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先日、録画していた、「ウチ断捨離しました」をみていました。
2回構成で、前編、後編とあり、大作でした。
子役で活躍された女性のお話で、その方が大人になって、人生に迷走していて苦しんでおられました。
母親と2人暮らしをしていると思えないほどの物量の家になり、番組に助けを求められました。
いつもそうなのですが、物が大量にある家は”暗い”です。
カーテンが開けられないほど物が堆積し、床がみえないので、明るいところがないのです。
電気がついているはずなのに、暗い、そんな印象を受けます。
依頼者の女性は、”渡る世間は鬼ばかり”という超有名ドラマの子役を何年もされた方でした。
その後、お仕事が少なくなり、自分をみつけるために、すごく努力されて有名大学にはいられ、留学もされたのですが、”自分がみつからない”という状態でした。
その状態は、そのまま、彼女の部屋にあらわれていたようでした。
”ようでした”というのは、その回は、番組以来、はじめて、カメラなしでの撮影になったからです・・・
最初は、冷静に、親のことも考えて〜この家の問題は〜と話されていた彼女でした。
ところが”じゃあ、あなたのお部屋は?”と聞かれた途端、顔色を変え、”絶対公開できません!!”と泣き叫びました。
その時のやましたひでこさんが、すごかったです。
”じゃあ、一生ここのまでいいの!?言っとくけど、私、テレビ番組、作りに来てないから!!”と叱責されました。
本気で、彼女の闇と向き合われたのです。
やましたさんは、いつもそれくらいの覚悟で現場におられるのだ、と改めて感動しました。
結果、最初はカメラなしで、彼女の部屋の断捨離を、やましたさんと依頼者さんだけで行いました。
やましたさんの、迫力と本気に押され、彼女は思い切って断捨離を始めます。
1時間くらい経過してようやく床がみえたところで、カメラOKという許可がでたので、撮影クルーも中にはいります。
その部屋には、彼女の過去がつまっていました。
子役時代の台本、仕事をするために勉強した本、資料と大量の服。
そういった、最もみせたくない、みられたくない場所から取りかかったことで、彼女の断捨離は一気に加速しました。
自信がなさそうに、おろおろしていたのが嘘のように、もので溢れたキッチンから不要なものを取り除きます。
そして、それまで、できなかった、”人に頼る、助けを求める” ということができました。
彼女は子役時代から大人に囲まれていて、しっかりしているね〜と言われてきたのだと思います。
そして”しっかりして、自立していると、大人に褒められる、認められる”と思ってきたがゆえに、誰にも助けを求められなかった。
やましたさんに、”これは人に助けてっていうレベルだよ。頼っていいんだよ”と言われたことで、彼女は再生しました。
お母さんの溜め込みグセには、お母さんの親友さんと娘さんがきて、ビシビシと指導して片付けていきました。
すごく面白かったです。
親友さんは”いらない、絶対いらない”を連呼😂
一ヶ月の断捨離を終えたあと、彼女はスッキリした顔で、一人暮らしをする決意をしました。
この番組では、物と向き合うことで、自分自身の一番みたくないところ、見て見ぬふりをしていたところに、最もフォーカスします。
それは痛みを伴い、傷つき、苦しむことですが、それを超えた先に、新しい自分が待っているのは間違いないです。
これからも恐れず、自分のだめなところを正視していこう、そんな勇気をもらった回でした。