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9月24日追記:
昨日は、平岡さん失踪当夜の考えられる帰宅ルートの一つとして、この画像の青線部分の風景(ストリートビュー画像)を見てみました。
この青線のルート沿いにはコンビニ(防犯カメラ)は1軒もなく、また、見落としがあるかもしれませんが、ストリートビューで見る限り、コンビニ以外の防犯カメラもあるようには思えませんでしたので、
「平岡さんの姿が防犯カメラに映っていない」
ということをもってしては、平岡さんがその夜、このルートを辿らなかったことの根拠にはならないのではないか、ということまでは、言えるのではないかと思います。
しかし一方で、平岡さんは実際、このルートを辿らなかったのかもしれない・・・
ふとそうした考えが浮かんでくるのは、一つには警察が発表しているあの、
「平岡さん退店と同時刻ごろにゆめタウン従業員通用口付近に停まっていたという不審(?)な白いセダン = 旧型のトヨタ、マークⅡ」
でしょうか。
「この白いセダンの近くに、男女が立っていた」
「同じ時刻に、似た車がゆめタウン南側から9号線に飛び出した」
という心もとない目撃情報があるらしく、警察は一応、この車両の情報を募ってはいるようですが、もし仮に、この車に平岡さんが乗り込んだ(連れ込まれた)のだとすれば、平岡さんはその夜、図中の青線ルートを辿ることはなかったのかもしれません。
二つ目に気になるのは、あの、ゆめタウン従業員通用口にある防犯カメラに映った「平岡さんの服装」でしょうか。
「ゆめタウン従業員通用口の防犯カメラ」に映った平岡さんのその日のいでたちは、
「白黒の横縞模様(ボーダー)でフード付きのワンピース、黒色レギンス様のもの、黒色バッグ、そして(おそらくはおろして間がない)黒い靴」
というものでした。
平岡さんは、普段ジーンズ姿が多かったという話もあり、仮にそれが事実だとすれば、
「白黒ワンピースに黒色レギンス」
という服装は、平岡さんにしてみればけっこう頑張ってお洒落していたのかもしれず、確かにゆめタウンの防犯カメラに映った彼女の姿を見ると、それはなにか
「あとは暗い山道を徒歩で帰宅するのみ」
という感じでもなく、どちらかというと
「これからどこかにお出かけする」
という風に見えなくもありません。
(平岡さんと親しかった県立大の同級女子なら、この平岡さんの服装がいつもとさして変わらないものなのか、それとも頑張ってお洒落しているのか、そのあたりは察知できるのではないかと思うのですが。)
平岡さんは、ゆめタウン内アイス屋(サーティワン)でのバイトを10月28日に終え、翌29日からはJR浜田駅前にある居酒屋でバイトを開始する予定でした。
とすると平岡さんとしては、アイス屋でのバイトも終了目前であり、と同時に居酒屋でのバイト開始も目前であり、なにか心機一転みたいな気分が生じており、なんとなくいつもと違う装いをしてみたかった、ということなのでしょうか?(それはない、と個人的には思いますが)
それとも、もしかするとあの夜、平岡さんはアイス屋でのバイト後に、誰かと会う約束をしていたのでしょうか。
ここで思い出されるのは、2009年11月4日未明に臥龍山山頂付近で目撃された、車のヘッドライトのことです。
以前も書きましたが、11月4日の未明といえば、実質的には「11月3日の深夜」と言い換えてもよく、それはつまり、
「平岡さんの公開捜査が開始された日(11月2日)の翌日深夜」
とも言い換えることができるのであり、もしこのヘッドライトの車が犯人のものであり、しかも遺体を遺棄していたのだとすれば、この犯人は
「平岡さんの公開捜査開始によって、直ちに(遺棄という)アクションを起こした」
とも想像でき、ではなぜ犯人は公開捜査の開始に対して余裕をもって対処できなかったのか、なぜ公開捜査開始の翌日深夜に臥龍山への遺棄(山頂一帯へのばらまき)という行動に出なければならなかったのか・・・
ということを考えてみると、これもやはり以前書いたとおり、
「犯人は平岡さんと人的・地理的に近いところにいた」
「平岡さんの公開捜査となれば、捜査の手が伸びかねない位置にいた」
ということで、「一刻も早く遺体を手放さなければ」との焦りが生じていたのかもしれません。
