いつもお読みいただきありがとうございます😊
みなさんは腰痛ありますか?
また、ギックリ腰を経験されたことはありますか?
腰が痛くなったら、おそらく、接骨院や、整形外科へ受診されると思います。
その時、整形外科ではレントゲンをとったり診察をしてもらって
”骨には異常ないですね”と言われることもあるのではないでしょうか?
腰痛の原因として特定できるのは実は15%程度なのです。
原因が特定できる腰痛を、「特異性腰痛」といいます。
特異性腰痛の原因としては
①腰部脊柱管狭窄症
②脊椎分離症
③骨粗鬆症
④圧迫骨折
⑤椎間板ヘルニア
⑥稀にですが、癌の転移
などです。
この場合は、骨に異常があり、そしてその結果として、骨が神経を触ってしまって痛みがおきることがあります。
神経痛は、いわゆる、しびれ、ちくちくする痛み、ビリっとする、といった症状です。
この他の腰痛は実は、原因が特定できない、非特異的腰痛です。
この非特異的腰痛の要因は、筋肉や靱帯や腱が原因となり、腰痛の原因はこちらのことのほうが多いのです。
私も外来でよく、患者さんから”腰が痛いんです”と相談されます。
そういうとき、私は診察しながら、ついでに、治療もしてしまうことがあります。
腰が痛い、という場合、その周囲の筋肉が凝り固まっていることが多く、ストレッチができていないのです。
なので、診察台に寝ていただいて、股関節と、おしりの筋肉を痛みがでない範囲で動かします。
多くの方は、座りすぎで、おしりの筋肉がカチコチなので、股関節のストレッチをしてもらいます。
私が診察のときに行うときは、うつ伏せにねてもらって、片足ずつ、おしりにむかって膝をゆっくりまげて、おしりの筋肉を緩めほぐすと・・・
痛いといわれている部位は、だいたい、骨盤の上の左右どちらかの筋肉であり、骨の上ではないです。
そこを軽くおさえながら、ぐーっと太ももを曲げます。
すると ”え??先生、なんか治ったみたい!!”と喜ばれます😊
簡易的ですが整体の手法をつかって治してしまうのです。
整形外科にいっても湿布と、痛み止めがでるだけ、と言われることが多いので(そうおっしゃる患者さんの顔には強い失望がみえます)なんとかしたくて、腰痛の勉強しました。
そして、笑顔で診察室をでていかれるのをみると嬉しいです。
もちろん、筋肉を鍛え、ストレッチをしないと、すぐにもとにもどりますが、”湿布と痛み止め以外にも治す方法がある”と思っていただくことが大事なのです。
ちなみに私は腰痛は今はありません。
もともと、体幹の筋力があることもありますが、ドローインや、バックブリッジといった筋トレを定期的に行っています。
骨はもともと、ブラブラの構造物です。
それを支えているのが、筋肉と靱帯、腱なので、筋肉を鍛えておくことは姿勢の維持や歩行機能の維持につながり健康寿命につながるのです。
ぜひ、ご紹介した、ストレッチと筋トレを行ってみてください。
自分で痛みを治すことができると、整体に行くお金も時間も浮くので、おすすめです。
セルフメディケーションは、自分の身体を自分で観察し、治せるところは自分で治すという意識が大切だと思います。
※特異性腰痛がある方は、筋トレもストレッチも整形外科医の指示に従ってください