手前に根や足を下ろしている樹木(または人)」はフェンスの手前側(ポッポ公園側)にいるのであり、

これに対して、「水色ラインの向こう側に根を下ろしている樹木」はフェンスの向こう側(宮澤家側)にいるということであり、

 

仮にそのピンク矢印の先の樹木(仮に「X」とします)に網戸が立てかかっているのだとすれば、この画像の樹木「X」の状況からして、その根の部分も水色ラインの向こう側にあると見なさざるを得ず、これはつまり、

「フェンスの向こう側に根を下ろしている樹木(X)に、フェンスのこちら側にある網戸が立てかかっている」

という構図になり、これはおかしいと。

 

そこで考えてみるのは、まず、この画像では---アングルのせいなのですが---樹木「O」「N」なども、網戸に非常に近接して写っていると。

 

樹木「N」の葉っぱなどは、ほとんど網戸に被らんばかりに、近接して写っているわけです。

 

そして、追記「その3」で確認したことですが、網戸の左側には、樹木「O」「N」などの他にも、樹木「P」「Q」「R」がありました。

 

その位置関係は、下の画像のようでした。(再掲)

 

世田谷一家殺害事件

世田谷一家殺害事件

 

ご覧の通り、樹木「O」「N」よりも、さらに網戸側に寄った一発目の樹木として、「P」があるわけです。

 

とすると、画像「甲」において、樹木「O」「N」があれほど網戸に近接して写っている以上、それよりもさらに網戸寄りに位置している樹木「P」は、ほとんど網戸に接するように写るのではないか・・・という推測が働くのであり、

その推測のもとに、画像「甲」を見てみると、おそらく、その見方で間違いないだろうと。

 

下の、画像「甲」の水色の枠で囲んだ部分と、画像「丁」の水色の枠で囲んだ部分が、おおむね同じ個所だと考えているのですが(アングルが違うだけで、木の高さや位置なども、これだけ違って見える)、

特に、樹木「P」の先端部分の、V字型に枝分かれした形状(¥マークにも似ている)などを、見比べてみていただければと。

 

私は、画像「甲」において、網戸が立てかかっているように見えている樹木「X」は、網戸の左横から生えている、樹木「P」であると考えています。

 

下の二つの画像、樹木「N」の根元から樹木「P」の根元を経由して網戸に向かうラインを、黄色のラインで表してみました

 

世田谷一家殺害事件

世田谷一家殺害事件

 

いちおう、問題の個所を拡大して並べた画像も作りましたので(下の画像)、細部を確認いただければと。

 

世田谷一家殺害事件

 

画像「甲」の網戸のあたりを拡大し、樹木「P」「Q」「R」の根元の部分を推測してみると、下図のようになるのではないかと。

 

世田谷一家殺害事件

 

画像「甲」からの自分的な結論としては、

 

網戸とフェンスは非常に近接しており(おそらく直接立てかけ)、網戸とフェンスの間に樹木があることは見て取れず、ましてや、網戸がなにかしらの樹木に立てかかり、その樹木とフェンスとの間に人ひとりが立って作業できるほどのスペースがあるということは見て取れない

 

ということでした。

 

----------

 

次に、画像「乙」について見てみます。

 

世田谷一家殺害事件

 

この画像は、左端の縦の支柱のコンクリート基礎との接点は明確に写っているのですが、その右隣の縦の支柱のそれが明確ではなく(草か樹木の葉で微妙に隠れている)、その他の支柱のそれについては全く写っていないという状況なので、水色のラインを引くのはどうかという気はしたのですが、いちおう、「こんなところだろうか」という想像のもとに、水色のラインを引いてみました。

 

水色ライン(フェンス底辺)の位置が定まっているとはいいがたいので、以下は、その程度を前提とした話として、ご覧いただければと。

 

先述の通り、黄色矢印の先に見える黒い部分は、「宮澤・入江家とフェンスとの間にある小道」で、その道幅は、約90cmと言われています。

 

また、「その1」でも触れたのですが、画像「乙」の、「フェンス前に立っている鑑識の男性の腰あたりから右斜め上に向けて走っている白い線」は、フェンス中央の横の支柱ではなく、「入江家の壁と地面の接地線のほんの少し上を通っている白色のパイプ」です。