こういう焦りの中にあった人物が、必ずしも平岡さんの顔見知りとは限りません。
顔見知りでなくとも、島根県立大の女子寮周辺や(ゆめタウンへの)通勤路沿線の居住者、県立大関係者、バイト先の関係者であれば、上の条件には該当すると思います。
しかしもちろん、「平岡さんの顔見知り(平岡さんの友人も知っている人物)」という可能性もあると思います。
とすれば10月26日に、「いつもはジーンズ姿が多い」(という)平岡さんが、「白黒ワンピースに黒レギンス、黒靴、黒バッグ」という、いつにない(彼女なりの)お洒落をしていたとすれば、それはもしかすると、
「アイス屋でのバイト後に、顔見知りの誰かと会う約束をしていた」
ということだったのかもしれない、などとも想像できます。
「ジーンズ姿で会うような気分の相手ではなかった」ということでしょうか。
また「平岡さんは退店後に携帯の電源を入れた形跡がない」とのことですが、退店直後にその人と落ち合う段取りになっていたのかもしれず、これもやはり、
「会っている最中に携帯が鳴っていい相手ではなかった(だから電源は切っていた)」
ということかもしれません。
いずれにしても、仮に平岡さんがバイト後に顔見知りの誰かと待ち合わせ、ゆめタウンの駐車場あたりでその人の車に乗ったとすれば、平岡さんはその夜、添付画像中の青線のルートを帰宅することはなかった(可能性が高い)、ということになるかと思います。
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9月23日追記:
さて昨日も紹介したこの青線のルートを平岡さんが帰宅したと仮定して、具体的にどういう風景の道を辿ったのか、その一部をストリートビューの画像で見てみたいと思います。
これが、ゆめタウン浜田店の従業員通用口(スタート地点)です。
画像左のほうに、事件に関する情報募集の看板が置かれています。
通用口のドアが、福山通運のトラックの後ろに隠れてしまっています。
通常は以下のような感じです。
平岡さんはその日、ゴミ捨ての担当だったらしく、ゴミ袋を携えてこのドアから退出しました。
時刻は21時15分でした。
通用口あたりを別角度から見てみると、
この道を画像奥に向かって進んでいきます。
画像中央よりやや左斜め下、銀色の檻(おり)のようなものが見えています。
ゴミ置き場のようですが、それを拡大してみると、
「平岡さんが退店するときに携えていたゴミ袋が発見されていない」
とのことですが、従業員通用口を出てすぐ、このごみ置き場にゴミ袋を捨てたのでしょうか?
この地点から先は、「浜田久光山八幡宮」の入り口まで、浜田市の市街地(の端のほう)を抜けていくルートとなります。
その部分を一つ一つストリートビューの画像で紹介していくと画像の数が増えすぎるので、下の1枚の航空写真で代替しようと思います。
(ゆめタウン従業員通用口 → 浜田久光山八幡宮の入り口まで)
画像左上のほうにある黄点(●)がゆめタウン従業員通用口、赤い四角(■)がゴミ置き場、そこからずっと浜田久光山八幡宮に向かい、南へと下っていきます。
画像中央よりやや右下、青いマークはコンビニ(ローソン)のそれです。
この青線のルート沿いには、コンビニは1軒もありません。
この航空写真における青線の部分の距離は、約790メートルになります。
より細かな様子は、ストリートビューで窺い知ることができるのですが、この一帯は、低く、そして古い感じの建物の多い、時が止まったというか、良く言えば閑静、悪く言えば”うらぶれた”感じの町並みで(”町並み”というほどですらない)、この場所から史上稀に見る猟奇残虐事件を連想することさえ難しく、平岡さんを含む島根県立大の女子がこの場所を、夜間、さしたる危機意識も持たないまま、のほほんと歩いていたとしても、あるいは仕方なかったのかもしれない・・・
などと、思わず感じてしまうほどの、緩い空気感の”町並み”ではありました。
興味のある方はストリートビューで辿ってみることをお勧めします。
さてこの市街地を抜けると、
浜田久光山八幡宮への入り口に到着しました。
この先、160段の階段を上がっていきます。
境内を通り抜けます。
さすがにこうなると夜間に女子が一人歩きするにはどうなんでしょうか?
