いつもお読みいただきありがとうございます😊

 

5月2日の朝5時に起き、6時の電車に乗って父が1人暮らす実家に帰ってきました😊

 

年末年始は父がこちらに来ていたので、実家には1年ぶりの帰省です。

 

母が亡くなって5年近く、父は1人で生活しています。


仕事は老健の施設長をしていて週に数回出勤しており、家にいても老健から電話がかかってきます。

 

入所者さんが、お熱がでました、下痢をしています、誤嚥しました、などです。

その都度、父は嫌がることなく丁寧に電話にでて、指示を出しています。78歳になるのに、すごいなあと思います。

 

そんな父は、普段は自分で食事を作っています。


外食は月に1〜2回程度、1人でホテルランチをすることもあれば、演劇クラブ(月1回、演劇をみて劇団を応援しているそうです)のメンバーとの会食をしています。

 

普段は、生協で自分が食べたいものを注文して調理して食べていて、そのバランスの良さには毎回驚きます。


タンパク質と野菜と減塩を意識した食事をしていて、一日に1万歩以上、必ず歩きます。

 

そんな生活をしているので、とても若々しく、友達からは60代くらいにみえると言われます。

 

ただ、普段の生活で手一杯です。

 

親というのは、やはり私達の年代よりも疲れやすく、夜間は覚醒しやすく、睡眠は浅いこと、いくら運動していても筋肉は減少しているので、重労働はできません。

 

そこで今回の連休は、私は”実家の断捨離をすること、父をねぎらうこと、父と今度のことを話すこと”を目的に帰省しました。

 

予め、頑丈なダンボールを用意してもらって、自宅につくなり、断捨離開始しました。

 

まずは、ただでさえ狭いキッチンを圧迫していた、食器棚の断捨離開始です。

 

母が食器類が大好きで、5枚セットで注文し、大量に溜め込んでいて、その食器棚の中はギチギチでした。


しかも使用期限が大幅にきれていると思われる調味料、こんなにいるの?という数のタッパ、なぞのビン・・・

 

ウチ断捨離しました、でみるような、凄まじい物の量に圧倒されながらも、今日こそ、この食器棚の上の部分を空にして、棚ごとはずして、作業台を作って父が料理しやすいようにする!!と決意していました。

 

 

イラストの上の部分を全部出して、空にして、取り出した食器は寄付するためにダンボールにつめていきます。

 

ありがたかったのは、父の決断が早かったことです。”保存容器以外、全部いらないよ”とすぐに言っていました。


父は、自分の適量を知っていたのです。ただ、片付ける気力がなかっただけでした。

 

以前、母にもそこの棚が減れば、絶対に料理がしやすくなるし明るくなるよ、といったのですが”私がせっかく集めた食器を、棚を捨てろっていうの!?”と怒ってしまって全然無理でした。


断捨離の番組でも女性の物への執着がすごいことは知っていましたが、母もそうでした。

 

当時は時間もなかったので、争う時間がもったいなく、そのまま放置していました。


キッチンにお皿を置く場所がなく、IHコンロのまわりの狭いところに、なんとかものをおいて狭いところで食材を切っていたり、暗いところでポットからお茶をいれたりしていた父。

 

絶対に片付ける!と作業すること3時間。

 

ついに、食器棚は空になり、父と協力して、食器棚の上のガラス扉の部分を持ち上げて、離れまで持っていきました。腕力があるので、二人でできました。

 

そして、汚かった棚のうしろや、キッチンの壁紙をふいて、父が選んだ布をかけると・・・

 


食器棚を取り外して素敵な布を

父が選びました


素敵💕最高!この瞬間が好きで、断捨離はやめられないのです。

 

父も驚いて ”こんなに違うんだ!圧迫感ってなんのことだろうと思っていたけど、実際はずしてみたら、こんなに開放的で使いやすいんか。そして明るいところで、ポットからお茶をいれられて、豊かな気分になった。ありがとう、大変だったね”と言ってくれました。

 


父と相談して、よく使うものは棚の上に


すごく嬉しかったです。

 

父1人の暮らしなのに、食器棚1つにはいっていた食器は実に40個、タッパは20個程度ありました。

 

それを丁寧に梱包して、これまた、母がためこんでいた、古いタオルを緩衝材にしておくる用意は完了です。

 

その後、広くなったキッチンで、お友達のおばちゃんが送ってくれた北海道のアスパラを二人で肉巻きにして、焼いて、お腹ペコペコだねえ!!と笑いながら、充実した気分で食べました。

 

とても、とても楽しかったですし、私はやっぱりこういうことが好きなんだと実感できました。

 

なんの迷いもなく、断捨離することを選び、成果を喜んでくれた父。


これから安全に、ストレスなく暮らせるようにと、願いながら、翌朝も早くおきて掃除と断捨離をしました。

 

断捨離は、空間と人間らしい生活の回復につながると今回、実家の断捨離して思いました。

 

一泊二日の強行弾丸断捨離でしたが、とてもすがすがしい気持ちになりました。


帰る前に拝んだ、母の遺影は微笑んでいるようにみえました。

 

親を大事にする、親孝行するということは、いろんな形があります。


会いにいくだけでも、電話で話す、話を聴いてあげる、健康管理をする、そして私のように住まいを整えて、安全に親が暮らせるようにする、なんでもいいと思います。

 

限りある生命です。時間は命そのものです。その命の入れ物は、家です。

 

親を大事にするように、自分もどうぞ大事にして、その自分が暮らしている住まいも大事になさって欲しいです。