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15年通っているイタリアン

夫と初めて行ったお店


お仕事がおわって、ぼーっとする時間に、携帯で何気なく漫画をよみはじめました。

 

「ママは召使いじゃありません」という漫画でした。

 

なぜか、”同じようなセリフ、聞いたことがある”と思ったのです。

 

詳細は、漫画を読んでいただきたいのですが、ママの気持ち、がすごく丁寧にかかれており

 

その子供さん側の気持ちも同じように書いてありました。

 

そして、何より、ママの苦しい気持ちを”そんなことくらい” と全然理解できていない夫側の気持ちも書いてありました。

 

ママが子どもたちや、夫に、”自分のことくらい、自分でやってよ!”とキレる理由からはじまり、子供が、”良い子でいなくてはならない” と自分を抑え込んでいく描写。

 

とってもリアルでした。

 

辛かったのは、子供さんが、学校の先生に、”どうやったらこの世界から消えられるんですか”と聞くシーンでした。

 

たまたまその先生が、すごく良い先生で ”どうしてそう思ったの?”と聞いてくれます。

 

すると、その子は、”ママとパパにいい子でいるように言われるので、自分の気持ちを我慢している”ということを話します。

 

そして、我慢すること=いいこと と思っていたのでした。

 

ただ、そんな生活は本来自由でいるはずの子供の心を蝕みます。

 

そのことに、ママもパパも気が付きません。

 

ところが、子供が学校で頭に怪我をしたことで、ママと娘ちゃんは、深く話をします。

 

”ママがいつも我慢している”ことが、子供にも大きな影響を与えていた。

 

そして、ママが我慢をやめて、”自分のことは自分でやって!なんでもママに聞かないで!”といったことで、混乱し、怒ってばかりのママと、喧嘩してばかりの2人をみて傷ついていたと。

 

ママが、”私は召使じゃない” といったのは

 

家族にために、ご飯をつくって、家のことをして、仕事もしても 誰からも感謝されなかったから。

 

”ご飯を作ってくれてありがとう” ”お弁当ありがとう” ”いつも掃除してくれてありがとう”

 

そんな言葉が全くなかったからです。

 

当たり前じゃないんだよ!!とママの怒りは爆発します。

 

娘ちゃんは、そのことをママから聞いて理解しました。

 

これからは、ありがとう、ごめんなさい、はお互いいい合うと。

 

ところが

 

同じ話を夫にしても、夫側は、”そんな些細なことで怒ってんの”という態度です。

 

”ありがとう”っていえばいいんだね?そしたらやってくれるんだ、と。

 

絶望的な理解のなさ

 

なぜ、家事は妻がやるもの、なのか?

 

仕事をパートにせざるをえなかったのは、子供が産まれたからであり、守るためなのに。


”パートで仕事しているんだから、家のことはできるよね?”という愚かな認識。

 

そして、根底にある、”自分が家族を養っているんだから、妻は夫のために尽くして当たり前”という、自己中心的な考え。

 

離婚の原因になるのは、こういった、モラハラ、理解のなさ、想像力のなさだと思います。

 

亡き母が、私が高校生の頃、よくブチ切れてました。

 

私は、飯炊きおばさんじゃないんだよ!!みんな自分のことくらいやれ!”と。

 

当時の私は、”お弁当箱を洗わなかったくらいで、なんでそんなキレてんの?”と思ってました。

 

でも、今ならその怒りがわかります。

 

開業した医院の看護師としての仕事、育児、教育、家事、PTA、全部母がやってました。

 

それに対して、私も弟も、”お母さん、いつもおいしいごはんありがとう。忙しいのにごめんね”などといったのは、母の日くらいでした。

 

感謝が足りませんでした。

 

”お母さんなんだから、私達の面倒みて、ご飯つくって、掃除してくれるのは当たり前” 

 

どこかにそんな気持ちがありました。

 

父も、言葉少ない人だったので、母は不満がたまっていたんだと思います。

 

夫は、いつも、私が食事の用意をすると、”疲れているのにありがとう” とか、”おいしそうだね”と、ちゃんと言葉で感謝してくれます。

 

そして、”僕は、これをしよう、と思いつくことができないから、言ってくれたらするから”といいます。

 

掃除、食事、仕事。

 

どれも、誰かがやるのが当たり前ではない。

 

どんな仕事でも、その人が、我慢してがんばってやってくれているから、自分が助けてもらっているのです。

 

飲食店の店員さんがいるから、おいしい食事ができる。

 

農家さんがいるから、おいしいお米や野菜、果物が食べられる。

 

配達員の方がいるから、父からの荷物が届けてもらえる。

 

日々、そういった営みに感謝をしたいと思います。