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大切なお友達がくれた

スイートピー💕

大好きな自分の部屋に

その友達のような優しい香

 

断捨離の本や番組、やましたひでこさんの講演や、トレーナーさんのお話を聞いていつも思うのは、断捨離は物との関係から、人へ、そして生活、人生へ広がっていく、ということです。

 

私は以前暮らしていたマンションから当地へ引っ越すときに、断捨離を初めて知り、実行しました。



 

それは、大学病院時代に、体調が悪化し、仕事もハードすぎ、義実家からの無理難題に心が燃え尽きて休んだときに手にした1冊の本でした。

 

最初は、ただただ、この閉塞感いっぱいの空間をなんとかしたい!そう思ったからでした。

 

本に書いてあったように、まずは物を全部だして俯瞰して、その状態を感じました。

 

”無駄なものばかり買っている” ”いらないものもいつか使うと取っている” ”ストレスのせいで、大量のブランドバックや靴を買っている” ”服も多すぎる” ”それをしまうために収納を増やしすぎた” ”なんてくだらない、馬鹿なんだろう”と。

 

最初の頃は、”だめな自分、愚かな自分” に向き合うことが辛くて泣きながら一人断捨離していました。いらないものの山の中で、その物たちに、責められているようでした。

 

でも1つ1ついらないものから開始して、それから、今度は自分の好きなものだけ、ふさわしいと思うものだけ残すという段階になりました。

 

ところがその時、はたと気がついたのです。

 

”自分が好きなものって何?” と。

 

それまでの自分は、親、友達、職場、医局の人、夫、そういった人たちの期待にそうように自分を作ってきていたので、自分が好きなこと、ものも見失っていたのでした。

 

それから1つずつ何年もかけて、断捨離を実行して、今の自分がいます。

 

✿本当に好きな時間のため、フリーランスとなって、医局をはなれ、自分で仕事を調整しました。勤務日、給料を自分で交渉し、問題のある病院体制を指摘し、戦ってきました。

 

✿本当に好きな人との時間を大事にするため、親友という顔をして、いままで私を利用してきていた友達を断捨離しました。

 



✿自分を必要以上によくみせたいという想いを断捨離し、自然体で仕事をするようになってイライラしなくなり、ストレスはなくなり、夫婦関係も改善しました。

 

そして今、家は自分が好きなものだけになり、物が少ないので、管理が楽で、掃除に時間がかけられるようになりました。するとまた家が好きになります。

 

好きな人、大事な人とだけお付き合いしたいと思っていたら、夢をもっていきいきと毎日を送っている、OさんやMさんに会えました。

大切な本当の友達ができて、”人間って本当に素敵だな” と心から信頼できる仲間ができました。

 

あのまま医局にいて、利害関係がひしめく職場にいたら、私は人のことが本当に嫌いになっていたと思います。実際、大学病院をやめたときは医者もやめようと思うくらい人間嫌いになっていました。

 

断捨離で、最初に行うことは、不要なもの、いらないこと、人を、断つ勇気をもつことです。

 

”これは私にはいらない、必要ない” と言えるためには、まず”自分が何が好きか、何を大事にしているか” を知る必要があると思います。

 

断捨離は、物と自分との問いかけからはじまりこうして自分の大事な人生にまで影響があると、実感しています。

 

断捨離はなんでもかんでも捨てるのではなく、少ないものがよいとする、ミニマリストとも違います。

 

自分の好き、大切、心地よいを見つける大切な人生の過程そのものなのだと思います。