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皆さんは、自分を変えよう!と思ったとき、どうされますか?
こうなりたい、こうしよう、ということをイメージして、行動されるのではないでしょうか。
週末はゆっくりしようとか、美術館や本屋さん、図書館、カフェなどに行こうというような
”やりたいことで実現可能なこと” は比較的簡単にできると思います。
これは、自分のマインドを変えなくてもできるから、だと思います。
でも、行ったことがないところに行く、とか、知らない人に会う、というのは、
”知らないところにいって知らない人に会うのは怖い” というマインドを乗り越える必要があると思うのです。
初めてのお店は緊張するし、知らない人と話すのもドキドキします。
美味しくなかったら?お店の人が怖かったら?知らない人と、話して緊張して変なこといわないかな??と今でも不安になります。
ただ、大学病院にいたときよりも、遥かに私の行動力はあがっているのを感じます。
怖いけど、踏み出せるようになりました。
それは、1つ1つ自分で勇気を出してやってみて、行動してみて、”大丈夫だった!”と実感してきたからだと思います。
小さなことですが、やればできる!ではなく、やったらできた!の積み重ねでした。
この言葉は、断捨離提唱者のやましたひでこさんが、繰り返し、番組や断捨離塾で言われています。
”やればできる、は未来。やったらできた、は現在だ”と。
片付いた部屋で丁寧な暮らしができる自分になろうという夢、目標をもったら、眼の前の要不要を見極める必要があります。
そうしないと、夢はいつまでたっても夢のままです。
脳は、いろんなことを、妄想します。
未来への不安、健康への不安、過去の後悔・・・きりがないです。
次から次に雑念を送り出し、時には、その妄想が巨大化して、頭の中がいっぱいになってしまうことがあります。
そんなとき、本棚1段、引き出し1個、中の物を全部だして、自分が好きなもの、大切なものを選んでいきます。
これは、眼の前のことに集中する、つまり瞑想することになるのです。
私が外来のとき、心がけているのは、何はさておき、”元気に挨拶して笑顔で患者さんをお迎えすること”です。
仕事は、基本的に大変なものです。
重苦しい気持ちになることもあります。
自分の体調が悪いときや、家族が病気で心配なときは、仕事、嫌だな、辛いなと思います。
医師とはいえ、ただの人間なので、仕方ないのですが、以前は…
”そんなことじゃだめだ”とか
”なんて弱いんだ!”と自分を責めていました。
でも、あるがままを受け入れ、心を変えるのではなく、行動を変えてみました。
”どんなにしんどいときでも、とりあえず笑おう” と思ったのです。
これは、「新プロジェクトX」という番組で、人口減少して、島自体が存亡の危機にたたされていた役場の職員さんの言葉を聞いた言葉です。
”どんな顔でやっていても辛いことは辛いんだから、どうせなら、笑顔でとりくもう”と。
苦しい顔をしたって、眉間にシワを寄せたって、辛いことには変わりがない。
変えられるのは、自分の行動だけ、ということだと思いました。
どうせ仕事に、家事に取り組むなら、笑顔でやろうと思いました。
そして、人はやはり、難しい顔をしてイライラしている人のところよりも、腹が立つことも、大変だったことも笑いにできる人のところに集まると思うのです。
そして
”前向きに生きなきゃ!” とか
”仕事はやりがいがないと!”
”いい人でいないと!”
とか思うとしんどいです。
正直でいいと思うのです。
いつもいつも前向きじゃなくてもいいし、仕事はしんどいもので、やりがいなんて分からない時もあるし、いい人でもないしで、いいと思うのです。
そして、どれだけ厳しい状況でも、とりあえず、なんとかやれた自分を、えらいぞ、と認めて、がんばったね!と笑顔で1日を終わりたいと思います。
断捨離のやましたひでこさんの本には、本当に心に響く言葉がたくさんあります。
ただ、片付けの方法や、捨てる方法が書いてあるのではないです。
病んでしまった心と家を、自分が行動することで自分の手で治療し、浮上するための考えが書いてあり、何度読んでも学びがあります。
まずは自分の行動を変えるところから😊マインドはあとからついてくると思います。