いつもお読みいただきありがとうございます😊

 

私は、以前から

”私が死んでも、葬儀はしなくていい。死んだら動かない肉体がそこにあるだけで、死んだあとのことは自分はわからないし。葬儀屋さんが儲かるだけだし”などと言っておりました。

 

ところが、先日、急に、ペットロスになったときのことを考えて、ある本を買いました。

 

「ペットがあなたを選んだ理由」という本です。

 

新装版 ペットがあなたを選んだ理由 https://amzn.asia/d/0DkJgnu



その本を読みながら、私は涙がとまらなくなり、メソメソどころかお風呂で号泣でした。

 

絶対に電車やカフェで読んではいけないです😅


以下に一部内容をご紹介します。


ある日、通勤途中に子猫から少し大きくなったくらいの猫が、車にひかれていたのを筆者の妙玄さんが、見つけます。

 

大都会で手足を投げ出した形で動かないその子をみて、妙玄さんは、自分でもおかしくなったのではないかと思うくらい、泣きわめきました。


通行人に助けをもとめ、自分がその猫を安置するのに必要なものをとってくるまで、待っていてくれと懇願します。

 

当時はOLだった妙玄さんは、そのダンボールにいれた猫の亡骸と一緒に会社にいくのですが、彼女の絶叫レベルの泣き方に、会社から帰宅を促されます。

 

そして、飼い犬の子と、眠りにつく時、名前をつけ荼毘に付したその猫が、もしかしたら来てくれるかもしれないから、と小さな座布団を枕元に置いておきました。

 

すると、夜中に、わんちゃんがムクっと起き、その座布団をみています。妙玄さんが起きてみると、その座布団が小さく凹んでいるのです。

 

その時、妙玄さんは、”あ、あの子が来てくれた!”と思ったそうです。

 

そして、頭の中に、”私のために泣いてくれてありがとう” という言葉が聞こえたそうです。

 

そのお話を読んで、以前に、道路で息絶えていた黒猫ちゃんのことを思い出し、号泣してしまいました。

 

早朝、歩いている時にその子を見つけて、家に帰って、現場まで走っていって、バスタオルに包んだその子を、庭の木の下に夫と埋葬し、出勤時間ぎりぎりまで泣いていました。

 

その子の死に対して、泣くことしか、祈ることしかできませんでした。

 

誰かが亡くなった、愛するペットが亡くなった。

 

そういうとき、人にできること、それは、”一緒に泣くこと、悲しむこと”だと妙玄さんが本で言われていました。

 

母が亡くなって、私は長距離運転のお見舞い、父は毎日の付き添いで、疲れ切っていました。

 

そんな私達を、参列してくださった皆さんは、みなさん一緒に泣き、肩を抱いて背中をさすってくれました。

 

そして、みんな必死でがんばったね、お母さんも、みんなも、すごくがんばったよね、お母さん、お棺の中で、とってもいい顔しているね。

 

そんな言葉をかけていただきました。

 

みなさんが、母への想いを、涙ながらに語ってくださったこと。

 

LINEで報告したとき、心から寄り添ってくださったお友達の言葉。

 

母を、そうしたたくさんの皆さんの想いとともに送り出す式が、お葬式でした。

 

そんな大切な式のことを、”死んでしまったらそれまでだから、お葬式はいい” というのは、残された人への思いやりが全くない発言でした。

 

家族が亡くなったとき、一緒に泣いて、祈りをささげてくださること、それで、遺族の心が少しでも救われることを、本を読んで知りました。

 

なんでも自分本位に考えてはいけない、そう思いました。