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まだ暑くない朝の時間

鳥が鳴いて空気がきれい

充分幸せ


先日夫が、退職を決めた話を記事にさせていただきました。

 

勤務年月が3年以上じゃないと、(夫は今の病院は2年10ヶ月なので)退職金はでないそうです。


夫は ”病院に迷惑をかけて申し訳ないと少し思っていたけど、これでふっきれた”だそうですオエー

 

以前、お互いが勤務していた、大学病院も同じでした。私は、定員内講師になった年数分の退職金がでましたが、定員外助教とか講師は、非正規職員だそうで、退職金対象になってないそうでした。

 

同じように仕事しているのに、と思いました。まあ、もういいです照れ

 

今は、私はフリーランスなので、当然ボーナスもないし退職金もないでしょうが、それでもいいのです😊

 

お金は自分が必要な分だけ、暮らしていけるだけあればいいです。

 

今回の夫の件でも思ったのですが、職場と交渉する時に大事なことは、自分がどう生きたいか、何を最も大事に思っているかを、自分が一番知っていることだと思いました。

 

その軸がないと、交渉人のペースに乗せられたり、そういうことなら…と、迷いが出て、結果後悔することもあります。


私が大学病院をやめようと思った時、何の迷いもなかったのは、それまで日々、一人で自分と向き合って、”自分の人生で何が大事なのか” ということを、とことん考えたからです。

 

それは、同時に、”何が最も嫌なのか”が分かっていたからともいえます。

 

自分の人生で大事なことは、自分ができる範囲で、丁寧な暮らしができること。

自分で考え、行動できること。

丁寧な仕事が出来ること。

仕事以外のことをする時間があり、家族と過ごす時間を大切にすること。

 

そして自分で自分を幸せにできること、でした。

 

なので、収入がそれまでの半分になっても、しがらみが全くなくて、時間があるほうがよかったです。

 

大学病院のときと違い、他に医局員はいないし、自分で全部責任をとらないといけない、誰も教えてくれない、助けてくれないという状況ですが、それは、自分で考える力をさらに増やしてくれました。

 

でも、それは、大学病院時代に、多くの患者さんをその都度、一生懸命治療して、どんなに大変でも逃げずに、”絶対に諦めん!”と戦ってきたからです。

 

そして医局という、大きな組織にいて、たくさん相談できる先生がいたから、そこで、診療の姿勢を学び、叱られ、罵倒されながらも、知識を吸収してきたからです。

 

26歳で医師となり、2年研修医をして、そこから、15年あまり大学病院にいたからこそ、今の自分がいます。

 

辛い時があっても、逃げないこと、自分の人生は自分が引き受けるという覚悟があれば、必ず、将来は自分で立つことができ自分を幸せにできる、そう思います。

 

断捨離は、その大きな助けとなりました。

 

”自分にとって不要、不適、不快はなにか”を徹底的に物を通して行ってきた過程で自分という輪郭がみえてきました。

 

迷いの中にある方も、答えは、必ず、自分の中にあります。

 

時間をとって自分と深く会話して、ときには、信頼できる友人と話して、自分の人生と命を大切にしていただきたいと思います。