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昨日まで、父と、生前母と仲良しだった母のお友達のおばちゃん(Yさん)が、家にきてくれていました。
3人で会うのは、昨年9月に、父の家の断捨離をして以来です。
私はとっても楽しみにしていました。
また、Yさんに家を初めてご案内するとあって、気合をいれて掃除をしていました。
超がつく人見知りな夫も、私が、いろんな人を家にお招きするので、だんだん慣れてきたようで、ランチと、夕食を一緒にしてくれました。
雨も、いいタイミングであがり、庭をご案内したり、いつもいく、大好きなカレー屋さんに行きました。
LINEで、父が来ることもお伝えしてお店を予約しました。
店主さんの奥様のご実家と、私の実家が隣町という偶然もあり、もしかしたら、父と、奥様のお母様が知り合いかもしれない、と思っていました。
その日、なんとわざわざ、奥様のお母様がお店まで挨拶に来てくださいました。
父とは面識はなかったのですが、他県に嫁がれて、同郷の人に会うことは嬉しいことだったということで、ご挨拶させていただきました。
また、直前に父が来ることを、何気なく伝えたのに…
親友のOさんは、当日の朝、父とYさんへの地元のお手土産を用意してくださり・・・
なんて素敵な人なんだろうと改めて思いました。
勤務先の病院にも案内したので、その時、Oさんにご無理をいって父とも初対面してもらいました。
その時思ったのです。
こうやって
生まれも、年代も全然違う人達が、出会って、笑顔で話して、それぞれ贈り物を送ったり、食事をしたりすることって奇跡だなあと。
Yさんは、息子さんが弟の同級生で、そこで母と知り合い、もう30年以上のお付き合いです。
母がなくなり私が寂しい想いをしているだろうと、手作りのお料理を今回もお持ちくださいました。
人との出会いは、奇跡で、そしてそのご縁を大切にすることで、いま、私は豊かな人生が送れていると心から感謝しました。
夫も、私と一緒になったことで、親以外の大人を知りました。
父は、母が癌で闘病しているときにも、うつ病になった夫に、心からの優しい言葉をかけ、話を聴いてくれました。
”そんなにがんばらなくて、大丈夫だよ。自分のペースでやったらいいんだよ”と夫に声をかけました。
がんばることが、すべてじゃないよ。
成果をださなくても、みんなと一緒じゃなくても、いいんだよ、と。
夫は、父には心をひらいているように見えます。
親の前では、自分の意見をほとんど言わないのですが、昨日の食事会でも、父にはどんどん自分の思っていることを話していました。
父もYさんも、じっと聴いてくれるので安心しているのです。
この4人が揃うことは、きっともうあまりないと思うと、生きていること、今できることに全力を注ぐことの大切さを思いました。
死は突然訪れます。
またいつか、ではなく、今、想いを伝え、今、したいことをしたいと思いました。