上の娘の学校(プリスクール)の登校時間は9:00から9:30の間、というとっても余裕を持った学校。

学校までは車で10分。いつも8:50にうちを出ようと心がけながら実際に出るのは9時で、学校に着くのは9時10分か15分。

 

ある朝、いつも通り8:50出発を目指していたのに、時計を見るともう9:10!

あらあらあらあら、もうこんな時間!「急ごーっ」と言いながらバタバタと玄関へ。

 

4歳の娘、もう自分でスムーズに靴を履けるし(時々、左右を間違えるが)本人もそれに対して自信を持っていた。

でもその日は私が「急ごう!」「遅れちゃう!」などの言葉を浴びせたせいか、うまく靴が履けず半泣き、イライラ、今にも奇声を発しそうなうなり声。

 

ここで、以前の私だったら、

「何やってんの!!!怒」「早くしてーーー!!!」「もう行っちゃうよ!!!」

 

と、更なるプレッシャーと追い打ちをかけて彼女を追い込み、

最終的に、私が無言で娘の足を靴に押し込み、泣きじゃくる娘を車まで抱きかかえて、

有無を言わさず車に放り込みチャイルドシートのベルトを締めていた。

 

でも、私は変わった!!

 

時間がないのに靴を履けないでそこに座り込む娘を見ながら、

 

多少学校への到着が遅れても、ここで彼女を優しく見守り、自分できちんと靴を履かせてあげ、気持ちよく登校させてあげるのと、

 

ギャンギャン泣きわめく娘に、追い打ちをかけ、尊厳を傷つけ、悔しい思いをさせながら時間通りに登校させるの、

 

どちらがこの子のためなのか。

 

その差は3分。

 

私は前者を選べるようになった。

 

なかなか靴を履けない娘に、いらだちを殺して優しく声をかけた。

 

「大丈夫!ママちゃんと待ってるから、ゆっくり靴はいてごらん。」

「いつもやってるように。」「急がなくて大丈夫。」

「ママ、ちゃんと見てるからね。」

 

すると落ち着きを取り戻した娘は、きちんと靴を履き、

力強くその場で足踏み3回タタタ。そして笑顔でこちらに向かってきた。

 

ギュッと抱きしめ(よくやったね、と口に出す必要がない気がした)、

そして娘は軽い足取りで車に乗り込み、自分でシートベルトを締めた。

レッツゴー!!!

 

その瞬間、私の心に何とも言えない満足な気持ちが込み上がり、

そして娘もまた誇らしげで満たされた表情をしていた。

 

その3分は、私たちのその日一日を変えただけでなく、

果てしなく大きい未来を変えたように思えた。