男でも怖いと思うのですが、そこを進むと、
舗装された道路に出ました。
ここからは島根県立大学女子寮のある丘まで、曲がりくねった細道が続きます。
(問題となる”浜田バイパス高架下”まで、ここから約500メートルです。)
途中にわずかながら建物があります。
それを横目に急坂を登っていくと、
右手に浜田の街が見えました。
昼間ならほっとする瞬間でしょうが、夜はどうだったでしょうか。
まだ登ります。
この道を、夜間に女子が一人歩きです。
いくら浜田が呑気な街だとしても、さすがにこれでは「襲ってくれ」と言っているようなもので、危険に過ぎる、と思うのは私だけでしょうか。
休憩所でしょうか、ベンチが二つ見えてきました。
電柱の根元あたり、事件に関する情報募集の看板が置かれています。
この雰囲気では、心安らかに休憩できそうにありません。
さらに進むと、
浜田バイパス(9号バイパス)の高架下が見えてきました。(問題とされている個所です)
近づいてみると、
画像右端、これまた、事件に関する情報募集の看板が出ています。
事件後に街灯を増やした、とのことですが、ここらの街灯もそうでしょうか?
左手に側道が通じているのが見えるのですが、ふとその側道側へ目をやると、
赤矢印の先が、平岡さんのものとおぼしき黒い靴(左側)が発見された側溝です。
(側溝は深さ約40センチ、幅約30センチ、とのことです。)
「ここが拉致現場だ」
「平岡さん失踪直後の捜索では、ここに靴があることは見落とされていたのだ」
とする見方もあり、その一方で、
「犯人が何らかの意図のため、ここに靴を後置きしたのだ」
という見方もあります。
ちなみに、この靴の発見日は「2009年11月30日」であり、平岡さんの頭部が臥龍山で発見されてから24日後のことでした。
平岡さんの部屋には、この靴のものと同じ空箱があったそうです。
一方で、発見されたこの靴からは、平岡さんのDNAは出ませんでした(という警察による情報)。
そこで、これを平岡さんの靴とすることができるかは微妙なのですが、この靴は島根県内では3ペアしか流通しておらず、そのうち2ペアについては所有者の確認ができているとのことなので、要するに側溝から発見された靴は、
「島根県内で流通した3ペアのうちの、最後の1ペア = 平岡さんのものであろう」
という強い推測が働くわけで、しかもこれが
「平岡さんの寮のすぐそば」
「バイト先(ゆめタウン)からの帰宅経路とされた道のすぐそば」
から発見されたということも考え合わせれば、まず、平岡さんのものと見て間違いないのではないか、という風に思えるのですが、どうでしょうか。
高架下に視線を戻し、そこをくぐります。
くぐり抜けると、
島根県立大の女子寮へは、画像中央の道をもう少し登っていきます。
しかし先ほどまでのような暗く細い山道ではなく、民家も点在する、明るく開けた道になります。
(画像ここまで)
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9月22日22時31分追記:
ついさっき発見したのですが・・・
当方恥ずかしながらこの動画、まだ未見でした。
見れば3年も前にアップロードされていました。。orz
https://www.youtube.com/watch?v=RFhFEkYsvN8
臥龍山の山頂へと続く林道の様子をうかがい知ることができます。
(動画はバイクによる走行)
この動画をアップロードされた方も、事件に関心を寄せておられる方のようです。
詳しい方々にとっては今さら過ぎるのかもしれませんが、この島根県浜田市~臥龍山事件に関心のある方で、まだ未見の方は、是非ご覧になってみてください。
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(また字数オーバーでアップロード拒否されそうですので、「その9」に移行いたします。)
(青線は考えられる平岡さんの帰宅ルート。これが最短でもあるようです。●は女子寮としていますが、そのものズバリの位置ではなく、「だいたいその位置」とお考え下さい。●は浜田バイパス高架下側道、平岡さんのものと思われる黒い靴が発見された場所です。)
遺棄現場となった臥龍山のことはひとまず置くとして、
「平岡さんはどこで犯人と接触したのだろうか?」
ということを考えてみると、一体どこなんでしょうね?
