いつもお読みいただきありがとうございます😊
連休、どこもいかなかったので、最終日に1人図書館にいって借りてきた本の紹介です。
著者は
和田秀樹さんという精神科医の先生で、多くの著書もあり、映画監督もされた方です。
この本を借りてきたのは、タイトルが気になったのと、思秋期、とう言葉を初めてきいて、興味が湧いたからです。
詳しくは、本を読んでいただきたいのですが、なるほどな〜と思うことも、
ん⁉️と思う部分もあり、視点を広げていただきました。
著者が言われる
「思秋期」は、女性ホルモン、男性ホルモンが低下し、反対のホルモンが増加してくる時期であるとのことでした。
女性はおじさんぽく、
男性はおばちゃんぽくなり、中性化してくるというのです。
そしてこのホルモンの低下が
女性は急激に起きるため更年期障害がおきやすいこと、男性はゆるやかなので、あまり症状がない人が多いとのことでした。
また、”これが健康によい” という
学説は、実はコロコロ変わっていることが書いてありました。
コレステロールは、以前は、厳重に管理すべきで、総コレステロールが250mg以上はすぐにさげないといけない!と言われていました。
ところが、最近では240前後では、血管の弾性を高めるとか
痩せている人よりもぽっちゃりした人のほうが元気で長生きとか、言われています。
要は
”正常値にばかりとらわれない” ということです。
人間ドックの仕事をしていると、すごく、おかしいんじゃない?と思うことがあります。
まず、血圧です。
朝おきて、絶食状態というストレス下で、面倒で嫌なドックを受けにきたら、そりゃ、高くでるでしょうが、ということです。
それなのに
その場の血圧が150を超えているから、”高血圧指導が必要” ってどうなん?と。
そもそも
血圧は、起きてから14時にかけて、上昇するものであり、緊張や、急いで歩いたりするだけで、上がります。
本にも書いてありましたが、”検査結果がすべて正常値でもヨボヨボの人はいる”ということです。
”健康に悪いといわれたから、あれもだめ、これもダメ”と我慢しすぎて不健康になってないか?
と考えることも脳の柔軟性のために大切だと思うのです。
老化は個人差が多いのですが
それには、栄養状態ももちろんですが、気の持ちよう、前頭葉の機能ということも影響あると書いてありました。
前頭葉は、思考、意欲、感情、性格、理性を司っています。
老化の個人差には、この前頭葉が枯れてくることと関連があるのでは?ということでした。
前頭葉の老化は
50歳前後からはじまるそうで、
新しいことをするとか、違う考え方を受け入れるとか、楽しいことをするとか、そういう行動をしないと枯れてくるそうです。
そして、異性を意識することも、大切で、ホルモンは若々しさに必要なのだそうです。
また、思秋期に勉強しない人は、今後、どんどん前頭葉機能も海馬の機能も低下するといわれていました。
この時期は、また読書やテレビ視聴などのインプットだけではなく、アウトプットが非常に重要だそうです。
アウトプットは私も非常に大切だと思っています。
このブログを書くために、新たに勉強したり、人に話しをきいたり、新しい経験をしたり、行動するようになりました。
そして、考えをまとめて書くことは、老化を予防することにもなると思います。
有名なピアニストの方や、学者さん、画家さんが、亡くなられた、というニュースをみるとき
かなりのご高齢であったこと、そして亡くなるまで、創作活動をされていたことを知ります。
きっと、日々、新しい発見があり、没頭できることがあったのだと思います。
素敵な生き方だと思います