画像を用意しましたので、確認いただければと。(赤矢印)。

ちなみにこのパイプは、入江家と宮澤家の境のあたりで、やや高さを変えています。

(下の画像、水色の四角枠の中。段になっている)。

 

世田谷一家殺害事件

 

画像「乙」において、この地面すれすれを走っている白いパイプを、「フェンス中央の横の支柱」と錯覚してしまうと、ただでさえクセのある画像の中で、さらに遠近感が狂ってきますので、要注意かと。

 

さて、この画像「乙」は、以下のシーンをほぼ同時刻に別のアングルから撮影したものだと考えています。

(すでに追記「その1」「その2」で検証したので詳細は割愛します。)

 

世田谷一家殺害事件

 

比較画像を再掲します。

 

世田谷一家殺害事件

 

この画像「乙」について、

 

1. 「水色ライン(フェンス底辺)の手前側(ポッポ公園側)」

2. 「水色のラインの向こう側(宮澤家側)」

 

この二つに分割して考えてみます。

 

下図のように、1を「水色ラインの右側」、2を「水色ラインの左側」と呼ぶことにします。

 

世田谷一家殺害事件

世田谷一家殺害事件

 

スーツ姿の男性「S」をコピーして、同サイズのまま、フェンス前に貼り付けておきました。

 

これは、この画像「乙」では「立ち姿の人物の足が、非常に短く写っている」ということを例示するためで、他に深い意味はありません。

 

これらの画像から、気づいた点を二つほど挙げてみますと、

まず、2枚目の画像(拡大画像)の水色矢印(1番)の先、メモを取っている様子の男性のかかと(と思しき部分)が、水色ラインの左側になっています。

 

これは、もしこの男性が脚立か台座的なものに乗っていないとすれば非常におかしな話で、

 

「身長210cmで体厚1mmの平面妖怪が、高さ180cmのフェンスに張り付いて、頭をフェンスの上に約30cmほど出している状況」

 

なら、この画像のように写るのでしょうが、普通に体厚のある生身の人間なら、フェンスの右側(ポッポ公園側)に立っていれば、その足と地面の接点は、必ず水色ラインの右側に来るはずなのです。

 

水色ラインの右側(ポッポ公園側)に足を下ろしている鑑識の人々の足の部分を、水色〇で囲んでいますので、確認いただければと。

 

当然ながら、これらの人々の足と地面の接点は、すべて、水色ラインの右側(ポッポ公園側)にあるわけです。

 

ところが、このフェンス前でメモを取っている風の男性(と、フェンスに乗って給湯器をチェックしている男性)の足だけが、水色ラインの左側にあると。

 

これが意味するところは、「フェンスに乗って給湯器をチェックしている男性」については一目瞭然で、この男性の左足は完全にフェンスより向こう側(宮澤家側)にあり、だからこそ、左足については水色ラインの左側に写っていると。

 

一方で、右足についてはフェンスの上に乗っているので、フェンスとの距離はいわば「ゼロ」ながら、フェンスの上に乗っている以上、「(右足が)高いところにある」と、それゆえに(右足は)水色ラインの左側に写る、ということになります。

 

要するに、水色ラインの左側に足が写るためには、

 

1. 「本当にフェンスの左側(宮澤家側)に足を置いている場合」(給湯器チェック男性の左足)

2. 「フェンスの左側(宮澤家側)に足を置いてはいないが、高いところに足を置いている場合」(給湯器チェック男性の右足)

 

この二つの条件が考えられると。

 

では、フェンス前でメモを取っている風の男性については、1と2の、どちらの状況なのか・・・ということを考えてみると、

この男性は、フェンスの右側(ポッポ公園側)に立っているわけですから、1はあり得ないと、

とすると、残る選択肢は2しかないわけで、

 

この男性の足は、地面よりも高いところにある

 

すなわち、この男性は脚立か台座的なものの上に乗っており、そのことがうかがえるのが、上の画像の、2本の白矢印の先に写っている、「フェンスの底辺と並行に走る、2本の白い横線」だろうとみています

 

この白い横線は、台座の何かか、仮に脚立であれば、1段すなわち高さ約30cmの脚立のステップの部分だろうと想像しています。

(この手の1段の脚立は、設置時の奥行きは30cm程度のものが多いようです)

