http://www.yomiuri.co.jp/national/20150820-OYT1T50003.html
大阪府高槻市の物流センター駐車場で13日夜、殺害された同府寝屋川市立中1年の少女の遺体が見つかり同級生の男子生徒が行方不明になっている事件で、駐車場に入ってきた不審車2台を映したとされた防犯カメラ映像について府警が詳しく解析したところ、車は2台ではなく1台だったとの結果が出たことが捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、防犯カメラは、遺棄現場の駐車場から南約100メートルに設置。
府警が映像を鮮明化する高度な解析方法で調べたところ、車は駐車場に入った後、ライトを消して退出するなど移動した後、約5分後、再びライトをつけて(現場に)戻ったことがわかった。
肉眼では、ライトを消して移動する様子までは確認できないため、(当初は)2台が入った様に見えたとみられる。
しかし、2台目とされた車の停車位置が最初に車が止まった場所と全く同じことも分かり、府警は、車は乗用車タイプの1台だったとの見方を強めている。
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今日の動きは上の記事だろうか。
平田奈津美さんの遺体遺棄現場で防犯カメラに映っていた不審車両は、当初2台とされていたが、詳しい解析の結果、1台でほぼ確定ということらしい。
上の記事では「乗用車タイプの1台」とあるが、別記事では
「黒っぽいワンボックス」
とまで書かれているものがあり(毎日新聞)、警察ではすでに車種の特定はできており、証拠固めの段階に入っているものと(希望的観測も込めて)想像している。
http://mainichi.jp/area/news/20150820ddf041040028000c.html
不審車両1台ということは、単独犯の可能性が出てきたという程度であり、複数犯の可能性が排除されたわけでは全くないと思う。(奈津美さんへの傷害に使われた複数の種類の刃物)
それにしても、いったん駐車場から出ていって、再び6分後に同じ場所に舞い戻ってくるとは?
この犯人の、この駐車場への執着心というのはどうだろう?
遺棄現場から北や南東に直線で10キロ圏内に、いくらでも遺体を隠せそうな山深い場所がある。
そこまで車を走らせ、山中に分け入るか、そうでなくてもガードレールの向こうに数歩入って遺棄すれば、しばらくは見つかりそうにもない場所だ。
そういう山深い場所に、午前3時に遺棄しに行くのでは、だめだったのだろうか?
仮に複数犯なら死体を抱えて山中に分け入ることも、山で穴掘りもできたと思うが、それもしていない。
複数犯なら、そのうちの誰かが
「こういう駐車場に遺棄するのはまずい」
と言い出しそうだが、それもなかったのだろうか。
なぜあの番田の駐車場を選んだのか?
山際まで車を走らせれば途中Nシステムや防犯カメラに補足されると踏んで(というか走行途中にそれに気づいて)、そういうリスクを避けるため、思い切って近場---しかも勝手のわかっている場所---に遺棄という計画に変更した、という流れだったのだろうか?
あるいはどうしてもあの駐車場の、あの車の下に置きたい理由があったのだろうか?(あの物流会社や、第一発見者となったトラックドライバーに対して何らかの感情を抱いている等)
はたまた、できれば早めに遺体を見つけてほしくて、人気(ひとけ)のあるところに遺棄したのか?
しかし遺体を早めに見つけてほしいのなら、何もあの駐車場の、あの車の下に遺棄しなくても、その辺の人気のない道路わきの草むらの上にでもポンと置いてブーと逃げ出せば済むことではなかったのだろうか。
そもそも犯人はなぜ、人目がまだ十分に予想される夜の10時35分という早い時間に遺棄したのだろう?
こんな早い時間帯だと、遺体が見つかるより先に自分が見つかりそうなのだが。
遺体遺棄という重大な行為を行うのに、たかだか深夜2~3時まで待つことさえできなかったとは、よほど辛抱たまらず泡食って飛び出してきて遺棄したのかと思えば、
「奈津美さんを縛っていた粘着テープからは指紋が出ていない」
という情報もあり、それなりの冷静さも忘れてはいなかったかのような不思議さもある。
もっとも、情報が錯綜し、警察発表も鵜呑みにはできない感じなので、
「粘着テープから指紋は出ていない」
という情報も、本当なのかなという気はしている。
いずれにしても、隣の会社の防犯カメラに正面から映されるような犯人であり、なおかつ
「わざと防犯カメラに映った」
とは私は考えないので(単にあそこに防犯カメラがあることに気づかず、映ってしまった)、この犯人は、そう買い被るほど頭の切れる冷静な人物ではなく、粗忽(そこつ)な人物とみて間違いないのでは、と思う。
深く考えず、行き当たりばったりでやった結果が、この遺棄状況なのかもしれない。
車種の特定(黒っぽいワンボックス)が事実なら、現状は犯人にとって、相当ヤバいことになっている。
仮に星野君にまで手をかけてしまっている場合、平田さんについては傷害致死を強弁できたとしても、星野君については殺人が認定され、お決まりの
「鬼畜の所業」
というセリフとともに、死刑判決が言い渡される可能性が多分にある。
運よく死刑が回避されても無期懲役は確実で、この場合は平均30数年収監されることになるが、噂では囚人の中にもヒエラルキーというものがあり、子供狙いの性犯罪者や子供殺しは、ヒエラルキーの中でも最底辺あたりに位置し、囚人の間でもよい扱いを受けないと聞く(苛め抜かれる等)。
一時の衝動に負けて好き勝手して人の命を奪えば、その末路は暗い。
星野君がまだ生きているなら、生かして出すのが賢明といえる。