この点、ちょっと気になるというか、思い出されるのが、事件当時報道された島根県警による次のリークでしょうか。
「島根県警は、平岡さんの帰宅経路にあるコンビニエンスストア計3店の防犯カメラの映像を分析したが、そこに平岡さんの姿は映っていなかった」
この情報は、今でもググれば出てきます。
ただ、この情報の中で少し変だと思うのは、「平岡さんの帰宅経路」といいますが、
「平岡さんが当夜どの経路で帰宅したか」
はそもそも不明ではないか、ということです。
また仮に、同じゆめタウン内アイス店(サーティワン)でのバイト仲間(島根県立大生)による証言として、
「平岡さんが使っていた(その夜も使ったであろう)、ほぼ間違いのない帰宅経路」
が明らかになっていたとしても、要するにそれは、よく言われているところの、今回添付している画像でいえば「青線のルート」だと思われるのですが、少なくとも2015年9月現在、その青線のルート沿いに、
「コンビニエンスストアは1軒も存在しない」
ということかと思います。
(画像中、コンビニの位置は★で示しています。)
2009年10月の平岡さん失踪当時には、この青線のルート沿いに、コンビニが3軒あったのでしょうか?
あまりそうは思えませんので、2009年の当時からこの青線ルート沿いにコンビニは存在せず、画像で確認できる通り、
「(コンビニは)青線ルートから全く離れた場所に存在していたのだ」
と仮定すれば、そもそもそれらのコンビニの防犯カメラに平岡さんが映るはずがないのであって、「そこに彼女の姿が映っていなかった」ことをもってして、例えば、
「平岡さんはゆめタウン従業員通用口を出て、すぐに拉致されたのだろう」
と(仮に)やるとすれば、それはちょっと変なのではないか、という気はします。
(通用口退出直後に犯人と接触した可能性自体は、あると思います)
「その青色ルート沿いに、他の(コンビニのもの以外の)防犯カメラがあるのだろうか?」
と思い、ストリートビューで辿ってみましたが、少なくとも市街地の道沿いには、防犯カメラらしきものを見つけることはできませんでした。
(例の浜田久光山八幡宮を抜けた直後から県立大へと続く曲がりくねった山道には、事件後に設置されたとおぼしき防犯カメラがあるにはあります。また市街地の道沿いに防犯カメラが1台もない、ということについても、単なる当方の見落としかもしれず、また、野外ではなく屋内に設置されているものがあるかもしれません)
仮に2009年10月当時、青線のルート沿いにはコンビニのそれも含めて防犯カメラが1台もなく(そもそもコンビニが存在しておらず)、しかも平岡さんが当夜、青線のルートで帰宅したのだとすれば、
「その姿が防犯カメラに---ましてやコンビニの防犯カメラに---映っていないのは当然」
ということになるかと思います。


