 

世田谷一家殺害事件

 

追記「その1」で、「身長180cmの鑑識の男性が、高さ30cmの台座的なものの上に乗って作業をしている」という状況を模して、段ボールの切り抜きでミニチュアを作り、写真を撮って紹介していたのですが、再度ここで紹介させていただきます。

(詳しくは追記「その1」を参照ください)

 

世田谷一家殺害事件

世田谷一家殺害事件

 

構図としては、「脚立か台座に乗ってメモを取っている風の鑑識の男性」が手前であり、その奥に、「フェンスに(おそらく)直に立てかかっている網戸」・・・というものだと考えています。

 

ところが、脚立(台座)の部分が、樹木の葉や光の具合で見えにくくなってしまったので(つまり、4番の状況)、あたかも、「地面に直接足を下ろして立っている鑑識男性の後ろから、網戸が立てかかっている」かのように見えてしまったのではないかと。

 

また、画像「乙」について気づいた点として、

 

世田谷一家殺害事件

 

水色矢印(2番)の先、男性の腰裏のあたりですが、この部分が、見ようによっては妙に黒っぽくふくらんでいるように思えると。

 

もし、この部分に黒っぽい何かを装着しているとすれば、それは、警視庁鑑識の装いの一つである「黒のヒップバッグ」ではないだろうか、と想像しています。

(画像を2枚用意しました。制服の靴は黒ですが、現場に立ち入るときには、靴を白いカバーで覆うこともあるようです。2枚目の画像はドラマのそれですが、制服は、本物そっくりに作ってあるそうです。)

 

世田谷一家殺害事件

世田谷一家殺害事件

 

ところで、宮澤・入江家とポッポ公園の間にあるフェンスの高さについては、従来、「2m」ということがよく言われていまして、一部に「180cm」という情報もある、という状況だったのではないかと思います。

 

私も、2017年に記事を書いた時にはその線(2m)で書いたのですが、いまは、「フェンス高=180cm」だろうと思っており、今回はその線で記事を書きました。

(2017年の「その2」の最後の図など、差し替える予定でいます。)

 

私は、自分の見方にとっては、どちらかというと「フェンス高=2m」で、脚立(台座)も、高さ50~60cmほどはあるほうが好都合だと考えていたのですが、一方で、

 

「フェンス前でメモを取っている風の鑑識の男性の後ろに小さな植物が生えており、網戸は、その小さな植物に立てかかっている」

 

とする見方にとっては「フェンス高=180cm」のほうが好都合であり、もし「フェンス高=2m」なら、上の見方はいよいよ考えにくい、ということになるのではないか、と思います。

 

というのは、仮に、「フェンス高=2m」であり、その前に立つ男性の身長が180cmだとして、その首から上が約30cmほどフェンス上に出ているとすれば、男性は高さ約50cmの脚立か台座の上に乗っていることになると思うのですが(男性の身長が190cmであれば、脚立か台座の高さは約40cm)、

 

そのサイズの脚立か台座の上に乗った男性の後ろに小さな植物があり、その小さな植物に、縦サイズが55cm前後(私は59cm前後と想像していますが)の網戸が「斜めに」立てかかった場合、その網戸の上辺は男性のくるぶしまでも掛からないと思われ(試しに、高さ50cmの台の上に乗ってその後ろから縦サイズ59cmの段ボールの切り抜きを斜めに立てかけて、足首のどの部分まで掛かるかを見ていただければと)、

いよいよ、この画像のような、下手すると男性の太ももあたりまで掛かっているように見える網戸の状態は考えにくい・・・ということになるのではないかと。

(フェンスの高さを2mとして、身長180cmの男性が、高さ約50cmの台の上に乗り、その後ろから網戸を立てかけた場合、網戸の縦サイズが120cm前後なければ、画像のこの状態にはならないのではないでしょうか。)

 

世田谷一家殺害事件

 

さて、立てかかった網戸が写っている画像ばかりではなく、それが写っていない画像もありますので、以下に紹介いたします。

 

世田谷一家殺害事件

 

ピンク文字の部分が、フェンスの縦の支柱「F」と「G」です。

(このあたりの詳細な説明は割愛させていただきます)

