いつもお読みいただきありがとうございます😊
何かが直らないとき、うまくできない時、夫がいう魔法のような言葉があります。
”物の気持ちになって考えると、できるんだよ”
最初は、”この人何を言っておられるのか?”と不思議でしたが、そういいながら、夫が、物を扱うと、すっと私ができなかったことができるんです。
はまらない網戸がはまったり、変な方向にまがってしまった鳥のケージのとびらが直ったり。
最近、私もそれを実感することがありました。
ダイソンの掃除機を長年愛用しているのですが、ヘッドが突然回らなくなってしまいました。
ネットで調べて、ヘッドのホコリをとってみたのですがそれでも動かない。
これはもうだめかもしれない・・・と残念に思っていました。
そこで、まじまじと掃除機全体をみると、ゴミがたまる瓶の部分も、ヘッドの裏側も、ヘッドのローラー部分も、なんだか汚れていて、疲れてみえました。
そこで、晴れた日に外で分解して、全部洗ってみました。
古い歯ブラシをつかって、ローラー部分もゴシゴシして、天日で乾かしました。
1日で、完全に乾いて、ぴかぴかになりました。
充電して、もう一度スイッチをいれると・・・
ご機嫌な様子でローラー部分が回ってくれました😊
道具だって、綺麗にしてほしい。
特にゴミや汚れを引き受けてくれている道具たちに感謝をしないと、です。
ゴミ箱も洗おう、排水口ももっときれいにしよう!
昔の人は、物を大事に使っておられました。手入れをし、きっと物と会話して、直して、磨いて。
きっとそれは丁寧な暮らし、丁寧な日々なんだと思います。
物が多いと、意識が分散されて、集中できません。あれも、これも、手入れしなくちゃ、となってしまいます。
食器も、少なければ、1つ1つ大切に使います。茶渋がついていたら、取り除きます。
箸も手に馴染んで気に入った子がいます。
その箸は10年以上使っているので、先日先端がだめになってきましたが夫は、けずって使っています。
物の気持ちになって、考える。物の声を聴く。
素敵なことだと思いました。
いつもそばにいてくれる洋服、靴、家具たち。命を守ってくれている家。
大切に感謝しながら、手入れして使いたいと思います。
家の物を大切にすることができると、お店でも、外でも、誰かの物も同じように大切にできると思います。
そしてそれは、人との関係にも繋がっていく。
猛暑を乗り越えて、庭に咲いてくれたキンモクセイの香りを楽しみながら、ゆっくり考えました。