いつもお読みいただきありがとうございます😊
お仕事がおわって、ぼーっとする時間に、携帯で何気なく漫画をよみはじめました。
「ママは召使いじゃありません」という漫画でした。
なぜか、”同じようなセリフ、聞いたことがある”と思ったのです。
詳細は、漫画を読んでいただきたいのですが、ママの気持ち、がすごく丁寧にかかれており
その子供さん側の気持ちも同じように書いてありました。
そして、何より、ママの苦しい気持ちを”そんなことくらい” と全然理解できていない夫側の気持ちも書いてありました。
ママが子どもたちや、夫に、”自分のことくらい、自分でやってよ!”とキレる理由からはじまり、子供が、”良い子でいなくてはならない” と自分を抑え込んでいく描写。
とってもリアルでした。
辛かったのは、子供さんが、学校の先生に、”どうやったらこの世界から消えられるんですか”と聞くシーンでした。
たまたまその先生が、すごく良い先生で ”どうしてそう思ったの?”と聞いてくれます。
すると、その子は、”ママとパパにいい子でいるように言われるので、自分の気持ちを我慢している”ということを話します。
そして、我慢すること=いいこと と思っていたのでした。
ただ、そんな生活は本来自由でいるはずの子供の心を蝕みます。
そのことに、ママもパパも気が付きません。
ところが、子供が学校で頭に怪我をしたことで、ママと娘ちゃんは、深く話をします。
”ママがいつも我慢している”ことが、子供にも大きな影響を与えていた。
そして、ママが我慢をやめて、”自分のことは自分でやって!なんでもママに聞かないで!”といったことで、混乱し、怒ってばかりのママと、喧嘩してばかりの2人をみて傷ついていたと。
ママが、”私は召使じゃない” といったのは
家族にために、ご飯をつくって、家のことをして、仕事もしても 誰からも感謝されなかったから。
”ご飯を作ってくれてありがとう” ”お弁当ありがとう” ”いつも掃除してくれてありがとう”
そんな言葉が全くなかったからです。
当たり前じゃないんだよ!!とママの怒りは爆発します。
娘ちゃんは、そのことをママから聞いて理解しました。
これからは、ありがとう、ごめんなさい、はお互いいい合うと。
ところが
同じ話を夫にしても、夫側は、”そんな些細なことで怒ってんの”という態度です。
”ありがとう”っていえばいいんだね?そしたらやってくれるんだ、と。
絶望的な理解のなさ
なぜ、家事は妻がやるもの、なのか?
仕事をパートにせざるをえなかったのは、子供が産まれたからであり、守るためなのに。
”パートで仕事しているんだから、家のことはできるよね?”という愚かな認識。
そして、根底にある、”自分が家族を養っているんだから、妻は夫のために尽くして当たり前”という、自己中心的な考え。
離婚の原因になるのは、こういった、モラハラ、理解のなさ、想像力のなさだと思います。
亡き母が、私が高校生の頃、よくブチ切れてました。
”私は、飯炊きおばさんじゃないんだよ!!みんな自分のことくらいやれ!”と。
当時の私は、”お弁当箱を洗わなかったくらいで、なんでそんなキレてんの?”と思ってました。
でも、今ならその怒りがわかります。
開業した医院の看護師としての仕事、育児、教育、家事、PTA、全部母がやってました。
それに対して、私も弟も、”お母さん、いつもおいしいごはんありがとう。忙しいのにごめんね”などといったのは、母の日くらいでした。
感謝が足りませんでした。
”お母さんなんだから、私達の面倒みて、ご飯つくって、掃除してくれるのは当たり前”
どこかにそんな気持ちがありました。
父も、言葉少ない人だったので、母は不満がたまっていたんだと思います。
夫は、いつも、私が食事の用意をすると、”疲れているのにありがとう” とか、”おいしそうだね”と、ちゃんと言葉で感謝してくれます。
そして、”僕は、これをしよう、と思いつくことができないから、言ってくれたらするから”といいます。
掃除、食事、仕事。
どれも、誰かがやるのが当たり前ではない。
どんな仕事でも、その人が、我慢してがんばってやってくれているから、自分が助けてもらっているのです。
飲食店の店員さんがいるから、おいしい食事ができる。
農家さんがいるから、おいしいお米や野菜、果物が食べられる。
配達員の方がいるから、父からの荷物が届けてもらえる。
日々、そういった営みに感謝をしたいと思います。