 

脚立かと思われる、三角の物体が写っています。(網戸の可能性も考えましたが、違うだろうと)

 

脚立かと思われる三角の物体が足を下ろしているのは、支柱Fの、若干右側だと思われます。

 

画像の一部を切り取って拡大し、鮮明にするため、コントラストを上げてみます。

 

世田谷一家殺害事件

 

支柱「F」の左横に、樹木「R」が上方に向かって幹を伸ばしており、これが、フェンスの支柱と見間違いやすいので要注意かと。

(樹木「R」の位置は、これまでの画像を参照ください)

 

水色〇の左上あたり、樹木「R」が横に枝葉を伸ばしているものと思われます。

 

ところが、これまでの検証で、支柱「F」と「G」の「G」寄りの部分、水色〇のあたりでフェンスに接する(あるいはフェンスにほぼ接している)形で立てかかっていると推定してきた「網戸」が、そこに写っていません。これはどういうことかと。

 

私の考えとしては、ブルーシートが張られるよりも以前(そして張られてしばらく)の網戸の位置や、フェンスへの直の立てかけ(あるいは、フェンスにほぼ接する形での立てかけ)という線は、これまでの検証から動くことはありませんので、

 

その線を前提にすれば、「上の画像の時点では、網戸が撤去(証拠物として持ち去り)されていた」か、別の可能性として、「カメラと網戸を結ぶ線上に茂みがあり、その陰に隠れていた」といったあたりを想像しています。

 

見たところ、上の画像の鑑識の男性と、例の「フェンス前でメモを取っている風の男性の前で給湯器をチェックしていた鑑識の男性」は別人だと思われ、

また、撮影の時刻も異なる(上の画像の方は、微妙に暗いように思われ、陽が傾きかけていたのではないかと)と思われ、上の画像の時点で、網戸は元あった位置から証拠品として押収されていたと見ることに、不自然さはないと考えます。

(この網戸が本当に宮澤家の中2階風呂窓の網戸なのか、その確認も必要だったでしょうし、鑑識作業中ずっと元あった位置で野ざらしにされていたとみる方が不自然かと。)

 

「フェンスに乗っている2人の男性」以外の鑑識のメンバーが、やや離れた位置にぼんやりと立っているように見えることからも、上の画像の時点では、鑑識作業が終わりに近かったのではないか、ということが窺われるのではないかと。

(その、「フェンスに乗っている2人の男性」が、下の1枚目になります。左側の鑑識の男性は、帽子のつばを後ろに回しています。2枚目はすでに紹介済みの鑑識男性の画像。)

 

世田谷一家殺害事件

世田谷一家殺害事件

 

2枚目の鑑識の男性は、私は、この方ではないかと思っていますが・・・。

 

世田谷一家殺害事件

 

----------

 

 網戸の状態についての結論

 

自分なりに検証してみての結論となりますが、おそらく網戸の状態は、下図のように、フェンスに直接立てかかっていたのではないかと考えました。

(以下の図は、フェンス180cm、網戸58~59cm、脚立30cm、人間180cmということで、サイズに忠実に作成しています。)

 

世田谷一家殺害事件

 

次点で、「フェンスに直接立てかかっていた」とばかりは限らず、フェンスの間際に小さな植物が生えていたとすれば、下の図のような状況、すなわち、そのフェンス際の小さな植物に網戸が立てかかり、「網戸の上辺」が例えばフェンスから5~10cm程度離れていたとか、その状況ならあり得るかという気がしましたが(下図)、

 

世田谷一家殺害事件

 

「フェンスの前に鑑識の男性が立っており、その後ろに小さな植物が生えており、その小さな植物に網戸が立てかかっている」という、下の図のような状況は、考えにくいのではないだろうか・・・という風に思いました。

(下図の小さな植物は、フェンスから50cmのところに幹があり、その幹を中心に、前に5cm、後ろに5cm、要するに幹の前後約10cmの枝葉の広がりを持つというサイズに設定してあります。)

 

世田谷一家殺害事件

 

----------

 

最後に、追記「その2」の最後に書いていた、網戸についての本音的なもの~という件ですが、一言でいえば、

 

「網戸は立てかけられていたのではなく、単に、フェンスのポッポ公園側に落ちて、転がっていたのではないか」

 

という疑問を、自分の中で拭い切れていないということです。

 

その見方に立つとすると、

 

「ではなぜ、警察撮影のものも含めて、何枚もの画像に、網戸が立てかけられた状態で写っているのか?」

 

ということを考えざるを得ないのですが、思いつく理由としては、

 

1. 警察が、網戸を見えやすくするために、(転がっていた網戸を)立てかけて撮影した(地面に寝かせたままで撮影すると、網戸が認識されにくいので、立てかけて撮影した)

2. 散歩者等の第三者が、(転がっていた網戸を)立てかけた

 

このあたりになるでしょうか。

 

1については、可能性はあると思いつつも、ただ一方では、

 

「まだブルーシートがかかっていない、通報後の極めて初期と思われる時点での画像にも、網戸が立てかけられた状態で写っている」

 

ということから、

 

「おそらく、警察が写真での現場保存時に、(網戸を見えやすくするため)地面に転がっていた網戸を、わざわざフェンスに立てかけて撮影したということは、ないのでは?(網戸は、警察による写真撮影よりも前から、立てかかった状態だったのでは?)」

 

という気がしています。

 

自分的に、1よりも、より一層あり得ると思っているのは2(散歩者等、第三者による立てかけ)で、要するに、朝の6~8時とかの散歩中にポッポ公演に入った人物が、フェンス際に網戸が転がっているのを見て、善意で立てかけたと、

 

この場合だと、ブルーシートが張られるよりも前の画像に網戸が立てかけられた状態で写っていたとしても、まったく不思議はない、そして、散歩者が手袋をしていたとすれば、その人物の指紋も出ない、ということになるかと。

 

なので、自分としては、1は、可能性はあると思いつつも、おそらく違うだろうと、しかし2は、これは普通にあり得る状況と思われ、網戸の状態についての心証としては、

 

「フェンスのポッポ公園側に、落ちて転がっていた」50%

「フェンスのポッポ公園側に、立てかけられていた」50%

 

といったところで(これが、先に触れた「本音的なもの」)、それゆえに、「警察がそのうち年末のリークで、フェンスへの立てかけを否定してくる可能性も考えられる」と思いましたので、2017年に書いた「その14」の最後のほうで、

 

「今後、例の警察による小出しのリークで①(網戸のフェンスへの立てかけ)あたりが否定される展開があるかもしれませんが」

 

と書いたのでした。

 

しかしその一方で、自分の中では、「飛び出しマンが共犯の一人だっただろう」という思いは変わりませんので(成城署の元署長である土田猛氏も、夜の11時半ごろに目撃されたこの飛び出しマンについて「事件の最大のカギとなる目撃情報」と語っており、そう軽んじていい情報ではないと考えています)、

 

そこを前提にする以上、たとえ網戸が(立てかけられていたのではなく)地面に転がっていたのだとしても、それは、

 

「共犯または屋内侵入殺害犯が、侵入時に立てかけたか、それとも、侵入時に地面にポイっと転がしたかの違い」

 

ということになり、要は、仮に網戸が地面に転がっていたのだとしても、それは自分にとって、事件への見方を大きく変える情報にはならないということで、先の「その14」の文章の続きとして、

 

「仮にそうなっても、②の『飛び出しマンが共犯だったであろう』という自分の心証が変わるとは思えず、事件についての見方も、大筋で変わることはないかと思います。」

 

と書いたのでした。

 

今でも、この見方に変化はありません。

 

ただし、これも2017年の「その14」の最後のほうで書いたことですが、どう推測してみるにしても、依って立つところ(事実関係)が定まっていない部分が多く、曖昧な事実関係を手掛かりとしつつ、想像の上に想像を重ねている状況なので、網戸にせよ、犯行動機、侵入口、逃走経路、単独犯・複数犯その他の問題にせよ、自分の導き出した結論的なもの以外はあり得ないとするものではなく、他の見方も当然ありだと思っています。

 

今回は網戸について、自分なりに、「おそらく、こうでは?」と思うところを書いてはみましたが、それ以外は間違いだというものではありません。

 

どう判断されるかは、ご覧いただいた方々にお任せいたします。